サザレ
さざれ
「ワタシは サザレ」
「ちょっぴり カメラ好きな 旅の者さ」
概要
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』上の人物。
英語名は“Perrin”。
なお、「サザレ家」という言葉を使うことから、サザレは名前ではなく苗字という可能性がある(キャラクター名が苗字だったというのは初代の頃から前例がある)。
キタカミの里を訪れたカメラ好きの旅人。さっぱりとした性格の美人。シンオウ地方出身。
あるポケモンを探し求めているという。
キタカミ図鑑でポケモンを150匹集めると村を訪れた彼女と出会うイベントが発生、以降、プレイヤーは彼女からの依頼を受け、「とこしえの森」と呼ばれる場所において、様々なポケモンの写真を撮っていくことになる(このことからもわかるように、オーガポンに関係したメインのストーリーにはまったく絡んでこない)。
少女時代は天才カメラ少女と呼ばれるくらい才能があったが、数年間スランプで悩んでいた。その時にキタカミの里に現れたというあるポケモンの噂を聞き、それを撮影することでスランプから立ち直れるのではと思い、キタカミの里にやってきた。
写真撮影に熱が入りすぎて珍妙な独り言が出てしまう癖があり、本人は他人に聞かれることを嫌がっている。
父親のお古であるテントを所持しており、ポケモン撮影ミッション中の拠点となる。
相棒としてヒスイガーディを連れている。
キタカミの里ではしろすじのすがたのバスラオと、その進化体のイダイトウがいるものの、ガーディは原種の姿のままである。
シンオウ地方がヒスイ地方と呼ばれていた頃の環境でしか存在しないはず姿をしたガーディをどうやって入手したのかは現在のところ不明である。
なお、イベントをすべてクリアすると、キタカミの里から去ってしまうため、彼女の写真やツーショットを撮りたい時は注意である。
ただし、別れ際に「しばしのわかれだ」という今後の再登場を匂わせるような発言をしているため、後編の「藍の円盤」でも何らかの形で登場する可能性は残されている(実際、公式サイトのキャラ紹介では右上に出てくる章が表示されているが、サザレには碧の仮面だけでなく藍の円盤も表示されているため可能性は高い)。
容姿
根元から毛先にかけて藍→浅葱→水色と髪色が分かれた不思議なショートヘア。後ろからよく見ると、実は小さく髪を縛っているのが分かる。
瞳は赤色。
首にはチョーカーを身に着け、上下セパレートのタンクトップにダメージジーンズ、白いスニーカーという格好。タンクトップの丈は極端に短く、よっておへそ丸出しであり(スポーツブラのようにも見える)、かなり露出の多い恰好をしている。なお、ジーンズには五角形があしらわれたポケットが付いており、後述するある人物との関係が示唆されている。
常に一眼のカメラを携帯している。また、左腕には腕時計らしきものも。
背中にボディバッグを背負っており、リーフィアの尻尾を模したピンバッジをつけている。
手持ちポケモン
なお、いつも連れているヒスイガーディは戦闘が得意ではなく、バトルには使用しない。弟のバトルが得意なヒスイガーディも持っているが、こちらは全イベントクリア後に主人公に渡してくれる。
余談
- 名前の由来は、国歌『君が代』の一節にも登場する「細石(さざれいし)」と呼ばれる細かな石と推定される。
- 髪の色や目つきが一致していることから『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場したセキの子孫ではないかという声が早くから上がっており、SNSでも一時“セキの子孫”がトレンド入りする事態ともなった。ちなみに、セキの名前の由来と思しき「石」を、彼女の名前と組み合わせると上述の「さざれ石」となる(上述の通り、サザレは苗字の疑惑があるので、セキのフルネームは「サザレ・セキ」である可能性があるが真相は不明)。
- 彼女の家の家訓には「時間は貴重」というものがあり、LEGENDSアルセウスにてセキも同じ台詞を言っており、時間を大切にするコンゴウ団を彷彿とさせる。「タイム・イズ・マネー」と即行動する姿は、せっかちなセキの血を濃く感じられる。
- なお、細石の学術的名称は石灰質角礫岩(せっかいしつかくれきがん)となるのでカイとの間に生まれた子供の子孫ではないかと言う仮説もある。ただし、見た目の共通点が多いセキの子孫説に比べると説得力が弱い(カイとの見た目の共通点はせいぜい肌が色白であることとショートヘアであることくらいしかない)ので否定する声も多い。そもそもカイの名前の由来は「貝」である可能性が高く、石灰質とはなんの関係もない。
- さらに言うと「細石の学術的名称は石灰質角礫岩」というのは誤り。言葉としての細石(さざれいし)は細かい石の別称でしかなく、石灰質であるかは問われない。一部の団体や地域から「国家『君が代』の一節に登場するさざれ石のモデルはこの石である。」という主張があり、その石の学術的名称が石灰質角礫岩というだけである。
- 彼女が連れているヒスイガーディは、『LEGENDSアルセウス』ではカイが率いるシンジュ団の一員・ガラナが連れ歩いている。なおガラナは、セキが率いるコンゴウ団の一員・ススキに想いを寄せており、もし後に彼女らが結ばれたのであれば、サザレがヒスイガーディを所持しているのはその縁からという可能性もある。
- 彼女の手伝いをするために訪れることになる「とこしえの森」は海外の公式サイトでは「時を超えた森」と称されている。このことから、配信前には、仮に彼女がセキの子孫であるならば、コンゴウ団が崇めるディアルガと関係があるのではないかという意見や、彼女が探しているポケモンというのは時を超える事ができる幻のポケモン・セレビィを指すのではないかと考察する声もあったが、実際には両者共に彼女とは一切関係がなかった。
- セクシーな服装の美人キャラとしてプレイヤーのハートを射止めたからか、公式発表を期にpixiv内にて彼女のイラストが急増しつつある(当然、R-18作品もかなり多いので検索の際には注意)。なお、公式絵ではスレンダーな体つきだが、ポケモン女性キャラのさがかpixiv内では肉付きの良い体で描かれるイラストも少なからず存在する。
- そもそも先祖疑惑のあるセキも自他ともに認める色男な人気の高いキャラクターであるため、彼と共通点が多いサザレの人気の高さは推して知るべし。
- 「夏、または残暑の田舎でセクシーなお姉さんに出会う」、「(霧の夜が発生するまで)狭いテントの中に一緒に寝泊まりする」など、本編でもそういう展開を想像しやすいシチュエーションが多い(というか、投稿されているR-18作品の大半がそういうシチュエーションである)。
- 名前が国民的キャラクターと一文字違いという事から、こんなネタ絵もある。