「アタシも見てみたくなったよ、楽園」
「本当にあるんだろうね?」
プロフィール
種族 | グーラ人 |
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性別 | 女 |
身長 | 145cm前後 |
好きなジャンル | 魚、織物 |
好きなアイテム | クリームオレンジパラータ、スペルビアベアの木彫り |
概要
CV:大和田仁美
グーラ出身のドライバー。相方ブレイドはビャッコ。
サバサバした性格で人間不信なところがあるが、感情豊かで正義感の強い少女。
もとはグーラのとある街の領主の娘で、幼い頃は屋敷で父と姉の三人で過ごしていたという。二人に先立たれてからは何らかの経緯で謎の組織「イーラ」に加入している。
古代船調査依頼の際にレックスと出会う。
最初は子供っぽいと馬鹿にし言い合いが絶えなかったが、話すうちに徐々に打ち解けていく。
レックスがシンに殺された時は強い怒りを表すなど、レックスに対して強く肩入れするようになり、その後生き返ったレックスを助ける為事実上イーラを裏切ってレックス側に付く事になった。
戦闘面では回復アーツが豊富でそれらエーテル力を使ったアーツを得意とする。
序盤では唯一敵をブレイクさせるアーツを持つため、ドライバーコンボを始めるには欠かせない大事なメンバーである。高いエーテル力を生かせるエーテルランチャー等を持たせれば自身の火力も申し分ない。ただ基本打たれ弱いので敵の攻撃に晒されないようにヘイト管理や位置取りに注意が必要、素早さは高くなる為回避を盛ってみるのも良いかも。ハンマーは最悪の相性になっている。
過去
父親はグーラではそれなりに名の知れた領主であり、娘であるニアも一人前の女性になるためということでやたらと勉強させられていた。勉強は嫌いだったが、父と姉の三人で過ごした日々が一番楽しかったという。
姉は身体が弱かったためニアが付きっきりで看病しており、父はそんな長女を治すために人を集めて研究に没頭するようになった。ここから先の想い出は、ニアにとって「幸せじゃない」ものになっていく。
父は研究のために借金を重ねた結果、領主の地位を追われ屋敷での生活を失った。身体の弱い姉が貧しい暮らしに耐えられるわけがなく、根無し草になって間もなく命を落としてしまう。後を追うように父もすぐに亡くなった。
その後、父の忘れ形見であるビャッコと同調。ある事情から法王庁に追われる身となり、逃亡の日々を過ごす。
ネタバレ
※以下はニアに関する重大なネタバレを含みます!
その正体
「アタシはもう縛られない
過去にも シンにも
ブレイドである自分にも!」
ホムラを失ったレックスが天の聖杯第三の剣を手に入れるべく訪れたエルピス霊洞の最奥部にて、剣を守るアデルの幻影たちに襲われる一同。その戦いの中で徐々に押される仲間たちを目にし、ニアはついに真の姿を解き放つ。
彼女もまたブレイド、より正確には人間の身体の一部を取り込んだ「マンイーター」と呼ばれる、ドライバーがいなくても自律活動できる特殊なブレイドであった。
外見上はレックスと同じくらいだった身長が伸び、特徴的だった耳は更に大きくなった、髪もかなり伸びている。
また、巫女を思わせる服装となり、ドライバー時とは一転して露出が大きく増える。
プロフィール(ブレイド時)
実は領主の次女などではなく、領主かその娘(姉と呼ぶ人物)に同調したブレイドである(作中でハッキリ言及されているわけではなくムービーの描写で察するしかない)。
領主の娘はとても病弱で、領主は民から徴収した金を使ってまで娘の病を治そうとしていたが一向に回復しなかった。
領主は娘を失った空虚を埋めるためか、娘の一部をブレイドに組み込み娘のように扱うことにした。そのブレイドがニアである。少なくともこの時点でニアのドライバーは領主ということになる(姉がドライバーならニアはコアクリスタルに戻っているため)。
