概要
アストロスイッチを動力源とし、食べ物を模した擬態形態を持つ小型メカ「フードロイド」の1つ。単独で箱入りナゲット型、ジャイロスイッチとの併用でドロイド型、更に母艦型に変形する。
ツナゲットと呼ばれる4つのサブユニットを搭載しており、本体が外箱でサブユニットが中身のチキンナゲットを模している特殊なフードロイドである。
初登場は第27話だが本格登場は第28話。つづりは「Nugge gyro ika」。
ツナゲット
ナゲジャロイカが搭載している4つのナゲット型サブユニット。
デッキに収納されており、起動すると簡易型AIに基づきそれぞれが独自の判断で活動、敵の追跡や撹乱を行う。下側に組み込まれたプロペラによって飛行する。電車のように一直線に繋がり集団行動する事もある。
同一形状だがカメラ(目)がそれぞれ異なる色と形をしており、ユウキによって木星の衛星をもじった名前が付けられた。
第41話でナゲロパがヴァルゴ・ゾディアーツによって破壊されてしまい、以降再製造された様子もない。
モード
フードモード
全高 | 全長 | 全幅 | 重量 |
---|---|---|---|
75mm | 135mm | 105mm | 226g |
箱入りナゲットに擬態した形態。
ツナゲットは勿論、ナゲジャロイカの目なども内部に格納した状態。元々本体は外箱なため見た目は完全にコンテナであり、食べ物に擬態している印象はない。
ロイドモード
全高 | 全長 | 全幅 | 重量 | 最高速度 |
---|---|---|---|---|
95mm | 185mm | 105mm | 290g | 約0.6km/h |
上蓋「クラティックケース」を開け、ナゲット収納箇所の後ろにあるスイッチソケットに「ジャイロスイッチ」をセットする事で変形するドロイド形態。
目の視覚センサー「マスターウォッチャー」は無数の赤外線を放射し、周囲に存在する障害物や生物の動きを高精度な識別データとして捉える。前に突き出た二本の突起は「ジャイロリフター」というコンプレッサー式高性能リフトアームで、間に置いた対象物を圧縮空気によって固定、適切に管理する。
ツナゲットを収納している仕切り状デッキ「ランチコンパートメント」内には「シンクロブース」という無線データ通信ユニットが内蔵されており、ツナゲットが取得したデータは一旦ナゲジャロイカ本体によって統合され、ラビットハッチまたはアストロスイッチカバンに送られる。ツナゲットへのエネルギー供給や活動データの蓄積、指揮なども行う。
キャリーモード
全高 | 全長 | 全幅 |
---|---|---|
80mm | 330mm | 105mm |
運搬トレー「キャリアバスケット」を後方に展開した空母状態。
空気圧を変えることで荷重を吸着する機能があり、乗せたフードロイドやアストロスイッチを安定して運搬する。各フードロイドが嵌る窪みも造詣されている。
因みにこのバスケットは上蓋の「クラティックケース」の裏側に当たり、ロイドモードでは本体の下に格納されている。
製品化
「フードロイドシリーズ06 ナゲジャロイカ」が2012年3月24日発売。
ジャイロスイッチ付属。
余談
- 名前は恐らく「ナゲット」+「ジャイロ」+「イカ」+「トロイカ」。「トロイカ = Тро́йка」は3を意味する名詞で、3モード変形が由来と思われる。なお数詞としての3は「три」である。
- 「ツナゲット」はマグロを使ったナゲットを指す言葉であるが、こちらは「繋げる」+「ナゲット」を合わせた名称だろう。
- 当初はイカではなくカエルモチーフだったのだが、「現代日本において食品モチーフアイテムにカエルは相応しくない」としてイカになったらしい。ツナゲットもオタマジャクシがモチーフで、尻尾はその名残とのこと。時代の変化である。
関連タグ
フィッシュマックディッパー:マグロで作った方の「ツナゲット」。こちらを想起した人もいた模様。