概要
塩田鉄人と共にメインキャラクターの一人。
幕南高校の野球部員。一年生。ウド鈴木のような髪型が特徴。
表向きはただの高校生を自称するが、人の恋路を邪魔する殺人集団「吉六会」の元締め。
身体能力は非常に高いが喧嘩は弱い。
酒癖が悪く酒乱。酔えば塩田でも手が付けられない(ビール瓶で他人の頭をかち割ったりする)。しかもチャック・ウィルソン状態となり、作中最強の実力を持つ塩田鉄人でも太刀打ちできないほどの真価を発揮する。
おそらくあのジャイアンを超える程の音痴で、歌を歌えば周囲の人間は悶えながら気絶する。
租チンであり小栗又一郎に「臭いとぐろチンポ」と呼ばれたことがある。しかも早漏。
幸い塩田に言われて皮を剥いたので真性ではないもよう。
その後、剥いた所に唐辛子を掛けられ悶絶するも何かに目覚める。
次の日剥けた記念に母親に頼み塩田たちと記念撮影(しかも奈良だけ下半身裸の大股開きで)をした。
その証拠に彼の穿いているパンティは前が黄ばんでいる。
女はただの全裸より靴下残してスッポンポンの方が興奮するらしい。
また極度な露出狂で見るより見られることに悦びを得るタイプの人間。作中よく全裸でいる。
重度のロリコンで塩田鉄人の妹・塩田忍7歳を狙っていたが、塩田に騙されてホモに掘られてからはホモ属性も身に付け塩田兄妹共に(性的な意味で)狙うようになった。
塩田は知らないが、塩田の中学時代の恋人である中井里美のストーカーで彼女と破局した原因を作った張本人でもある。
強度の近眼で、眼鏡が無いと広末涼子と鈴木智恵子の区別がつかない。
等身大の超変態
リアルにいそうな変態属性をこれでもかという程集めて凝縮したようなキャラである。
色々変態を扱う作品は数多いがそれらの変態はどこか非現実的な人物が多い。
だが奈良は現実で何処かにいそうなタイプの生々しく気持ちの悪い変態なのである。
奇抜なファッションや突飛な性癖より、うんこ(とうもろこし入り)を旅館の風呂(しかも他人の客室)で漏らしてみたり、女子高生の後ろに全裸で立って「もし彼女が振り向いたらどうなってしまうのだろう」と息を荒らげる奴の方がより変態に見えるというもの。しかし祖チンを馬鹿にされると泣く。
『幕張』を読んだ人なら最も記憶に残ったキャラではないだろうか。
ただし、そんな彼でも第1話で塩田に「セクシーコマンドー部」(すごいよ!!マサルさん)が彼にお勧めの部活だと言われた際には「それだけはいくらなんでも嫌...」と拒絶しており、彼から見れば「マサルさん」の方が自分よりよほど変態に見える模様。
モデルは木多の同姓同名の友人で実在する人物であり、元ネタとなった本人から「オレはあんな変態ではありません」と釈明する直筆の手紙を単行本のオマケページで発表しており、この手紙に対して木多は「テメェの字は本当に汚ねぇな!!漢字も間違えてるしバカなのか!?だからテメェはモテねーんだよ!!デブ!!死ね!!(要約)」とメッセージを添えている。
必殺技
奈良カッター
桜井にバリカンで髪を十字型に剃り上げられた後、一時期ごはんですよを代わりに乗せていたが、そこにいつの間にか仕込まれていたブーメラン。切れ味が凄い。
当初は手に持ってナイフのように使用したが、以後は投擲武器として使う場面が増えた。
奈良ブーメラン
奈良カッターによる投擲攻撃。一度外してもブーメランとなって戻り、狙った相手は決して外さないと豪語する。
マイケル戦で使用したが狙いが外れ、塩田に直撃したため怒りを買う。
奈良スクリュー
身体全体に高速回転を加えた強力な浣腸。
何故かT.M.Revolutionの『LEVEL 4』がBGMとして流れる。
奈良づくし
吉六会奥義。超必殺技。物理的にダメージを与えるのではなく精神を崩壊させる技。
最初にエビの脱皮で勃たせてから技に移行する。
相手に抱きついて身体を固めてから臭いとぐろチンポを擦り付ける。
しかも逃れようともがけばもがく程肥大化及び硬化する。
追加攻撃で耳たぶをカミカミして舌先で弄ぶがある。
最後の勝負で使用した最後の必殺技。
奈良カッターを肛門に突っ込み、例の掛け声の後で大股を開いて発射する。
発射時の演出は親子かめはめ波だったりする。
余談
以上が奈良重雄という人物のすべてである。
何を書いているのかわからないと思うがそれが当然なのだ。
気になる人は是非とも漫画を読んでみよう。当時のジャンプではかなりの異色作だとわかる。