概要
基本的に、各作品のリンクとゼルダは異なる素性を持つ別人であり、外見も性格も関係性も異なるため色々なバリエーションがある。ただし、一緒に協力して魔王と戦う姫と勇者であるという関係なのは一貫しており、服装や外見も似ている。
ゼルダの伝説シリーズの中でも人気のあるカップリングだが、それぞれの作品ごとに別人で性格も関係性も変わるため、好みが分かれやすい組み合わせでもある。
どの作品でもこの二人がいいという人もいれば、一部の作品での二人がいいという人もいる。
上述のように名前が同じで外見も似ていても、各作品ごとに別人同士の別物とも言える特殊なカップリングであるので、どの作品の二人なのか分かるように作品タグを併用したり明記するのが望ましい。
ただし、古代に魔王から呪いをかけられたことにより、女神の血を引く者と勇者の魂を持つ者は繰り返し邪悪な魔王と戦う宿命をかせられているため、それぞれ別人ではあるが、時代を越えて繰り返し共に戦う運命共同体的な二人だとも言える。
各作品
※内容にはネタバレが含まれます。
- ふしぎのぼうし・4つの剣+・スカイウォードソードでは幼馴染の関係にある。
最後にキスシーンがある。直前に顔だけ幕に隠されるため詳細を見ることはできないが、顔の向きと動きやわざわざ隠す演出から口にしていると思われる。
大地の章と時空の章を両方クリアをした後に見ることができる真のエンディングで、ゼルダがリンクの頬にキスをしてリンクが照れてゼルダが恥ずかしがるという場面がある。
ガノンドロフ戦でカギづめロープをゼルダ姫に向かって使うとハートを奪って回復できる小ネタがある。
同じ学校に通っている幼なじみの関係であり、歴代シリーズの中で最も公式カップリング色が強い作品と言っていいほど、かなり仲が良い。
寝坊するリンクをいつもゼルダが起こしに行く、二人だけで会う約束をする、密着してからかう、至近距離に顔を近づける、応援して優勝したリンクの元にゼルダが飛び込みお姫様抱っこで受け止める、二人きりの儀式でいい感じになりデートをする、手作りの品を渡して喜ぶ、再会したゼルダをリンクが抱きとめる、笑顔で手をつなぎ歩く、などなど。
あまりの仲の良さに嫉妬した同級生から「いつもいつもゼルダに構われてチャラチャライチャラと毎日毎日みせつけやがって」「僕ゼルダちゃんと仲良しです幼なじみのお似合いカップルですって自慢か?」と言われたりする。
ゼルダがリンクに好意がある事は周りからもほぼ公認状態で、使命を果たすため長い眠りにつく際には、本当はただの女の子としてずっとリンクと一緒にいたかったのだと告白している。
リンクの方も今作はかなり表情が豊かで、ゼルダと一緒に平和に過ごしている時は終始笑顔、ゼルダがいなくなってからは常に必死で探し回り、彼女を思い出したり、再会するととても嬉しそうにし、全力で助け出す事を約束し、全力で守ろうとするなど、台詞がなくともゼルダがとても大切な存在だという事が分かる。
最後も恐らくその後は二人で一緒に生きていったのだろう事がうかがえる。
ゼルダ姫がリンクのサポートとして終始一緒に冒険を続ける。
ダンジョン攻略でもリンクとゼルダ姫(の入ったファントム)両方を操作しなければならないので、文字通りずっと一緒。
まったくの赤の他人同士からスタートし、序盤こそ巻き込まれたリンクがお転婆なゼルダ姫に振り回される描写も多かったが、ストーリーが進むほどに絆が深っていく。
ラスボス撃破直後のムービーでは隣に立ち、二人で手をつなぐシーンがある。
リンクがゼルダに抱き着かれて赤面するシーンもある。
また、ラスボス戦前のゼルダ姫とのやり取りでエンディング後のムービーに少々変化があるが、どれを選んでも二人の交流が続いていることがうかがい知れる。
姫とお付きの近衛騎士という主従関係にあり、常に二人で行動し、色々な場所へ一緒に行っていた。
リンクが各地を巡りながらゼルダとの記憶を取り戻す事がメインストーリーの一つとなっており、一緒に調査をしたり、悩みを聞いたり、ゼルダを命がけで守るリンクや、リンクの腕で泣くゼルダ、リンクを想う事で覚醒するゼルダなど、様々な思い出を見ることができる。全ての思い出を取り戻すと二人の後日談のムービーも追加される。
また、作中でゼルダが近衛の騎士に想いを寄せるようになっていたと歌われている。ゼルダの日記を見ると、最初はコンプレックスから快く思っていなかったリンクが自分と同じように悩みを抱えていた事を知り、もっと話をして想いを聞きたいと思うようになった事が綴られている。
ゼルダとの記憶をすべて取り戻したリンクの手記にも「一刻も早くゼルダ姫を救い出して彼女の笑顔をもう一度この目で見たい」と書かれており、二人の内面心理に関しては歴代作品の中で最も描写されていると言える。
また、ゼルダとの記憶を一つも取り戻していない状態でテバから「何のために戦うのか?」と問われた場合には「ゼルダを救うため」という選択肢は出てこないため、リンクは単にハイラル王から頼まれたからではなく、記憶を思い出した上で自分の意思でゼルダを救いたいと思っていることが分かる。
衣装は二人とも伝統の緑の衣とピンクのドレスからロイヤルブルーの服へと一新されたため、ペアルックのようになった。
続編のPVでは、エンディングから引き続き二人で冒険をしている様子がうかがえる。
- スマブラシリーズ
リンクは初代から、ゼルダはDXから毎回出演している。
デザインは準拠した作品によって異なる。二人の設定等を準拠した作品に寄せている人も居れば、元作品とは別人と捉えている人も居る。
Xでは二人ともトワイライトプリンセスデザインに変更されたが、ゼルダは時のオカリナの様にシークへ変身できるようにされた。風のタクトを元にしたトゥーンリンクも参戦し、その後の作品でも引き続き同じデザインで出ている。
forでは二人とも引き続きトワイライトプリンセスデザインだが、シークがゼルダとは別のキャラクターという扱いに変更になった。
SPでは、リンクがブレスオブザワイルドのデザイン、ゼルダは神々のトライフォースのデザインと、それぞれ別々の作品からのデザインになった。シークはブレスオブザワイルドの忍びスーツをベースにしたオリジナルの衣装になった。
スマブラXの一人用ストーリーモードである亜空の使者では、最初にピーチを助けるかゼルダを助けるか選ぶことで二者択一のムービーを見ることができ、マリオとピーチ、リンクとゼルダがそれぞれ対になる形で、どちらを助けるかによってムービーが変わる。
そしてゼルダを助けた場合、途中でゼルダが主人公チームにやられたと勘違いしたリンクが激怒して凄まじい早さで走ってきて切りつけるというムービーを見ることができる。
SPの選択画面のムービーのアイコンは、リンクとゼルダが一緒に映画館でポップコーンを食べながらムービーを見ているものになっていたりする。
その他
ダークリンクとゼルダのカップリングではダーゼル表記が使われることもある。
スマブラシリーズなど外伝作品でクロスオーバーする機会も増えた影響から、違う作品同士の二人の作品なども増えている模様。