ヴォッファ「待ってろジャンヌ……もうすぐギガノイド・狩の完成だ!」(第19話)
スーツアクター:村岡弘之
概要
ヴォッファがハイドン作曲の交響曲第73番「狩」をモチーフに作り出したギガノイド第5番。頭部に弓矢の意匠が見受けられ、全身も漆黒の鎧で覆われた姿を持つ。
「狩」の名を冠する通りの強力なハンターで、両腕の巨大な弓矢から光の矢を放つ「シャイニングアロー」と言う必殺技を持つ。如何なる相手をも射抜く高い貫通力もしかることながら、連射性能にも優れている点が非常に恐ろしい。
弓による遠距離だけでなく、その外見からも分かる通り迫撃戦にも長けている。重量感のあるパワフルな攻撃も凄まじく、両腕を振り回すだけで周囲の建物を破壊し、踏み付け攻撃はアスファルトで舗装された道路を砕いてしまう程の威力がある。加えて鎧の防御力も高く、相手からのダメージを10分の1に軽減する働きを持つ。おまけに飛行能力まで備える等、攻守はもちろんのこと、苦手な距離も存在しないという難攻不落の強敵である。
続く第20話でギガノイド第5番・「狩」第二楽章として強化再生されて復活。大砲へと変化した左腕から光の鎖を発射して実体化する能力を獲得し、この鎖で相手を縛り付ける事で動きを封じた所へ、右腕のマシンガンで相手を粉砕すると言う火力面でも大幅なパワーアップを果たす。
劇中ではキラーオー初登場のエピソードということもあり、時計に続いて前後編で週を跨いで登場するギガノイドとなった。
活躍
第19話「よろしくアバレアミーゴ」
ヴォッファの冴え渡る閃きから誕生すると同時に、アバレキラーからトップゲイラーの奪還の命を受けて送り込まれる。
街中に出現するとシャイニングアローの連射で破壊活動を行い、これを受けて駆け付けたレッドとイエローからアバレイザーで射撃されるも、物ともせずにに襲い掛かる。だが、そこへ新たな爆竜パラサロッキルがファンフェルナンデス諸島の近海から日本の東京湾に到着し、パラサロッキルを含む4体の爆竜が救援に駆けつけたために交戦となる。
アバレンオーのプテラカッターを弾き返すと空中を飛行し、遠距離からシャイニングアローの連射で攻撃する。
そして踏み付け攻撃で苦戦させるが、止めを刺そうと空高くジャンプした為に隙を突かれアバレンオーの爆竜ファイヤーによる反撃を受け、怯んだ所へ更にアバレンオーがパラサロッキルと爆竜コンバインしたアバレンオーロッキルに圧倒される。そして止めの爆竜必殺チョキチョキシザースを喰らい爆散した(この際にまるで服を切り刻まれて中の人が顕わになったかのような演出がなされている)。
敗北後、トップゲイラーはアバレキラーによって復活し、更にステゴスライドンと爆竜合体したことによりキラーオーとなり、アバレンオーに襲いかかるのだった……。
第20話「キラーオー、アバレ初め!」
前回、アバレンオーロッキルに倒された「狩」だったが、未だ命の実が残っていたためにヴォッファから強化再生させられて復活。
アバレキラーから爆竜トップゲイラーを奪い返すべく再度出現するや、例によって相手を誘き出すべく両腕からの砲撃と銃撃で街で破壊活動を行う。
一方、アバレンジャー側は先のキラーオーとの戦いでアバレンオーが負傷して出撃させられないため、イエローとブラックはステゴスライドン以外の残りの爆竜と共に迎え撃つ。
その最中にターゲットであるキラーオーが出現した為、黎明の使徒リジェによって相手と共にとある海岸近くの場所にテレポートさせられる。
場所を変えた所で改めて襲い掛かる「狩」 第二楽章は、左腕からの鎖でキラーオーを拘束して襲い掛かろうとする。だが、それはアバレキラーの罠であり、「狩」第二楽章はキラーオーの力試しのためにわざとを誘き寄せられていたのである。そして本気を出したキラーオーに鎖を引きちぎられるや、ヒレストライクで大ダメージを負ったところな止めの「爆竜必殺デスコンバッション」を喰らうという、「完全な舐めプの末に爆散」という敢え無い幕引きとなった。
余談
今エピソードから本格的にトップゲイラー及びキラーオーが物語に参戦する様になる。同時にステゴスライドンもアバレンジャー側から袂を分かつこととなってしまった。
関連タグ
爆竜戦隊アバレンジャー エヴォリアン ヴォッファ ギガノイド
ハイドン:元ネタの作曲者。
ザ・ジーゲン、ノコギリバンキ→チェーンソーバンキ:狩と似た経緯で強化再生された戦隊怪人繋がり。