概要
TV東京で放映された深夜放送のTVシリーズ、全二十六夜。『勇者王ガオガイガー』の制作に関わったスタッフが多数携わった作品ではあるが、「全く違う視点・手法で描こう」という監督の意図のもと制作された作品である。
上記の通り、ガオガイガーと世界観・時間軸(原種大戦後からコミカライズ『エヴォリュダーGUY』までの間)を共有している。
深夜放送番組であることを生かしてホラー・ダークテイストを前面に押し出し、毎回のように化学・生物学用語が飛び交い劇中で誰かが落命する、シビアな作風が特徴。
この点は、OVAで展開され「子供向けアニメ」の制約を解かれた『勇者王ガオガイガーFINAL』に通じるものがある。また、後にベターマンからガオガイガーに逆輸入された要素も存在する。が、どの作品も別の制約があったことがスタッフの証言で判明している。
「いったん謎が解明された、と思わせて、真実は別にあった」と言う「どんでん返し」が多数盛り込まれ、ミステリーのように「何度も繰り返し視聴することで、出来事の真の意味や繋がりを発見」できる。先述の通りホラーテイストであったため、「次ノ夜マデ サヨヲナラ」のイラストとテロップが出てから、次放送の『ウェザーニュース』を見ないと眠れないという視聴者が多かったという。
登場人物の周囲にはガオガイガーで登場したキャラおよび用語が散見されるが、あくまでも関係性を匂わせる程度であり、明確な相互登場はCDドラマ『勇者王ガオガイガー外伝~獅子の女王~』に登場するパピヨンくらいである。なお、再構成編集版である『勇者王ガオガイガーFINALGGG』にはラミアも登場する。
おおむね繋がりは軽微であったが、時を経て矢立文庫に掲載された後日談web小説にて二つの物語は交わり、完結を迎える事となる。
なお、作品としての構想はガオガイガーよりこちらのほうが古い。
登場人物
山じい(CV:子安武人)
府中律子(CV:川上とも子)
平地一穂(CV:桑島法子)
初野あやめ(CV:ならはしみき)※1
チャンディー(CV:桑島法子)
梅崎(CV:市川治)
魔門麦人(CV:麦人)
オフィサー(CV:坂東尚樹)
?(CV:あなた)※1
尊者ヤクスギ(CV:屋良有作)
ソムニウム
ボダイジュ (CV:矢尾一樹)
パキラ(CV:中田和宏)
※1 CDドラマより
※2 CDドラマ-欲-nozomi より
サブタイトル
一夜 | 闇-YAMI- |
二夜 | 声-KOE- |
三夜 | 宙-SORA- |
四夜 | 醒-MEZAME- |
五夜 | 冥-ZIGOKU- |
六夜 | 霊-KODAMA- |
七夜 | 力-FORTE- |
八夜 | 毒-DOKU- |
九夜 | 海-AQUA- |
十夜 | 蟲-MUSI- |
十一夜 | 霧-NEBURA- |
十二夜 | 龍-DRAGON- |
十三夜 | 蜜-MITU- |
十四夜 | 魂-KOKORO- |
十五夜 | 翳-KAGE- |
十六夜 | 現-UTUTU- |
十七夜 | 夢-YUME- |
十八夜 | 飢-KAWAKI- |
十九夜 | 鏡-ITUWARI- |
廿夜 | 罠-WANA- |
廿一夜 | 亡-HOROBI- |
廿二夜 | 生-MOGAKI- |
廿三夜 | 贄-MITUGI- |
廿四夜 | 死-WAKARE- |
廿五夜 | 脳-KIOKU- |
最終夜 | -MU- |
主題歌
OP
作詞:貴三優大 作曲:田中公平 編曲:根岸貴幸
歌:ウヨンタナ
ED
鎮-requiem-
作詞、作曲:米たにヨシトモ 作曲:田中公平:編曲:根岸貴幸
歌:※-mai-
導 -revelation-
作詞、作曲:米たにヨシトモ 編曲:根岸貴幸
歌:※-mai-