「副編集長の鎌田です」
演:入江雅人
概要
『仮面ライダーディケイド』第6・7・8・9話に登場。
門矢士 / 仮面ライダーディケイドらが訪れた「龍騎の世界」と「ブレイドの世界」に現れる。
見た目はさえない中年男性。
活躍
「龍騎の世界」に存在する週刊誌「ATASHIジャーナル」副編集長を務める。
同誌編集長の桃井が殺害され、容疑者として逮捕された光夏海のライダー裁判に、仮面ライダーアビスに変身して参加する。
しかし実は彼こそが桃井殺しの真犯人であり、桃井に正体をかぎつけられそうになった為、たまたま彼女のところを訪れていた夏海に罪をなすりつけたのだった。
門矢士によってその真相を暴かれると過去の自分を吸収してアビスに変身、ディケイドと辰巳シンジが変身した龍騎の2人と対決。そして戦いに敗れた後、鎌田の体からはなんと緑色の血が流れた。
そう、彼の正体は「ブレイドの世界」から鳴滝と共に「龍騎の世界」に潜入していた怪人パラドキサアンデッドだったのである。
そのまま鳴滝とともにオーロラカーテンをくぐって逃亡。
結果として、仮面ライダーアビスとしては倒されたものの、鎌田本人は倒せなかった。
次に士たちが訪れた「ブレイドの世界」では、アンデッドを封印することを業務とする巨大企業BOARDの理事長を務める。
BOARDの社長・四条ハジメは、数に限りのあるアンデッドを封印し続ければ、いずれアンデッドはいなくなり、会社の存在意義がなくなることを恐れていた。鎌田はそんなハジメと共謀し、人工アンデッドを開発、アンデッドが支配する世界を作ろうとしていた。
研究は成功し、人工アンデッド・ジョーカーを生み出したものの、士と「ブレイドの世界」の仮面ライダーブレイド / 剣立カズマの前に敗れ去った。
余談
- 演じた入江雅人氏は、ほとんどの変身者が若手俳優の平成ライダーシリーズでは異例の『おっさんライダー』(2009年の放映当時45歳)として話題を呼んだが、実は2007年公開の『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』で仮面ライダーガオウに変身した渡辺裕之氏は、それを上回る公開当時51歳の最年長ライダーであった。ちなみにその記録も、2013年公開の『劇場版 仮面ライダーウィザード インマジックランド』で仮面ライダーソーサラーに変身した陣内孝則氏(当時54歳)によって塗り替えられたのだが、それを「仮面ライダードライブ」で仮面ライダー純に変身した、片岡鶴太郎氏(当時60歳)によってまた塗り替えられた。
- 『ディケイド』第6話では鎌田自身が「かまだ」と名乗っていたが、第7話にて士などが「かまた」と発言していた。『仮面ライダーディケイド超全集 上巻』pp.62-63では「かまた」とルビが振られており、「かまた」で読みが確定したが、『仮面ライダー図鑑』では「かまだ」と表記された(2022.7.18閲覧)。
- 名前の由来はカマキリの「鎌」より。
- 「龍騎の世界」では原典の鏡像の城戸真司(もう一人の自分を取り込む描写が共通)、「ブレイドの世界」では天王路博史(BOARDの理事長という点が共通)に相当すると思われる。
- 殺人犯のライダーバトル参加者という意味では浅倉威(実際に王蛇の枠は空白である)、ライダーを利用して世界の覇権を握ろうとするという目的はスパイダーアンデッドとも共通している。
- 上記の鎌田が過去の自分を吸収した時に士『過去と未来の鎌田が一つに……!?』が言い放ったが、ファンからはよくネタにされる事も。その士を演じた井上氏はその事について若干不思議がるように言及している。
関連項目
仮面ライダーディケイド 仮面ライダーアビス 龍騎の世界 パラドキサアンデッド ブレイドの世界 辰巳シンジ
パラドックス・ロイミュード…過去と未来の自分同士で融合した怪人。「ライダーにも変身した」「『Paradox』の名を冠する怪人」という点でも共通している。