概要
正義超人達の危機に必ず駆けつける蒙古出身の超人。1000万の技を持つ弁髪のマスクマン。
以下に彼の活躍を記す。
『7人の悪魔超人編』での活躍
○ミスターカーメンミイラパッケージを受けて危機に陥ったブロッケンJr.の助太刀として乱入し、レッグラリアートの一撃でミスターカーメンを瞬殺。
○アトランティスの悪魔霊術に苦戦するキン肉マンを助けるために
霊界ポケットと呼ばれる秘技を使い、テリーマン達と一緒に悪魔超人の亡霊達を撃退。
試合後、疲労がたまっていたキン肉マンを休養させるためにあえて奇襲をかけ、レッグラリアートで気絶させている。
キン肉マンのタッグパートナーとしてスプリングマンと戦い、これを撃破。
その後、リングから姿を消す。
※なお、最初の2試合ではパーカーのフードで素顔を隠しており、テリーマン達からは救世主(メシア)と呼ばれた。
『黄金のマスク編』での活躍
最終戦、キン肉マンVS悪魔将軍の試合でレフェリーを務める。
この時の彼の活躍は、かつてゴールドマンとシルバーマンの天上兄弟喧嘩を終結に導いた
裁きの神・ジャスティスの再来とも言われた。
『夢の超人タッグ編』での活躍
バッファローマンと「2000万パワーズ」を結成した。
なおこの際、キン肉マンからの誘いも同時に受けており少なからぬ葛藤があった。
一回戦でモースト・デンジャラス・コンビとの試合開始直前に乱入してきた殺人遊戯コンビと対戦。
ロングホーン・トレインで辛くも勝利を収めた。
その正体
ブロッケンJr.やミスターカーメンの睨んだ通り、正体はラーメンマンその人。
スプリングマンをK.Oした際にマスクを外し、その場にいたキン肉マンやブロッケンJr.、テリーマンのみ、この事を把握していた。
多くの人物には謎のマスクマンで通っていたが、ヘル・ミッショネルズのクロスボンバーによりマスクを剥がれ、白日の元に晒されてしまう。
ちなみに、マスクを取る前から正体がラーメンマンであることを仄めかす描写があり、
・ブロッケンJr.とミスターカーメンの試合の観戦チケット購入時、子供がぶつかった彼の鞄から中国服が飛び出す
・ミスターカーメンKO後、ブロッケンJr.がラーメンマンの姿を思い起こす
・悪魔霊術血しばりを破った後に立ち去る際と試合後のキン肉マンに奇襲をかけて立ち去る際、フードが風で外れて弁髪が見える
・バッファローマン&スプリングマン戦にて、ラーメンマンの得意技であるキャメルクラッチを使用する。
・スプリングマンの反撃で、ウォーズマンから受けた頭の傷が開く。
誕生の秘密は、植物状態になったラーメンマンが滞在していた終点山にある。
この山に生えている霊名木から発せられるガスの効果で、ラーメンマンは一時的に力を取り戻していた。
そして居合わせたドクター・ボンベが霊名木をマスク状に加工してくれたため、外界でも活動できるようになった。
そうして産まれたのがモンゴルマンである。
王位編以降は、モンゴルマンマスクを小さなヘッドギアに加工し、ラーメンマンとして活躍出来るようになったたため登場しない。
・・・だが、完璧超人始祖編のネメシス戦にて<完肉>バトルシップシンクを喰らいそうになるなか、キン肉マンの救世主(メシア)を呼ぶ声に応じて流血が隈取のような形に代わり、ラーメンマンがモンゴルマンとして闘龍極意ネコジャラシにて技から抜け出すことが出来た。
これも火事場のクソ力の一環だったらしいので少しの間だったがインパクトのあるシーンとなっている。
容姿
隈取、もみあげ、瞳のない目が特徴。隈取は黒又は赤で目は白い。
アニメでは、隈取は赤で、目はピンクである他、目の上に黄緑色のメイクが追加されている。
恰好は上半身裸で、黄緑のズボンに黒のシューズが基本。タッグ編では「闘」の字があしらわれた肩当てをしている。
初登場時はピンクのフード付きスウェットとジャージ姿で、顔が見えないようにしていた。
技
名前付きの技はあまり見せていないが、1000万の技を持つと豪語するだけあって、通常技のレパートリーは豊富。特にキックや足腰の強さ、弁髪を活かした技が多い。
レッグラリアート
フライング・レッグラリアートとも呼ばれる。
相手の首目掛けて強烈な飛び蹴りをかます。
シンプルだが必殺の威力を持ち、ミスターカーメンを一撃でK.Oした。
ネコジャラシ
闘龍極意ネコジャラシ。敵にロックされているとき、弁髪を解いて絡ませることで徐々に脱出する秘技。技によっては完璧無量大数軍にすら有効。
キャメルクラッチ
ラーメンマン時代からの得意技。作中では正体がバレることを避けるため、中止した。
ロングホーントレイン(ツープラトン)
バッファローマンを背中合わせで抱え上げて、瞬間的に突撃し、敵をロングホーンで串刺しにする技。
余談
- モンゴルマンは肉襦袢を着用しているため、ラーメンマンより少々体が大きい。しかし後にモンゴルマンマスクの効力でモリモリになってたことになった。
- 当初は7人の悪魔超人編でラーメンマンを出す予定だったが、当時フレッシュジャンプで『闘将!!拉麺男』が並行して連載されており、同じキャラクターがふたつの異なる世界観の作品に登場することを避けるためにモンゴルマンが登場した。
- 謎の超人の筈なのに住所が分かっている。但し郵便配達員は「モンゴルマンなんて家あったかなァ」と言っていた。
- 各シリーズの最初にキン肉マンと行動を共にする事がなく、シリーズで登場する際は他人の試合に乱入する形ばかりだったが、唯一シリーズの最初から登場していた夢の超人タッグ編では、自分の試合に乱入されるハメとなった。ラーメンマンに戻った王位継承位戦でも、やはり乱入しての登場となった。
- 『キン肉マン77の謎』によればモーターマン戦で覚醒したラーメンマンとの対決ならラーメンマンの勝ちらしい。
- アニメ映画ではモンゴルマンだった時期があっても、ラーメンマンの姿で登場してた。(キン肉マン音頭ではモンゴルマンの姿で登場している)