演:平田裕香
「理央様の愛のために生き、理央様の愛のために戦うラブウォリアー……臨獣カメレオン拳使いのメレ!!」
「お待ち下さい理央様。こんな小娘、理央様の手を煩わすこともありませんわ!!」
概要
臨獣殿の女性幹部で臨獣カメレオン拳の使い手。
若い女性の姿だが、元は一度死んでいる身のリンリンシー(本作における一種のゾンビ)であり、臨気により生前の姿に擬態しているに過ぎない。
激臨の大乱時代は髪が長く、後ろ髪を結んでいた。
カメレオンらしく、周囲の風景に擬態したり舌を伸ばして攻撃できる。
幻獣拳使いとなった際は新たに幻獣フェニックス拳を会得し、こちらでは炎を操れるようになった。
また、変身前の武器としては柄から鞭を伸ばすことの出来る葉のような扇子を持っている。
「自分より格下とは戦わない」主義で、ゲキレンジャーを「カクシターズ」と呼ぶ。また、自身に立ち向かったゲキイエローこと宇崎ランに対し「何笑ってんのよ!格下のくせに…」と叫んだことも。
リンビーストはカメレオン型のリンカメレオンだがあまり見せていない。
ちなみに扇子を持っているが、こちらは武器としては使用せず、もっぱらサイが武器である。
死してずっと孤独に苛まれていた自分を蘇らせてくれた理央に深い愛情を抱き、部下やゲキレンジャー達には冷たい態度で接するが、理央の前では可愛い乙女になる。
また忠誠心も並大抵のものではなく、スネーク拳のブラコが、死者に命を与えるリンギ『真毒』を餌にちらつかせ「生き返りたければ理央を裏切って自分につけ」と誘った時も、それを拒絶してブラコを倒し、生者に戻るチャンスを自ら放棄して『真毒』を理央に捧げたほど。
基本的に理央以外の者には冷淡だが、なんだかんだで面倒見も良いらしく、恋に悩むマガを叱咤激励したり、約束通り賄賂を持ってきた落ちこぼれリンシーに無限烈波で力を与えている。
拳法家としての誇りを持ち武道にストイックな面もあり、ブラコに敗れた際にはブラコの臨技である大蛇砲に似た性質を持つゲキバズーカをゲキレンジャーを挑発して何度も受けることで、返しの技を修行して見事会得した。またロンの唆しに乗って操獣刀を奪うために人質を取った際には、理央のためとはいえ自らの主義に反する卑怯な手を使ってしまった自分自身への激しい怒りで怒臨気を発現している。
終盤でようやく理央と心が通じ合い、ゲキレンジャーと和解したのも束の間、ロンが正体を現した無間龍に噛み砕かれ、理央の腕の中で消滅した。
客演
ゴーオンジャーVSゲキレンジャーでは、復活したロンを倒すために「日没を過ぎれば永遠に地獄を彷徨う」という禁呪に手を染めながらも理央と共に復活する。ゴーオンジャー、ゲキレンジャーとともに並んでの名乗りにも参加した。
海賊戦隊ゴーカイジャーではレジェンド大戦に参戦、レンジャーキーも存在するなど、かつては敵側の幹部でありながらスーパー戦隊の一員と認められている存在である。そのため、事実上戦隊シリーズ初の女性グリーンと位置付けられている。
スーパー戦隊ヴィランズに参戦、復活…2099年4月1日上映予定?
勿論これはエイプリルフールのフェイクだが、2018年6月に公開されるVシネクスト「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」に参戦することが正式に発表された。
同じくカメレオンモチーフであるグリーンヒロイン・ハミィとの絡みもある。自身の最期に納得しているうえに、彼女にとって戦う動機であった理央もいなかったためか、他の再生された面々よりか乗り気ではない様子だった。
また、烏丸舟/シャイダーに言い寄られる場面があったが、当然ながら本人は理央一筋だったため困惑していた。
余談
『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱[下之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』(グライドメディア・P264)によれば、チャイナドレスの際どい部分にもハトメの穴があるが、肌色の部分は布が張られていて地肌ではない(篠原保談)。
関連イラスト
関連タグ
カメレオングリーン:10年後に登場した後輩。初期レギュラー初のグリーンヒロインで、先輩を意識したかのようなカメレオンモチーフと忍者という設定あり。ちなみにメレの中の人もカメレオンに愛着があると言って、こういう投稿してました。そして上述の通り共演している。
シボレナ:首領に愛情深く敵には冷酷な女性幹部繋がり。