しかしその領主も間もなく死去し、取り残されたニアは孤独の中で領主のコアクリスタルを発見。同調した結果ビャッコが誕生した。
その後、忌諱の者「人喰い」としてアーケディアの僧兵から逃亡する日々の果てに捕まり、法王庁に送られそうになったところをシンに連れ出された。
それからレックスと邂逅するまではイーラを「居場所」として活動するようになる。
当初は逃亡生活のトラウマによって自身の正体を誰にも明かすことが出来なかったが、ヴァンダムやファン・レ・ノルンなど自身の力で助けられたかもしれない命の死を目の当たりにして行く内に後悔が募っていき、エルピス霊洞での戦いでついに仲間の前でその力を解き放つに至る。そして、「自由でいい」と教えてくれたレックスに感謝と「大好きだよ」という想いを伝え、自身の武器であるシミターを託し彼のブレイドとして生きる道を選ぶ。
レックスからも「大好きだ」と言われるが、それは「みんなと同じように」という意味であり、ニアもそれでいいと答えている。
なおこのシーンではじめて彼女がブレイドであると明かされるが、ヴァンダム殺害シーンで力の行使を躊躇うニアにカメラが寄る、スペルビアでの温泉シーンで胸にコアクリスタルがあるのをヒカリに見られる、ブレイドニアが瀕死のネフェル皇帝を治癒するシーンがある、また、もともと彼女が属していたイーラの面々が全員ブレイドやそれに準ずる存在であることからも類推できるといったように、伏線は随所で張られていた。
以降はニアを今まで通りドライバーとして動かすか、もしくはレックスの専用ブレイドとして動かすか自由に選べる。
水属性の回復特化ブレイドで、キズナMaxでの自動回復スキルや、オートアタックやレベル2以上の必殺技での回復効果、防御無視のアーツ、最高クラスのエーテル防御、高めのガード率、HP補正によって圧倒的な回復力とバランスのとれた攻防性能を持ち合わせる強力な戦力となり、多くのピンチを救ってくれるだろう、またアシストコアスロットが3つある為更に強化もしやすい。
ラストバトル付近のイベントではホムラとの合体技「ネクサスフォース」も解禁され、火力にますます磨きがかかるだろう。そしてこの合体技は与ダメージの50%分パーティ全体を回復させることもでき、回復面でも強力。
これはラスボスを倒すのにも有効な要素となっている。
ただしアーツスピードが遅いため敵に邪魔されたり、緊急回復が不得意だったりする、また高い回復力とそれなりの火力を持ちながらヘイトを下げるアーツやスキルを所持して居ないためヘイトが飛びやすい、スキルによって多少は持ちこたえられるがヘイト管理には注意が必要。
ブレイドニアを採用するポイントはレックスに回復役を兼任させるかどうかということになるだろう。ドライバーニアと比較すると、ブレイドニアは回復出力が高く常時全体回復が可能で回復力に優れるが火力と耐久は標準的。一方、ドライバーニアは回復力ではブレイドニアに一歩及ばないが全体回復とブレイクの両立やブレイド次第で火力や防御など器用な立ち回りができる。
ドライバーはレックス固定だが全体的に扱いやすいブレイドであり、ブレイドにするかドライバーにするかは各々の判断次第で構わないだろう。
またブレイドで戦っている時は経験値は得られるがスキルポイントが得られないためドライバーニアの育成が遅れてしまう(これはドライバーニアを採用した際のブレイドニアにも言えることだが)、2周目は裏絆リングが追加され大量のスキルポイントが必要になるため特に注意が必要である、逆にブレイドニアは傭兵団派遣が可能になる為2周目からは育成が楽になる。なお最初から仲間にしたほとんどのブレイドが最初から使える2周目でも再びブレイド化するまでストーリーを進めないとブレイドニアは使えないので注意。
ちなみにブレイドのニアは忍耐力のフィールドスキルを持っているが、レベルを上げる条件は「ホムラかヒカリと一緒に戦う」というもの。これはいったいどういう意味なのだろうか?
