ニダンギル
にだんぎる
基礎データ
※ノーガード:お互いのわざが必ず命中するようになる。
他言語版の名称
英語 | Doublade |
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イタリア語 | Doublade |
スペイン語 | Doublade |
フランス語 | Dimoclès |
ドイツ語 | Duokles |
概要
ポケモンXYから新登場となるポケモンの1匹。ヒトツキが進化した姿で、剣が2本になった。また目と手のような部分も青から紫色になっている。2本の鞘は一体化しており、バトル中のグラフィックでは左側の鞘に入っている剣がこれを持つ役のようだ。
2本になった剣は独立した思考を持っているが、お互いにテレパシーで会話をすることができる。そのため、相手に複雑な連続攻撃を仕掛けることができるという。
ちなみにこのポケモンもやはり海外先行公開で、今回はfacebook上だった。日本語名が発表される前は「フタツキ」などと予想されていた。
進化前のヒトツキとは、どちらもポケモン史上初となる形式で発表されたという関係もある。
ゲームでの特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
59 | 110 | 150 | 46 | 49 | 35 |
ステータスは進化前と相変わらずの物理特化で、「ぼうぎょ」「こうげき」が高くなる。進化後のギルガルドと比べると、「こうげき」が高く「とくぼう」「すばやさ」が低い点以外はほぼ同じ。ギルガルドは第八世代で「ぼうぎょ」の種族値が下がったがニダンギルは据え置きなため、「HP」の差もほぼないことから同条件なら物理耐久はこちらの方が高い。
このままでも充分対戦で通用するレベルのステータスは有しており、しんかのきせきを持たせることでかなりの耐久力が得られるほか、「すばやさ」がギルガルドより低い事から「ジャイロボール」との相性も良い。というかシンプルな耐えて殴るスタイルのポケモンとして見れば必要なものはしっかり揃っておりそこらの最終形態にも引け劣らない。加えてギルガルドの特性バトルスイッチが少々扱いにくい事もあり、あえて進化させない人もいるんだとか。
技面ではかくとうタイプの技「せいなるつるぎ」や「インファイト」を覚える事ができる。
これは今まで聖剣士しか覚えなかったレアなわざで、タイプ一致ではないがゴーストタイプとの相性補完がばっちり。
先の4匹はツノを「剣」に見立てて攻撃しているわけだが、ニダンギルは技名通り剣で切りつけているので、ある意味ニダンギルこそこの技がもっとも似合うポケモンなのかもしれない。
「ちいさくなる」等で回避率を上げた相手にも確実に当てられるというメリットが目的で使用されていたこの技だが、ニダンギルの場合は特性ノーガードがあるためやや噛み合わないのが気になるところ。一応「そらをとぶ」や「ゴーストダイブ」を使っている最中のポケモンを直接叩けるがその程度の利点しかない。
そもそも、ニダンギルはノーガードを活かせるわざ自体覚えられない。今作で強化された「れんぞくぎり」をノーミスで積める程度である。高い物理耐久を持ちながら、一撃必殺が必中してしまうデメリットと天秤に掛けると、やや分が悪い。ヒトツキ系列はフレンドサファリに出ないため、隠れ特性は未解禁(というより、進化後の特性がフォルムチェンジに関わる特性のため、そもそも隠れ特性自体が存在しない)。「ハサミギロチン」とまではいかなくても「アイアンテール」を覚えられてもいいような気がするのだが…