乙女のドリーム
おとめのどりーむ
解説
理屈や合理性等を通り越して何歳になろうが女性を惹きつけて止まない説明不能な要素。
敢えて言うなら「考えず、感じなさい」的なモノ。
『洋菓子』だったり、
『ヘルシーで消化が良さそうで作り手の愛情を感じてSNS映えする料理』だったり、
『ウエディングドレス』だったり、
『アクセサリー』だったり、
『お姫様』だったり、
『魔法少女』だったり、
『アイドル』だったり、
『ナース』だったり、
『ピアニスト』だったり、
『歴女』だったり、
『健康美』だったり、
『マスコットキャラ』だったり、
『小動物』だったり、
『占い』だったり、
『素材』だったり、
『ショートストーリー』だったり、
『雰囲気』だったり、
『色合い』だったり、
『芳香』だったり、
『バスタイム』だったり、
『ハンドメイド』だったり、
『スクーター』だったり、
『嵐が過ぎ去った後にまとめられる本当は怖い都市伝説』だったり、
『治安が良さそうで物語がありそうな(お伽話に出てきそうな)建物や場所』だったり、
『現実ではまず建設が不可能な、夢の中だけに出そうな広大な異世界』だったり、
※画像は不思議の国のアリス
『水洗便所のように綺麗な心』だったり、
『ショタ』だったり、
『イケメン』だったり、
『BL』だったりする。
「なるほどわからん」と思った人は、上記の一例の投稿イラストを見て、それぞれの夢に触れてみてはいかがだろう。
総じて言えるのは…
乙女100人いれば100通りの夢がある。
さて時代の変遷と価値観の多様化に伴い、こちらは男のロマンとは逆に、かつての男らしさにまで、その守備範囲が広くなってしまう傾向がある。
例えば少年漫画だが、昔は少年ジャンプは男子の読み物という印象が強かったが、最近では女性でも愛読されるのが当たり前となり、女性の漫画家も数多く採用されている。
ついでに「男のロマン」とは逆に、乙女のドリームは最近になって生まれた言葉で、過去から現代に向けて、世代、年代、生まれた場所、生育環境により夢も多様化している。
乙女のドリームとは結局なんなのか?
乙女の夢、解りやすく言えば「かわいい」・「カッコイイ」・「美しい」が大半を占めていることがわかるだろう。
「抽象的」または「現実的であり形容詞がものすごく多い」といった男のロマンとは違った特徴も持つ。
「物理的動作?そんなもん知るか!妄想や会話で想いを伝えたもの勝ちよ」「男のロマンほどせわしく動かなくていいけど人間として最低限の筋肉や喧嘩や戦争や起こったって既成事実は必要よね」「大きなお城でお姫様のような生活がしたい、でも大金をはたいてホテルやレストランやテーマパークを乱立するのはそんなにいいものだろうか、昭和の質素な生活だっていいな…(ジレンマ)」「夢は見たい、でも実在しない石油王よりは実在する田舎の友達のほうが…」「華道や琴やバレエといった習い事は乙女のドリームというよりも周りに舐められないためにと無理矢理やらされるトラウマ要素(時代によってコンテンツも変わる)」「高望みしなくてもスラム街だけはねーわ(少年漫画やお化け屋敷はリアル女から見た異世界なのであり)」といった共感で構成された複雑な事情が絡んでいる。
結局のところ、綺麗な画風とイケメン以外の特徴は見出せない。
ユニセックスな要素(例:百合、おねショタ、日常系、男女逆でも通じる内容)が乙女のドリームに含まれるか男のロマンに含まれるかは意見が分かれている。