曖昧さ回避
概要
アトラスより発売されたプレイステーション2ソフト『ペルソナ4』の登場キャラクター。
主人公・花村陽介・里中千枝の三人がテレビに最初に飛び込んだ時に出会った、マヨナカテレビに住む謎の存在。
一人称は「クマ」。 主人公の能力や器の大きさを尊敬し、主人公を「センセイ」と呼び慕う。
人物(?)像
青と赤のカラーリングが特徴的な謎のきぐるみ。
首(?)にあるジッパーを解くと頭がとれてしまうが、中には何も入っていない。
性別がよくわからないなりをしているが、おそらくオスのようで女性キャラに愛を囁くこともしばしば。
また、りせと似た悩みを持っていたり、菜々子と一緒に遊ぶ約束をしたりと、女性キャラとの絡みが多い。
かなりマイペースでお調子者な性格をしており、可愛らしい見た目とは裏腹に言動はちょっとウザい部分が多い。しかしそれ以上に寂しがりやで義理堅い一面を持っており、特に約束事に対しては非常に律儀に守ろうとするクセがある。
たまに日本各地の方言が混ざったようなスチャラカな言葉をしゃべる。
ペルソナ覚醒後には、ジッパーの中から金髪碧眼の美男子を発現させる。見た目は王子様のようだが、衣装を着せられてもやはり中身はあい変わらず。
主人公達のいる外の世界にきてからは、陽介の家に居候しており、「熊田」として、ジュネスのバイトにも勤しんでいるようだ。
熊田となった後も戦闘時は着ぐるみを着る。これは目が主人公達の眼鏡と同じ働きをしているため。
文化祭では…
八十神高校での文化祭イベントである女装コンテスト『ミス?八校コンテスト』に飛び入り参加し、白鐘直斗との共同戦線で女装した。
結果……↓
「ハートをぶち抜くゾ?」
どう見てもアリスです、どうもごちそうさまでした(^q^)。
戦闘能力
武器は爪。
久慈川りせが参戦するまではダンジョン攻略のバックアップや、戦闘でのナビゲートを担当するが、りせが自身のペルソナ・ヒミコを覚醒させ、自身もペルソナを発現させて以降はバックアップをりせに任せて前線で戦うようになる。
魔法系を中心に非常に手広いスキルを修得する、陽介に負けず劣らすの名サポーター。
全ステータスがバランスよく伸び、何でも器用にこなせる一方、ちゃんと目標を定めて育成しないと器用貧乏になってしまうので注意。
追撃はウォーズマンの「スクリュー・ドライバー」を彷彿とさせる回転突進攻撃。
ペルソナ
得意な属性は千枝と同じく氷結属性。物理特化の千枝のトモエとは逆に魔法に特化したスキルを覚える。
魔法でのサポート力は天城雪子のコノハナサクヤに次いでNo.2の位置だが、同時に物理耐性も雪子と同じぐらいに低く、カムイにランクアップしてもジオ系への弱点が吹けないのがちょっと痛い。
P4Uでのクマ
その虚空 全てを呑み込む! 色欲の猛獣(ビースト・オブ・リビドー) クマ!!
