サザエさん症候群
さざえさんしょうこうぐん
日曜日の夕方に始まるテレビ番組『サザエさん』を見て、明日が月曜日で出勤・通学しなければならないと考えてしまい憂鬱になる症状の俗称。『ブルーマンデー症候群』の別名でもある。
概要
日曜日の夕方や夜に、「次の日(月曜日)にはまた通勤・通学しなくてはならない」ことを考え、気持ちが憂鬱になる状態のこと。英語では「Blue Monday(憂鬱な月曜日)」といい、世界的にはこちらがスタンダードである。
連休が終わるときや夏休み、冬休みなどの長期休みが終わりに近づくと切なくなるのも同じ症状といえる。
日本では『サザエさん』がいわゆる長寿アニメで知名度が高く、ちょうど放送されている時間帯(日曜日の夕方)※にこのような症状が出やすいことから俗称化した。
あくまでサザエさんの放送の歴史が長いからこそこう呼ばれるだけで、人によっては他の番組かもしれない(下記を参照)。
サザエロス
インターネットの発達によるコンテンツの多様化や、他局の番組の隆盛も影響してか、2014年を境に『サザエさん』の視聴率自体も20%を切り、ここ最近(2020年現在)では一桁をマークするほどに落ち込むなど、もはや日曜日の夕方を象徴する番組ではなくなりつつある。さらに世代が進めば、「サザエさん症候群」という単語自体に違和感を覚える人がより多くなってくると考えられる。
企業や職業によっては年中無休で交代制による業務を行い、代わりに平日が休みとなる場合もあるため、必ずしも社会人全員が「日曜日の夕方に憂鬱になる」わけではない。(例として、コンビニエンスストアのようなインフラに近い施設の職員や、警察官、警備員、看護師のような緊急性の高い仕事が入る職業など)
なおフジテレビ系列の放送局がない4県のうち、青森と山口は土曜放送のため、近隣県の電波が来ないうえにCATVに入っていない人の場合、言葉としてはわかっていても状況としては馴染みがない。
サザエさん以外で日曜日の終わりを告げる・告げた人気番組
※記事があるもののみ