「いつもながら、よくこんな奇抜な物を考えつくな。」
概要
歌星賢吾が作成した、フォーゼをサポートする掌サイズの小型ロボット。
デザイン・命名は城島ユウキ。
普段は名前通りファーストフードに擬態しているが、特定のアストロスイッチをセットする事で変形・起動する(このため、コズミックステイツ変身の際にはスイッチが取り外されて停止する)。
それぞれ意志を持っているのか、劇中ではフードロイド同士で戯れたりホルワンコフが如月弦太朗を慰めたりするシーンが見られた。
強い磁力で壊れてしまうらしい。
玩具には「(名称)は食べ物ではありません!」の注意文が記載されている。
カムフラージュには向いていないように思えるが、第26話では立食パーティーの食事に潜ませておいた事があった。
メタ的に言えば、現実世界で玩具として販売する都合上、色んな理由で敢えてリアルに見えないように描写しているだけで、設定上は食品サンプル並に美味しそうに見えるのかもしれない。
また、生物がモチーフだと言う説もある。尚、旧ソ連が宇宙開発に貢献した歴史からなのか、ロシア語のような名前になっているのも特徴。
一覧
バガミール
カメラスイッチで起動するハンバーガー型フードロイド。
偵察や情報収集が任務で、パトロールも行っている。得た情報はホログラフで投影も可能。
アストロスイッチカバンやラビットハッチの通信設備とも連動するので、文字通りの自律カメラとして活躍する。
ロストヒーローズ2では初期装備として登場。
名前の由来は恐らく「バーガー」+「見る」。加えてロシア語でカマキリを意味する「богомол(バガモール)」にも引っ掛けていると思われる。
劇場版第1作では美咲撫子が自分の細胞から大型サイズの「メガバガミール」を作成した。
ポテチョキン
(下の方)
シザーススイッチで起動するフライドポテト型フードロイド。
チョッキングピンチでロープや金属などの切断や攻撃を行う。目の形状などからヤドカリもモチーフと思われる。
名前の由来は「ポテト」+「チョキン」または「ポチョムキン」(ロシア人の姓。)
フラシェキー
フラッシュスイッチで起動するシェイク型フードロイド。
「フラッシュアイルズ」による発光で敵の眼を眩ませる。
生物モチーフはペンギン(クチバシも確認できる)で、名前にロシア系の姓に付く「〇〇スキー」が入っている。
ホルワンコフ
スコップスイッチで起動するホットドッグ型フードロイド。
ロイドモードはいわゆるブルドーザー(というよりバケットローダー)型で、前部に付いたバケット「ホレットドーザー」によって高速で深い場所まで地面に穴を掘る事が出来る。NSマグフォンもこの能力で掘り当てている。
名前もそのまんま掘る+わんこ。接尾語が〜コフとロシア系のネーミングになっているのが特徴。
犬モチーフであるのも、上記の逸話に加えてホットドッグに掛けた洒落だろう。
ちなみに、ロストヒーローズ2ではなぜかフォーゼの最強装備という扱いである。
ソフトーニャ
フリーズスイッチで起動するソフトクリーム型フードロイド。
回転翼の「ストリーミングファン」を使って飛行し、風速200メートルの冷気を発して敵の動きを妨害する。
名前の由来はトーニャ・ハーディングから。動物モチーフは不明だが、猫説が強い。
ナゲジャロイカ
ジャイロスイッチで起動するチキンナゲット型フードロイド。
容器に当たる本体に4つのナゲット型偵察機「ツナゲット」を搭載している。
本体はホバー飛行によるフードロイドの輸送の他(名前にジャロ=ジャイロが入っている理由がこれ)、「ツナゲット」から得られたデータの蓄積などを行う役目を持つ。
ツナゲットはそれぞれ「ナゲロパ」(ピンク色の真顔)、「ナゲイオ」(緑色の泣き顔)、「ナゲメデ」(黄色の笑顔)、「ナゲスト」(赤い怒り顔)という愛称がある(木星の衛星ガニメデ、イオ、ガニメデ、カリストが由来)。
ナゲロパはヴァルゴ・ゾディアーツに破壊されてしまうが、その時のコズミックエナジーの痕跡から正体を特定することに成功する。
生物モチーフはそのまんまイカ。またロシア語の指小辞である「~ка」(例としてはチェブラーシカ、マトリョーシカなど)を想起させるネーミングになっている。