カメレオン怪人(仮面ライダーEVE)
かめれおんかいじん
概要
小説『仮面ライダーEVE』に登場する13体のショッカーの残党怪人の1人であるカメレオン型改造人間。一人称は「ワイ」。
他人に自在に変身能力や、保護色を使って姿を消す能力を持っており、他人に成り済ましたり姿を消すことで相手を暗殺したり隠密行動を得意としている。
また、長い舌を使って相手の首を絞め窒息させたり、縛り上げたりすることも可能である。
元々は、ショッカーの秘密基地の1つであった勝良病院に潜伏し、病人の秘密を知った人間を襲撃していたが、ガイボーグの電撃攻撃を受け敗北。そのまま基地の奥深くに身を隠していたが、勝良病院の院長にして基地の責任者であるウマ怪人の死によって引き起こされた基地の爆発に巻き込まれた時に純に助けられ、その事に恩義を感じて改心。
以降、ショッカーからは完全に足を洗い、彼らの仲間として共に行動をするようになった。
性格はいわゆる三枚目で、お調子者にして剽軽なムードメーカー的存在。
恭子とは色々あってあまり仲は良くなかったが、昌とはすぐに打ち解けて彼の子分的存在になった。
さらに、ジェイドとネコ怪人との子供のサナギを、何故か、自分が産んだ子供と明後日の方向に勘違いして大事に育てようとするなど、なんだかんだ言ってもよい人。ちなみに大阪弁で喋る。
何の悩みもなさそうだが、実はショッカーに在籍していた頃、命じられるがままに様々な人物に成り済ましているうちに、某怪盗の如く自分の本当の顔を忘れてしまったという哀しい過去を背負っている。その為、自分の本当の顔を思い出すことを切実に願っている。
ショッカー残党軍との最終決戦の最中、瀕死の重傷を負うが、その死の間際に遂に自分の本当の顔(009の007ことグレート・ブリテンにそっくりな素顔)を遂に取り戻し、昌に見守られながら、静かに息を引き取った…。