恐怖を捨てろ
前を見ろ
進め
決して立ち止まるな
退けば老いるぞ
臆せば死ぬぞ!
叫べ!!我が名は...
一護『斬月』!!!
巻頭ポエム
錆びつけば 二度と突き立てられず
掴み損なえば 我が身を裂く
そう 誇りとは
刃に似ている(8巻)
私が 世界には危険が満ちていると信じ
その危険からお前を護りたいと願うのは
私の中にその危険と同質の
衝動があるからに ほかならない(61巻)
概要
物語中にたびたび姿が変わっており、
鞘がないため刀身に白い布が巻き付いて鞘の代わりをしている。
死神代行消失篇以降はやや刺々しい姿。鞘が復活したため普通に収納する形に。
以下、主に最初の姿について述べる。
詳細
常時解放型の斬魄刀。
この姿は、斬魄刀における始解の状態であり、斬魄刀の通常の姿としては異例なことに、鞘も鍔も存在せず、初見の印象では出刃包丁のような外見をしている。
それ以上に一見すると特徴と言えるような特徴はないが、巨大な刀身であるがゆえに盾のように相手の攻撃を防ぎ、一撃一撃が大きいという刀としては攻守に優れた性能を持つ。
外見で言えば直接攻撃型だが、能力的には下記のように遠隔攻撃能力を持つことから、鬼道型に分類されると思われる。
能力
「持ち主の霊力を喰らい、斬撃そのものを巨大化して飛ばす」力。
通常、直接攻撃型の斬魄刀は、武器そのものが日本刀から武器の形状自体が変わり、蛇腹剣や槍・三節棍のように別の武器として使用するため、このように霊力を遠隔攻撃に変換できる能力を持つ斬月は、鬼道型の斬魄刀に分類されると思われる。
特徴的なのは、始解の状態で放つ場合は白い閃光、卍解の状態で放つ場合は黒い閃光になること。
朽木白哉との決戦で一護の口から、この力は「月牙天衝」という技であると明かされた。
余談だが、アニメ版のこのシーンではイントネーションが他のシーンと若干違う。
「↑げつ が てん しょう(レド シ ドー ドー)」と「げ」の部分を上げて言っているがこの1回きりで、後すべて「げつ↑がっ てんしょー(レミ ファ・シ ラー)」となっていて「が」の部分を上げて発音している
卍解「天鎖斬月」
能力だけでなく形状も巨大化することが多い斬魄刀の中では珍しく、元の解放状態よりも小さくなる。
刀の形状そのものが通常の斬魄刀である日本刀の様な形になり、死覇装も変化する。
一護曰く「変化した死覇装も卍解の一部」であり、たとえ死覇装が破損しても一護の霊圧が回復すれば元に戻る。
内面の姿
CV:菅生隆之
具象化の際には渋い男性の姿で現れる。一護からは「斬月のおっさん」と呼ばれている。
自身の住居である一護の精神世界内に雨が降る(=一護が悲しむ)ことを嫌い、一護に試練を課して成長を導く。
卍解すると容姿が変わる。
白一護
CV:森田成一(一護と同じ)
虚の仮面自体は一護が死神の力に目覚めたときから出現しており、これが一護の出生の秘密にかかわる伏線になっていた。
ネタバレ注意
敵ではない
味方でもない
だが言葉にも心にも嘘はない
お前に名乗った名以外は
一護が「斬月のおっさん」と呼んでいた姿は、実は斬月などではなく千年前のユーハバッハと同じ姿をした滅却師の力であることが判明する。
藍染惣右介の一味が生み出した人造虚の試作品であるホワイトが、一護の母である真咲を襲い彼女に手傷を負わせたことで、彼女には虚の魂が混ざっていた。
一護はその虚の力を受け継ぎ、本来持っていた死神の力と溶け合ったものこそが本来の斬月であり、滅却師の力である「斬月のおっさん」はその力を押さえ込み斬月のふりをしていた。
つまりは虚の力を持つ白一護こそが、本物の斬月だったのである。
「斬月」は一護の死神の力を押さえ込んでいた理由について「お前を危険から、戦いから遠ざけたいと願うことのどこに疑問がある?」と語っている。また、死神となれば一護は否応無しに戦いに巻き込まれ、「私自身の手でお前を殺さねばならなくなる」とも述べている。
その後、一護が死神としての道を選び、成長していく姿を見守ることができたことに満足し、真の斬月を託して身を引いた。
一護は白一護のことも、身を引いて姿を消した「斬月のおっさん」のどちらも、「斬月」であると考えている。
因みに、始解斬月の形状はユーハバッハの刀とよく似ていたりする。
滅却師との戦争の最中、霊王宮にて斬月から真相を聞き出した一護は「本当の斬月」を手にする。
関連タグ
ユーハバッハ※リンク先ネタバレ注意