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1988年タイトーが発売した業務用パズルゲーム

タイトーの歴代ゲームのキャラクターたちが登場する。

概要

パズルボブル』と『スペースインベーダー』を組み合わせたような打ち上げ型パズルゲーム。

上から降ってくる雲にくっついた色付きの風船に向かって、下から2個組の風船を打ち上げる。

同じ色が3色以上繋がると消える。

風船は上に何も無いと浮き上がるため、連鎖消しも可能。画面上にある全ての風船を消すとクリア。

風船がくっついた雲はインベーダーのような動きで左右に動き、端っこまで行くと折り返して一段下がってきて、最下段まで風船が付いてしまうとゲームオーバー。

家庭用はプレイステーションWindowsゲームボーイカラーで発売されている。

家庭用ではゲームシステムが改善された他、多数のキャラクターとストーリーモード、その他家庭用オリジナルモードが色々と追加されており、よりお祭りゲーらしくなっている。

ものがたり

かつて、いろんなゲームワールドで主人公たちに敗れ続けてきた悪玉たち。

そんな彼らがある時、「暗黒大魔王」の元に集結し、すべてのゲームワールドを征服するために動きだしました。

魔法の風船で空に浮かぶ「ポップンワールド」。悪の軍団は、この平和な世界を最初の標的としました。

軍団の圧倒的な強さの前に、ポップンワールドはたちまち征服されてしまい、王女・リーナ姫が囚われの身となってしまいました。

リーナ姫はこの危機を各ワールドの勇士たちに伝えるべく、ひそかに魔法の風船を飛ばしました。

「勇士たちよ、どうかポップンワールドの危機を救い、暗黒大魔王の野望をくいとめてください!」

登場キャラクター

タイトーの歴代ゲームのキャラクターが登場している。2P側は色違いポジションの別のキャラクターに変わる。

各キャラクターごとに使用できるアイテムが異なる。

アーケード版から登場

プレイステーション版から追加

  • トレミー & ロドミー(『フェアリーランドストーリー』)
    • トレミーは同作の主人公で、お菓子の魔法を使うアルファルファ王国の第3王女。ロドミーはその相棒で親友のドラゴンだが、本作では呪いでトレミーそっくりな人間の少女の姿(角と尻尾はある)に変えられてしまった。

PS版隠しキャラクター

Windows版には未登場。ゲームボーイカラー版では最初から選択可能。

  • ちゃっくん & ミスちゃっくん(『ちゃっくんぽっぷ』)
    • ちゃっくんは同作の主人公で、愛に生きる謎の黄色い生き物。ミスちゃっくんはその恋人。
    • PS版ではストーリーモードクリアで出現。
  • ヒポポ & タマスン(『ミズバク大冒険』)
    • ヒポポは同作の主人公で、水と森の国ウッディレイクに暮らすカバのような謎の生き物。タマスンはその幼なじみでガールフレンド。
    • PS版では一人で対戦モードクリアで出現。
  • どらんく(『バブルボブル』)
    • 同作の悪役キャラクター。緑色のローブを纏った酔いどれウィザード。2P側もどらんくのままだが、衣装の色が赤くなる。一人で対戦モードのラスボス。
    • PS版ではつめぽっぷんモードを全100面クリアで出現。もしくは上記の2組を出現後、タイトル画面で「上、下、左、右、△、×、スタート」の順番に入力することでも出現する。

サブキャラクター

  • リーナ姫(オリジナル)
    • ポップンワールドのお姫様。復活した暗黒大魔王を止めるため、様々な世界へ助けを求めた。

敵キャラクター

ザコ敵としてカミナリの女の子たちが登場するが、実はポップンワールドの精霊たちが洗脳されてしまった姿である。

アーケード版では以下の5体がボスとして登場。

家庭用では後半のボスの種類が増加。選んだルートによって出てくるボスが変化する。ラスボスは共通で暗黒大魔王。

モード

ぱずる / ストーリー

  • 画面内の風船を全て消しながら進めていく面クリア型パズルモード。2人協力プレイが可能。『パズルボブル2』等のようにルート選択がある。
  • 家庭用版では「ストーリー」になって新たにストーリーデモが追加された他、上記のようにボスも増加。
    • PS/WIN版では1人用か2人協力プレイで同じコンビを選んだ場合はボイス付きでコンビ別の専用デモが存在する。
    • 2人協力プレイでバラバラのキャラクターを選んだ場合、もしくはGBC版では全員共通の汎用デモになっている。

一人で対戦

  • CPUと1対1で対戦していくモード。対戦相手を全て倒せばクリア。
  • AC版では自キャラクターを除く1Pカラー全員→2Pカラー全員と順番に戦う。全7戦。モード選択時に難易度を3段階から選択できる。
  • PS版ではデフォルトの6体と戦った後、最後にラスボスのどらんくが出てきて全7戦。こちらは1P側で始めると相手が全て2Pカラー、2P側で始めると相手が1Pカラーになる。ちゃっくんとヒポポは対戦相手として出て来ない。AC版と同じくデモはないが、新たに勝利メッセー画面が追加され、スタッフロールにはストーリーで使われたデモCGが流れる。
  • WIN版はPS版と同様だが、どらんくが登場しないためラスボス不在で全6戦のみで終了。
  • GBC版には残念ながら未収録。

二人で対戦

  • 対人戦で1対1で対決する。一人で対戦からの乱入で移行も可能。ハンデも付けられる。

ファミリー / れんしゅう

  • 初心者向けモード。1人専用。基本操作のチュートリアルを兼ねており、操作やシステムを親切丁寧に学びながら簡単なステージを攻略する。
  • PS版の「ファミリー」モードはバブルンとちゃっくんが主役で、「ティキの友達がぜんちゃんにさらわれたため、バブルンとちゃっくんが助けに向かう」というストーリーモードの前日譚になっている。2匹の漫才のような掛け合いが可愛いモード。
  • WIN版の「れんしゅう」モードはストーリーがなく淡々と操作説明のみで、バビーを操作する。

チャレンジ

  • PS版のみ収録。1人専用。広いフィールドで風船を次々と消していく段位認定モード。

つめぽっぷん

  • PS版とWIN版で収録。1人専用。詰将棋のように予め用意された風船だけで全消しを狙うモード。言わば『なぞぷよ』みたいなもの。問題は全100面あり、最初から好きな問題を選べる。バビーのみ使える。

エディット

  • GBC版のみ収録。オリジナルの配置のステージを作れる。パスワードを持ち寄れば他の人にプレイさせることも可能。

余談

  • PS版とWIN版はAC版から細かくシステムが変更され、『マジカルドロップ』や『パネルでポン』等と同様、風船が消えている最中に風船を追加で発射して後付連鎖が可能になった。
  • PS版は『電車でGO!2』の体験版、『Gダライアス』と『電車でGO!』の宣伝ムービーがおまけで収録されている。
  • WIN版はPS版をベースにキャラクターやモードが削られているが、OPが3DCGを使った新規のものになり、唯一回転ボタンが2つで左右回転が両方できるという特徴がある。
  • 北米GBC版は何故かアニメ『ヨギベア』(邦題『クマゴロー』)のキャラゲーに置き換えられている。キャラクターも3体に減っていてエディットもないため、実質劣化移植。
  • 2023年5月24日発売の『パズルボブル エブリバブル!』には、『スペースインベーダー』とのコラボモードとして『パズルボブルvsインベーダー』が収録されることに。
    • 「バブルがインベーダーのように左右に動いて迫ってくる」「真上にしか投げられない」等、本作に近いゲーム性になっている。

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