カラナクシ
からなくし
基礎データ
概要
ウミウシのような姿をしたポケモン。
名前の由来は殻がない軟体動物だからカラナクシだと思われる。
強く押すと謎の紫色の汁(緊張による脂汗という説がある)を出すらしい。その設定のモチーフはアメフラシで、カラナクシは自力で「あまごい」を覚える。
基本的には磯に生息しているが、初登場の第4世代では淡水域、ポケダンでは湿った岩場などの海辺ではない場所にも生息している。
体色がピンク色の方をにしのうみ(西の海)、青色の方をひがしのうみ(東の海)という。
西と東でも姿が違うが鳴き声や能力に差はない。進化後より特徴的ではないがぐちょっとした音が一瞬混ざる。
姿の違いは水温や餌の違いで決まるという説があり、プランクトンを中心に摂食する冷たい海に住む個体がひがしのうみ、暖かい海の個体がにしのうみになるらしく、綺麗な海に住む個体ほど色が綺麗になるようだ。
また、シンオウ地方では2種類発見されているという図鑑解説から実はもっと多くの姿が存在する可能性が示唆されている。
再生能力も高く、細胞に秘密があると見た研究者が研究の対象にしているらしい。
ちなみにカラナクシ自体はDPからの登場だが、背中が東の姿そっくりな西の姿の個体がRSで採用されかけたことがあったらしい。
「ひがしのうみ」のモチーフはアオウミウシなのだろうが、「にしのうみ」の元ネタは不明。
シンオウ地方ではテンガン山を挟んで東西で異なる姿が出現していた(「にしのうみ」「ひがしのうみ」の名前もそこ由来)が、以降の作品ではバージョンごとに異なる姿が出現するようになっている。
例えばORASではORで「にしのうみ」、ASで「ひがしのうみ」が出現する。
なお、孵化で手に入れた際は預けた♀(メタモンと預けた場合はメタモンでない方)の姿を引き継ぐ。
だが、ポケモン剣盾では通常プレイではひがしのうみしか出現しない。これはトリトドンも同様。
9世代のポケモンSVの図鑑において、「にしのうみが昔より増えつつある」「ひがしのうみが減りつつある」という説明がなされた。
シェルダーとは近縁種にあたる。
番外作品
『ポケモンGO』
2019年4月30日の昼12時半頃、進化形共々突如として出現した。
西の姿・東の姿どちらも出現し、事前に特に予告はされていなかったためサプライズ追加と思われた。
ところが、出現したのも束の間13時頃にはこれまた突如として姿を消した。この間僅か30分。
ニアバイに姿を見せて急いで向かったものの消えていたという報告が多数挙がった。
ユーザーの間では誤実装だったのではないかと言われている。
ゆえにこの時に手に入れられた人はごく僅かで、持っている人は物凄くラッキーだと言える。
その後、5月18日に進化形と共に正式実装されたが、西の海と東の海の姿が両方出現していたのは早朝だけで、日本では西の海の姿のカラナクシが突然姿を消してしまった。
日本を含む東半球(イギリスの本初子午線を境に東側)では東の海の姿のみ出現し、西の海の姿のカラナクシは西半球限定で出現する仕様に切り替わったと思われ、両方の姿を揃えるには現地まで向かうか、交換する必要が出てきてしまった(なお、本初子午線が引かれているイギリス国内では国内を移動すれば両方揃えることができると思われる)。
このように実装に至るまでは数回の誤実装があり、これによりプレイヤーの間で西と東の両方の姿を揃えられた者とそうでない者の差異が生じてしまうこととなり、開発側の杜撰な管理に批判が集中することとなった。
基本的に日本の入手は不可能だが、国内でにしのうみ個体をゲットできるイベントを用意することもある。
しかし年に1回あるかないかの頻度なので運良くイベントに立ち会えたらラッキーと考えるのが無難。