概要
『機動戦士ガンダムAGE』では、ガンダムシリーズの中でも珍しく、三世代に渡っての物語が繰り広げられる予定であり、最初の主人公から彼の子、彼の孫へと展開が受け継がれていく。
なお、息子や孫の容姿から、少なからず母親(ヒロイン)が誰かという検証・想像が可能である。
ガンダムシリーズにおける前例としては、「機動戦士ガンダム00」とその前日譚の「機動戦士ガンダム00P」に登場したフェルト・グレイスの母親。また、「機動戦士ガンダム」のメインキャラであるブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアが主人公となった「閃光のハサウェイ」などがあげられる。だが、いずれもタイトルをまたぐか、外伝・本編という関係であり、同一タイトルで複数世代をまたいだ例はない。
第1部(フリット編)
エミリー・アモンドは主人公のフリット・アスノの幼馴染であるが、第2話で登場した少女ユリン・ルシェルに話題を取られてしまっていた。その後、ユリンは第3話以降は出演せず、EDアニメーションもエミリーとフリットとの関係に中心が置かれていた。
ただし第11話でユリンが再登場した際には、親密な様子がしっかりと描かれており、また3話で渡されたリボンをフリットがお守りとして持っていたことも語られているなどユリン寄りの描写が多数盛り込まれたが、第14話でユリンは戦死してしまうことになった。また、フリットの息子である、アセム・アスノの母親がエミリーであることが正式に発表された。
ただし、「フリットの目の前で無残に殺される」ことによってある意味ではユリンがフリットにとって永遠の憧れとなってしまう可能性も否定できない。
なお、フリットとエミリーが結婚に至るまでのエピソードは現在フォローされていない。
ちなみに、劇中ではメイン画像のようなフリットをめぐって2人が対立するシーンは存在しない。
それどころか、2人が同時に登場するシーン自体がまったく存在しない。
第2部(アセム編)
学園のアイドルとして第2部におけるヒロインのロマリー・ストーンが登場する。
髪の色から、彼女が第3部の主人公キオ・アスノの母親ではないかと評判である。
しかし、アセムと絡む描写は第2部全体を通してもあまり多くなく、第2部開始当初は、可愛らしいアセムの妹ユノア・アスノに、中盤にはパイロットとして生死を共にし時にはアセムを励ますような描写も多かったアリーサ・ガンヘイルに彼女の存在が脅かされていた。
特に中盤、宇宙に出てからのロマリーは「アセム……」とつぶやく以外にセリフがないなんて回も……。
それどころかただでさえ出番が少ないせいでゼハート絡みの問題発言、問題行動が目立ってしまったために空気どころかアンチがついてしまう羽目になってしまった。
ただユノアは、アセムが連邦軍入りして宇宙に出てからは出番が無くなってしまったのだが、アリーサに関してはアセアリなんてカップリングタグが出来てたり、第6回ブルーレイ特典イラスト人気投票でワンツーフィニッシュを飾ったりと視聴者の人気も高かった。
しかし、最終的にアセムとロマリーはくっつき、結婚式を挙げるラストとなった(むしろ、そうした描写すら全く無かった第1部のフリットとエミリーが異常だったのだが)。
なお、この2人が結婚に至るエピソードはドラマCDでさらなるフォローがされる運びとなっている。
なお、第2部ではゼハート・ガレットとアセムの三角関係が存在した(しかもエンディングで毎回やっていた)ため、実際の出番はさておきストーリー展開のうえでのヒロインの地位はエミリーと比べると割と盤石だった。
第3部(キオ編)
今の所、キオの幼馴染の女の子ウェンディ・ハーツが公開されており、彼女がキオ編のヒロインと思われる。
ただしエミリー・ロマリーとも、主人公と結ばれたヒロインにもかかわらず本編での扱いがあまりよくなかったのでこの娘も誰かに出番を食われるのではないか、との下馬評あり。
そしてその予想通り、「小動物系ヒロイン」ナトーラ・エイナス艦長が非常に大きな話題を呼んでおり、ウェンディの影は少々隠れ気味。
一方ウェンディは子供たちとの絡みばかりが目立ち、肝心のキオとの絡みはほとんどない。父の事で落ち込む彼を慰める役もユノアに奪われてしまった。
もっとも彼女達は先代・先々代と違い、主人公に直接関わってこなかったり年が違いすぎるだけマシかもしれないが・・・・・・今のところは。
・・・と思いきやヴェイガン側の一般市民である病弱少女ルウ・アノンが登場。キオと同年代のヒロイン候補がとうとう登場してしまった。
マーズ・レイによって余命いくばくもないという重い設定を引っさげた彼女はウェンディにとって大きな脅威となることが予想される。
前例
同じくレベルファイブの手によるイナズマイレブンGOでは、前作の主人公である円堂守がゲームソフトのバージョン(シャイン/ダーク)によって違う相手と結婚しているという前例があり、もともとゲームでは(ドラゴンクエスト5のように)選択式となることが前提として作られているのではないかという声もある。