「アンデッドとの戦いに必要なのは何だ? それは『心』だ。烏丸所長から預かってきた言葉を言うぞ。“たくましくあれ。そして怯む事なかれ。絶望の後には必ず希望が来る”」
「風は色々なモノを運んでくる。欲望、企み、戸惑い――恐れ」
「だろうね。君にはどんな者にも負けないという自信がある。何故なら、君自身の存在が 『最後の切札』だからね。それで今、どういう気持ちだね?君はカテゴリー2を使い、徐々に人間に同化していっている。案外気持ちの良いもんだろ、人間の世界って」
演・相澤一成
概要
スート・クラブのカテゴリーKに属する、タランチュラの祖である不死生物タランチュラアンデッドの人間態。
戦闘能力は極めて高く、人間態の状態でカリスのパンチを受け止め、放出した糸で拘束したことも。
風を操る能力を持ち、それを戦闘に役立てるほか、風によって遠くで起きている出来事を察知したり、人の記憶の一部を取り除いたり、読み取った人間の心の声を風に乗せて他人に聞かせたりという能力を持つ。この能力で内面を読み取ったのかまでは不明だが劇中で最初に相川始の正体を言及した人物でもある。
種の保存の本能による闘争心が生まれつき薄いのか、平和を愛し傷つけあうことを好まない優しい性格であり、アンデッドには珍しい非戦派。
現代に目覚めてからは戦いを避けるためチベットに住んでいたが研究に訪れた烏丸啓に出会い戦いを終わらせるため協力者となる。
研究成果の一つであるラウズアブゾーバーの完成によりそれを届けて剣崎に協力するために日本に訪れる。次々と出会す強敵と戦いは何のためなのかという考えに葛藤していた剣崎にアドバイスを与え改めて立ち上がることを促しラウズアブゾーバーを渡した。
そんな中、スパイダーアンデッドによって精神を蝕まれ、暴走しつつあった上城睦月を救うためナチュラルを白井虎太郎に託し、自ら倒されレンゲルに封印された。
しかし、スパイダーアンデッドの力が強力だったため、完全には抑えることができなかった。
後に、同じく彼を救おうと封印されることを選んだ光の力を借りて両者を引き離し完全に封印させることに成功した。
余談
演じる相澤一成は超光戦士シャンゼリオンにて速水克彦/ザ・ブレイダーとしてデビューしている。
主演の萩野崇が仮面ライダー龍騎にて浅倉威/仮面ライダー王蛇として出演しているなど、間接的に仮面ライダーと縁がある。
関連タグ
仮面ライダー剣 アンデッド(仮面ライダー剣) 上級アンデッド