長いリーチとバッドステータス付与などの特殊な効果を持つアイテムでトリッキーな攻撃を得意とする。
ただし接近戦とガード崩しは苦手。ペルソナ依存度も高い為ペルソナブレイクには気をつけて戦いたい。
ペルソナ強攻撃でキントキドウジがアイテムを投げる。これは一見ランダムのようだが順番は固定である。
回復アイテムは相手も回収できる為注意のこと。
順番 | 名前 | 見た目 | 効果 |
---|---|---|---|
1 | 量産型ブラフマン | 緑のプラモデル | 着地後上昇しながら突進攻撃する飛び道具 |
2 | 胡椒博士NEO | ジュースの缶 | SPと状態異常を回復するアイテム |
3 | ドライアイス | 氷 | 触れた相手を氷結させるトラップ |
4 | 風船爆弾 | 風船+ダイナマイト | 空中で爆発する。空中ガード不能 |
5 | ドラム缶 | ドラム缶 | 着地後地面を転がる飛び道具。多段ヒット |
6 | ドロン玉 | 黄色い爆弾 | 煙で周囲を隠す。ダメージも状態異常付与もなし |
7 | ロケット花火 | ロケット花火 | 画面を上下に飛び回る飛び道具 |
8 | デンデン太鼓 | デンデン太鼓 | 着地後、感電を付与する雷が発生するトラップ |
9 | マッスルドリンコ | ドリンク剤 | HP回復アイテム。ただし激昂が付与される |
10 | 風車 | 風車 | 相手を引き寄せ、ブーメランのように戻る。多段ヒット |
11 | 重武装アグニ | 赤のプラモデル | 上昇スピードの速い量産型ブラフマン。2ヒット |
12 | 物体X | ムドオンカレー | SP回復アイテム。ただし毒が付与される |
13 | 天城屋の桶 | 風呂桶 | 混乱を付与する桶が大量に降ってくる |
天城屋の桶以降、1~13までをループする
※注1:太字表記はバッドステータス。内容はP4Uの記事を参照の事
※注2:順番のリセットは試合終了時に行われる。ラウンド終了ではリセットされない。
例:ラウンド1で最後に出したアイテムが風船爆弾の場合、ラウンド2で最初に出るアイテムはドラム缶
P4Uでは全キャラにメガネが設定されているがクマの場合はHTFのスプレンディドのようなハチマキ風になっている
また、ニコニコ生放送にて放送されたマヨナカ生テレビにて実物大のクマの着ぐるみが精巧に作られ、クマ役の山口勝平が中に入っていたことがある。(その際、『これが本当の中の人』と、番組の司会で鳴上悠役の浪川大輔氏に対し言っていた。)
関連イラスト
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クマのシャドウ
※(注意)ここからはネタバレ要素の強い記事になります |
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「我は影、真なる我」
空っぽな自己認識が生み出したブラックホール
りせの影を捨て身の一撃で撃破したのちに、りせの「"本当の自分"なんてどこにもいない」という発言に触発されて発生した。
この頃からクマは"自分が誰か分からない"という悩みを持つようになり、りせの何気ないつぶやきがその苦悩を直撃してしまう。
りせがペルソナに目覚めて一段落が付いた直後に突如として登場し、クマのみならず自称特別捜査隊の面々を挑発するような言葉を放つ。見た目こそクマそのものだが、大きさはクマ本人よりも一回り大きく、目はシャドウ独特鈍い金色をしている。またその話し方もクマとは真逆で、非常に威圧的で厳格な言葉づかいを用いる。
クマに否定されて暴走すると、地面に巨大な穴を形成してそこから体を半分出した、顔がぼろぼろに砕けた巨大なクマの姿となる。
その迫力たるや、これまで登場するシャドウの中でも最大級の大きさを誇り、砕けた顔から覗くホログラム調の不気味な眼と相まって、かなりの不気味さを演出している。
強力な全体攻撃とステータス低下・状態異常付加スキルなど、オールラウンダーで戦える強力な特性と鉄壁の防御力が非常い厄介。また2ターンを要する「ウルトラチャージ」から、特大ダメージの物理スキル「魔手ニヒル」のコンボが非常に強力。ただ「魔手ニヒル」は、防御コマンドで容易に防げるため、チャージが終わるタイミングさえ忘れなければ攻略は容易。
むしろ鉄壁の防御こそ最大の難関であり、長期戦化しやすく、SPやアイテムの残量に気を配りながら慎重に戦うことを迫られる。
見た目とそれ違わない凶悪な強さから、プレイヤーの多くからみんなのトラウマ認定を受けている。
クマの中の違和感
りせは直感的にクマの影に対して「なにかの強い干渉を……」と発言している。
また本来、クマのアルカナは『星』なのだが、クマの影のアルカナは何故か『月』に所属している。
月のアルカナには『見えない敵・裏切り・絶望』という意味合いがあり、クマのシャドウにはまったく別の何かの存在が示唆されている。