さあ、力比べだ!! 極致のその先を――見せてみろ!!
プロフィール
真名 | 李書文 |
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クラス | アサシン |
性別 | 男性 |
身長 | 166cm |
体重 | 60kg |
属性 | 中立・悪・人 |
イメージカラー | 橙 |
特技 | とくになし |
好きなもの | 鍛錬、試合、家族 |
嫌いなもの | 写真、タタリ |
天敵 | ヴラド三世 |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | ワダアルコ |
CV | 安井邦彦 |
概要
『Fate/EXTRA』に登場するアサシンのサーヴァント。
マスターはユリウス・ベルキスク・ハーウェイ。どうにもユリウスが召喚したのではなく、別の誰かが召喚し、ハーウェイの元へ連れてきたようであるが、そのあたりの詳しい経緯ははっきりしていない。
原作者、奈須きのこのお気に入りキャラクター。
ファンからの愛称は「アサシン先生」や「(李)書文先生」。公式もこの呼称を使ったことがある。
人物
正義や悪といった見せかけの概念にこだわらず、理に適うかどうかで判断を下し、道理に合わない殺人はしない合理主義者。
拳法家というより殺し屋としての側面が強く、味方にあっては戦術的意見を述べたり、得意の圏境を使って偵察を行ったりと、拳法で培った能力を直接的な戦闘以外にも活用している。
善く学び、善く戦い、善く殺した己の人生には一片の後悔も無く、召喚されてからは純粋に戦いを楽しんでいる。
真名
真名は李書文。李氏八極拳の創始者であり、「二の打ち要らず」「神槍」などの二つ名で恐れられた中国拳法史上屈指の使い手。多くの八極拳使いが登場しているTYPE-MOON作品では最強の実力者。
李書文が亡くなったのは1934年(昭和9年)であり、近代の英霊の一人である。
"神槍"の異名が示すとおり、本来のクラスはランサーで、この場合は老人の姿で召喚されるのだが、マスターであるユリウスとの相性から若い時分の姿でアサシンクラスとして召喚された。
殺し屋と武人という違いから、人格的な相性はあまり良くないが、能力的には噛み合っているとされる。得意の槍が使えないというハンデこそ負っているが、体術のみで三騎士クラスと互角以上に渡り合える圧倒的な強さを誇る。
そのためファンからは「歴代最強のアサシン」と評価する声が多い。
余談であるが、『アーネンエルベの一日』で毒を飲んだ言峰綺礼が、「八極拳士の最後はこうでなくては」と言って倒れたのは、開祖の書文が毒殺されたという逸話に由来している。
能力
最大の特徴は「圏境」と呼ばれる技。これは本来、“気”を巡らせることで周囲の状況を把握するものだが、彼はこれを極限まで高めているため、完全な体術によって気を支配下に置き、世界と「一体化」することで存在を消滅させるという離れ技を使うことができる。この状態の書文を外部から認識することは一切できず、結界や魔術、その他の探知手段も全く通じない。
その上、彼の拳にはサーヴァントを即死させるほどの力がある。直撃を避けても当たりさえすれば魔術回路をズタズタにされて立っていることすらできなくなり、マスターからの魔力供給も絶たれて立ちどころに消滅してしまう。
この圏境も彼にとってはあくまで拳法の一環であり、真っ向からのバトルでも最強クラスの実力を持つ。本人に言わせれば、八極拳とは六合大槍の扱いを学ぶための前段階に過ぎないというのだから、ランサーとして召喚された場合の実力は相当なものと推測される。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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ユリウス | B | C | A | E | E | なし |
保有スキル
気配遮断(-) | アサシンのクラススキルだが、彼の気配遮断は「圏境」という自前の技術に由来する点で、他のサーヴァントとは異なる。 |