DLCで追加された水着をドライバーニアに着せるとコアクリスタルがしっかり見えている、このためか一周目ではストーリーを進めないと水着を着れない。
エンディング
エンディングでは分裂して復活したホムラとヒカリと共に行くようレックスの背中を押している。そのままエンディングは終了しているがそれは帰る場所のない彼女がまた居場所を失ってしまう事になると危惧した人もいた。
しかし、ゲームをクリアするとタイトル画面がレックスたちのその後の姿を写した物になり(公式で明言されている)、一周目クリアではレックスがホムラとヒカリの間にたち三人で世界樹を見上げている。
二周目クリアすると最初は一周目と同じだが放置しているとそこになんとニアがやってくる。しかもパターンは3つあり、ひとつはレックスに向かって勢いよく突っ込んで来てホムラとヒカリと手を繋ぎ、レックスがあっけにとられながら3人を見つめている。2つ目はレックスとホムラが差し伸べた手をとり四人一緒に手をつないでならび世界樹を見上げている、3つ目は2つ目と同じに見えるが一瞬こちら(?)を向き笑顔を見せる。
これにより彼女にも帰る場所と居場所があると明言された事になる。
ゼノブレイド3
アグヌスの女王として登場。
『2』のエンディングで楽園へとたどり着くが、かつて世界樹の遥か上に位置する第1軌道ステーション・ラダマンティスにてクラウスから語られたもう1つの世界という存在により大役を担う。
互いを知覚しえない相反する性質を持った『1』と『2』の世界が、今度は互いを求めあうように一つに戻ろうとし、さらに1つになると2つの世界が消滅することを知る。
光を通じてもう1つの世界のケヴェス女王メリア・エンシェントと連絡を取り、これの回避策を模索。
トラの技術力を借り、2つの世界の消滅を避けられる超巨大装置「オリジン」を両国で1つずつ作り上げることに成功。
そして世界が重なるその時にオリジンを起動するが、未来と消滅を恐れる意志により生まれた「ゼット」により世界そのものが止まってしまう。
さらにオリジンの権限たる2つの鍵のうち1つを持つメリアが囚われたことで、オリジンはゼットの所有物となり、ゼットやメビウスが他の命を餌に永遠に生き続け、ゼットが定める理により世界が動くこともなく、ゼットそのものたるアイオニオンという世界が生まれてしまう。
そんなゼットに対抗すべく、オリジンの欠片とマンイーターのコアクリスタルを反応させることで、ウロボロス・ストーンを作った張本人で、主人公たちを導いた。
主人公たちと出会う前は、自身の力がゼットに通用しないことから、メビウスらが知覚できない場所に砦を設け、ゼットを倒せる存在が現れるその日まで眠りにつくことを決意し、エヌにそれを告げる。
これは、自身の持つオリジンの鍵がゼットやメビウスの手に渡らないようにするための防護手段でもあった。
眠りについた後は、メビウスがニアを模した機械仕掛けの人形をアグヌスの女王とし、自分たちの命を永遠のものとするため、人形を通しケヴェスへの攻撃をアグヌスに命じる。
女王としてのキャラ作りの一環か上品な喋り方をしているが、人がいない時やとっさの場合に元の口調が出てしまう。元の口調はメリアも知っている模様。
初登場時にメビウスの追手に人間で言うところの心臓を貫かれてしまうが、元々彼女はブレイドであるので真の急所は胸のコアクリスタルであること、また2で語られるように彼女は無二のヒーラーであることから普通に生還して目を覚ましている。
長きにわたる眠りから目覚めた最初の一言は「あの野郎、思いっきりぶっ刺しやがって…」。期待を裏切らない。
普段はブレイドの時としての巫女服に似た衣装を身に纏っているが、誰もいないときには普段着を身に纏っている。「ん~、久しぶりに着てみたけどまだまだいけるじゃん、アタシ。」
エンディングシーンでは、ホムラとヒカリとそれぞれにレックスとの子供を抱きしめながら椅子に座り、かつて世界樹を上りクラウスと出会った仲間たちとの写真が出て、「これから帰るよ」と述べていた。『2』ラストで大きいな姿に戻ったじっちゃんも映っている。
