ゼシカ・ウォン
ぜしかうぉん
CV:花澤香菜
人物像
ネオ・ディーバの聖天使学園におけるエレメント候補生の1人で、アクエリアF型のパイロット。
猫のような雰囲気を持つ。露出が多い服装をしているが、本人もそれを自覚しているらしく、色気を利用してアマタ・ソラをからかう事も。大人びているが幽霊の話に怯えて一人で帰れなくなるなど女の子らしい一面もある。エレメント能力は衝撃力(念動力)。
気まぐれで禁忌とされている事に興味があるなど一見真面目とはかけ離れているように見えて、4度の実戦を担当した経験豊富さから戦闘時は女性メンバーを引っ張り、無用な喧嘩を始めたメンバーを諌める事も。また自身の未熟さからアマタがダメージを受けた際には責任を感じるなど思いやりのある性格をしている。女性メンバー中、初めてアクエリオンへの合体を果たす。
最初はアマタとミコノの仲をからかうつもりで絡んでいたが、その後戦闘で彼らと(ほぼ裸で)心を一体化させ敵を撃破した事から、本気でアマタを想うようになる。
しかしアマタはミコノにベッタリであり、また積極的なアプローチも全く気付いてもらえない為歯噛みする事も。八つ当たりで街灯を歪んだハート型に曲げたりもしている。
第16話でその感情が高ぶり、ついに模擬戦中にアクエリオンEVOLの中でアマタに告白する。
この時のゼシカの片思いと、それに誘発されたアマタの動揺とミコノの嫉妬がEVOLの「すべての時空を超越する「暴走する愛」」を覚醒させ、3人で1万2千年前の真実を見ることになり、更にその時の余波で訓練用の島一つを消し飛ばしてしまった。
なお、この告白の際、ほぼ全員が固まり(特にドナールとMIXは見事に固まった)、不動は大声で復唱した。
前世の考察
ファンの間では、「ゼシカも前作となる『創聖のアクエリオン』に登場した人物の生まれ変わりでは無いか」と囁かれており、その候補として紅麗花が挙がっている。
麗花はアマタの前世であるアポロではなくシリウス・ド・アリシアに想いを寄せていたが、アポロの方にも少なからず惹かれていた節がある。
特にOVA版であり『創聖』の改変前の世界として扱われる『創星のアクエリオン』では、実質的に「もう一人のヒロイン」として扱われ、ミコノの前世であるシルヴィア・ド・アリシアも含めた三人の三角関係を匂わせる展開にもなっていた。
今となっては真実は定かでは無く、最終的にアポロの生まれ変わりであるアマタはシルヴィアの生まれ変わりであるミコノとくっつく事になり、ゼシカは失恋を受け入れざるを得なくなった。
しかし、エピローグでは「もう一人のアポロの生まれ変わり」と言えるカグラ・デムリとの関係を匂わせる展開となり、もしゼシカが本当に麗花の生まれ変わりだったとするならば、これもまたアマタとミコノの関係と同様、運命的な事であったのかもしれない。