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中国武術(A+++) | 中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかを示す。修得の難易度は最高レベルで、他のスキルと違い、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。A+++ともなれば達人中の達人である。 |
圏境(A) | “気”を操り、周囲の状況を感知する技。極限まで高めれば、天地と合一し、その姿を自然に透けこませる事すら可能となる。 |
戦闘スキル
周天、気を収める | 次の手のダメージ上昇 |
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周天、気を高める | ATTACKの攻撃力上昇 |
周天、気を満たす | 耐久上昇 |
猛虎硬爬山 | バーサーカー時に使用。本来は宝具。詳細は下記参照。 |
暗拳暗器 | バーサーカー時に使用。 |
宝具
无二打(にのうちいらず)
- ランク:なし
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大補足:1人
「我が八極に『无二打(にのうちいらず)』!!ふん、はぁっ!七孔噴血……撒き死ねい!!」
李書文の剛打は、牽制やフェイントの為に放ったはずの一撃ですら敵の命を奪うに足るものであった。
「李書文に二の打ち要らず(神槍无二打)」。无二打は、そんな彼の称号が力夕チになったものである。
解説では、“達人の絶招が生み出す破壊力”+“周囲を自身の気で満たし、完全な自分のテリトリーを作ることで相手の気を呑み、極端な緊張状態となったところに衝撃を加えてショック死を引き起こす”とのこと。
西洋魔術的には「自分の魔力を撃ちこんで相手の魔術回路を乱しダメージを与える」という解釈になる。
詳細は該当記事を参照。
猛虎硬爬山(もうここうはざん)
- ランク:なし
- 種別:対門宝具
- レンジ:1
- 最大補捉:1人
李書文が最も得意としたという絶招(奥義)。
バーサーカー化して復活した際に使用する。
ゲームの仕様上、宝具は一つしか表示されないため、こちらはスキル(技)として扱われている。
利き腕より把子拳、寸勁、頂肘を瞬時に繰り出す高速三連撃。
魂の領域にまで染み込んだ肉体の動きは、李書文が狂化状態にあっても心技体の完全な合一のもとで放たれる。
種別における「門」とは、中国武術において「防御」を意味する言葉。八極拳とは本来、相手の防御を打ち破ることで一撃必倒を為す武術である。
「把子拳」は、指を握り込まない八極拳特有の拳で、貫通力に優れた“穿つ拳”。「寸勁」は全身の筋の連動を一点集中させ、密着状態で放たれる発勁。頂寸は肘打ちのことだが、八極拳では発勁を伴うことで威力を上げ、内臓や骨の破壊を可能にする大技としての側面を持つ。
これらを急所に一寸の狂いもなく打ち込めば、間違いなく相手は死ぬ。文字通りの必殺技である。
外部出演
『Fate/EXTELLA』
ネロ・クラウディウス陣営の一人として参戦。クラスはアサシンで、宝具は「无二打」。敵として登場する場合は圏境による奇襲を仕掛ける。
『Fate/EXTELLA-LINK』
ネロ陣営を離れ、独自に行動する。天声同化されたわけではないが、一度だけ本人と交戦する。
アサシンクラスの新キャラクターがなく、今作でも唯一のアサシンのサーヴァントとして参戦。
『Fate/Grandorder』
関連人物
Fate/EXTRA
契約したマスター。
ビジネスライクながらもいいコンビ関係を築いており、消滅する際もいい戦いをさせてくれたことに感謝していた。
その他
青年期の肉体&ランサークラスで召喚された場合の彼。
老年期の肉体&ランサークラスで召喚された場合の彼。
青年期の肉体&バーサーカークラスで召喚された場合の彼。
老年期の肉体&アサシンクラスで召喚された場合の彼。
謎の少女
『EXTELLA』のサブストーリーのEDにて出会った、刀を携えた少女。
おそらくクラスはセイバーだと思われるが、詳細は全くの不明。
関連イラスト
関連タグ
アサシン(Fate) バーサーカー(Fate) サーヴァント