アイオニオン誕生から1000年以上が経過しているが、ニアはマンイーター完成形のため不老不死であり、容姿も以前から変わっていない。
同じマンイーターのシンも、かつては500年も同じ姿で生き続けていた。
『2』本編ではミノチが「失敗作の自分はブレイドとしての永遠の命を失った」としているので、マンイーターの成功作は永遠の寿命を持ちながらドライバー不在でも生き続けることができるのだろう。
トラが作り上げた人工ブレイドのハナにも寿命がなく、エンディングでニアが眠っていた砦で登場していた。
ノアたちが、ゼットの潜むオリジンへの辿り着き方を聞いた際にニアが返答できなかったのだが、再度ノアが訪れた際には詳細な返答をしていた。
ノアたちが一度離れた後、ハナに入れ知恵をしてもらったのではないかという推測も。
また、一週目クリア後、ヒーローとしての回想イベントで、本作のヒロインのミオのオリジナルが彼女の娘であることを強く暗示している。
モルクナ大森林でのイベントではかつてのアルストやクラウスらの人間の業、ゴンドウとの会話では『2』のヴァンダム(スザクの元ドライバー)の偉大さに関する話も聞ける。
ニアをヒーローメンバーに加えている間に流れるバトルBGMは、「Drifting Soul」のアレンジ曲。
これは、『2』でエルピス霊洞にて無数の幻影と交戦する中でレックスたちを守るためにマンイーターの力を公に初めて見せた際に流れた曲であり、それを意識しているのだろう。
「スマブラSP」
スピリットとMiiファイターの衣装という形で登場。階級はエース級でスロットは2。スキルはビャッコの属性にちなみ水属性の攻撃力を上げるもの。ネタバレ防止の為か、ブレイドニアに超化(進化)させる事はできない。
レックスはホムラ&ヒカリ参戦と共にマスタードライバーに超化できる様になり、同じネタバレキャラであるプネウマが収録される中でも追加はされ無かった。
Miiファイターの帽子(髪型)はどのタイプでも使用可能だが、服だけは「かくとう」タイプじゃないと着れないので注意。
余談
- フィールドでは放置すると周りのハエ(?)を手で叩き潰していたり、何も無い空間でキャットファイトし出すなど、落ち着きがない。
- 普段はツッコミ役だが戦闘時は、ややはちゃけて妙なダンスをしたり、ニャニャニャニャー!と言ったりニャーーーー!!と叫んだりする。
- イーラの中では新入り。主に雑用をしていたようだ。
- 料理が苦手。ニアのイエスマンであるビャッコですら心底マズいと言わしめるレベル。
- ニアを操作キャラにしビャッコを先頭ブレイドにするとビャッコの背中に乗り駆け回れる。
- 寒いところが苦手らしくルクスリア到着時はホムラに抱きついて暖を取っている。
- ホムラ&ヒカリ、KOS-MOSに続いてブレイド姿がフィギュア化される。
関連イラスト
ドライバー時
ブレイド時
関連タグ
エメラダ・カーリム:ゼノギアスの登場人物。「パーティーのロリ枠」「『娘』として人工的に作られた存在」「終盤で成長した姿を見せる」など共通点がある。
マルグレーテ・ファティマ:同じくゼノギアスの登場人物。「登場間もなく敵幹部から尋問を受ける」「眼帯を付けた脳筋とよく絡む」「無意識に成長を止めているため幼い容姿」など共通点がある。
M.O.M.O.:ゼノサーガシリーズの登場人物。科学者の「父」により娘を模して造られたアンドロイド。同じく「姉」に当たる存在も登場している。父とも姉とも血縁関係ではないニアとよく似ている。
クラウド・ストライフ:FF7の主人公。「人体実験により他者の細胞を移植される」「屋敷に幽閉され逃げ出すも敵勢力に追われて殺されかける」「別の誰かと己を重ね本当の自分を偽っていた」など、『姉』の臓器を移植され、『娘』として屋敷で過ごすことを強要され、解放された後にアーケディア軍に追われたニアと共通点が多い。ちなみに声優はシンと同一。
ミオ(ゼノブレイド3):ゼノブレイド3に登場するもう一人の主人公。ブレイドニアを想起させる服装、ツインリングを使う猫耳少女、顔立ちも成長したニアを思わせるなど関連性が囁かれている。