CV:野島健児
概要
『ゾイドフューザーズ』の主人公で、行方不明の父アッシュが追い求めた「伝説のゾイド」を探す少年。
ゾイドバトルで生計を立てるZiファイターの「チーム・マッハストーム」に所属する。愛機は父親の形見であるライガーゼロ。
RDは「旧式」とぼやいた場面もあるが、このライガーゼロは特別な個体であり、「100年以上前の大戦を生き延びた」という極めて長寿で生命力が強い個体とされ、実質的に絶滅状態にあるライガーゼロの最後の生き残りの一体だとされる。そのため、ライガーゼロというゾイド種自体を知らない人間もいる。
陽気ながらも我の強い性格のため、子供扱いされることを極端に嫌い、他人に素直になれない一面を見せる事もあるものの、ゾイドを相棒として捉える思いは人一倍強い。また、ブルーシティの地下道はRDの庭らしく、ここに逃げ込まれると治安局でも追跡が難しいとされる。
女性への免疫はあまりなく、エミーが初登場にもかかわらずRDをシャワーに誘った際にはデレデレしており、幼馴染であるスイートから嫉妬されていた。また、「ゾイドバトルクラブ」のキャスターのリーリン(CV:寺田はるひ)から好意を持たれている。
伝説的な強さを誇った父の強さを受け継いでおり、「Ziユニゾン」を経てライガーゼロフェニックスとライガーゼロファルコンを操縦する事になり、RDの知名度は上がっていくことになる。
なお、射撃武装をほとんど使わずに格闘戦を好む節があるが、特殊な飛び道具(ストライクレーザークローのエネルギーを衝撃波として飛ばす攻撃、「ダイビングレーザークロー」、ライガーゼロファルコンの強力なビーム砲)は使用している。
ブルーシティ治安局のチーフのガミーには、腐れ縁ながら可愛がられている面もある。
ブレードには一方的に敵視されているが、これは、かつてブレードがまだジェノザウラーを操縦していた際に、荷電粒子砲を発射しようとした際に突然ジェノザウラーがショートして、それが原因でRDに敗北したことが関係している。しかし、後にこれは単なる事故ではなく、ある存在が裏で糸を引いていたと判明した。
父について
RDの父アッシュは、強豪チーム時代のマッハストームに所属していた。
類まれなる優秀なファイターだったらしく、バートンですら「強さは伝説だった、敵である私も惚れ惚れとした」と言う程だった。
伝説のゾイドを探す旅に出て行方不明となっているが、行方不明のタイミングは不明。グラハム、サンドラ、マービス、マスクマンが一緒に映っている写真があるため、マスクマンの加入後かつ、おそらくグラハムが亡くなる前の時期とは思われる。
彼については、そもそも伝説のゾイドとはなんだったのか、なぜ愛機・ライガーゼロを残していったのか、そもそも生きているのか等、ほとんどの情報がわかっていない。
初代アニメの主人公の父親のように黒幕が仇だったと言うこともなく、姿すら謎なままで物語が終了した。
余談
- RDの名は本名のイニシャルと思われるが、フルネームは劇中で明かされる事は無かった。
- 「伝説のゾイド」を追い求め、最終的にはライガーゼロファルコンと判明するのは、「最高の装備を積んだ最高のゾイド」を追い求めてライガーゼロと出会ったビット・クラウドにも類似している。
- 「オーガノイドシステム」を搭載していることと、バーサークフューラーも遺跡から発掘されていることから、ビットのライガーゼロは数百年から数千年生きてきた可能性がある。
- 劇中では、各種「CAS」(パンツァー、イエーガー、シュナイダー)の購入を検討するシーンがあるが、イクスユニットは言及されなかった。メタ的に考えると、おそらくタイプゼロのカラーリングの関係で支障があったのだと思われる。
- 『ゾイドワイルドZERO』のレオ・コンラッドが登場するまでは、ゾイドアニメの主人公で唯一物語開始前から既に自分のゾイドを所有していた人物でもある。
- なんと、『ゾイドサーガDS』のパッケージでは歴代アニメ主人公の中で唯一省かれるという不遇ぶりを経験している。