概要
2002年10月30日に発売されたT.M.Revolutionの17thシングル。
「機動戦士ガンダムSEED」の初代オープニングテーマで、音楽面でもMBS土6ブランドを確立した楽曲である。
クレジット
作詞 | 井上秋緒 |
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作曲・編曲 | 浅倉大介 |
元々は同アニメの監督福田己津央が西川貴教のファンだったことから、主題歌に「『THUNDERBIRD』っぽい曲」をオファーして生まれた楽曲である。
これまでの浅倉大介のT.M.Revolutionの曲はシンセサイザーとバンドサウンドが融合したタイプが多く、前作の「Out Of Orbit~Triple ZERO~」でも健在だった。
一方今作は終始シンセサイザーの主張が強く、バンドサウンドはかなり控えめになっている。また同年に再結成したaccessの要素も見受けられる。
アニメーション
「機動武闘伝Gガンダム」以降、ガンダムのTVシリーズのOPはタイトルバックを主人公機体が飾るのが定番となっていた(この作品のみ最終盤となった)が、SEEDは地球をバックにライフルを構えるエールストライクガンダムの姿がタイトルバックとなっている。
しかしTV放映版当時のOPでは、肝心のサビ部分はムウのメビウスゼロがジンを撃墜するシーンと、バンクでも使われたモブのジンがメビウスを一刀両断するシーンがメインでほとんどストライクが映っていないというあんまりな扱いであった。メビウスのコックピットからジンが動き回るシーン自体は格好いいのだが…。
そのためHDリマスター版ではエールストライクが強奪されたガンダム4機と交戦するシーンに描き換えられており、シグーに向けてビームサーベルを抜刀するシーンも一から描き直されている。
記録
初動売上(オリコン) | 9.7万枚 |
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累積売上(オリコン) | 24.7枚 |
最高順位(オリコン) | 2位(2002年11月11日付) |
TOP200チャートイン期間(オリコン) | 16週 |
SEEDの反響からか、CD発売当時は出荷日から各CDショップで売り切れが相次いだ。
初回盤はSEEDのトレーディングカード付きだったが、当時ここまで売れるとは思っていなかったためかロットが少なく、初回盤はすぐさま各地で姿を消す事態が起こってしまった。
最終的にはT.M.Revolutionとしては1999年の「WILD RUSH」以来の20万枚超えのヒットとなった。なお1位は取れていないが、売上では同週の首位だったモーニング娘。の「ここにいるぜぇ!」(22.9万)を上回っている。
ヒット後の影響
- この曲のヒット以降、西川貴教はT.M.Revolutionのみならずabindon boys schoolなど別プロジェクトも含めて新譜にアニメタイアップが数多く付くようになった。元々氏は、TMR全盛期からコミケ出展に強い憧れを持っていたなど大のオタクでも有名だったため本人としても好都合と言える。このように「INVOKE」は西川氏の今後の全体的活動において大きなターニングポイントにもなった。
- Sony Musicの方も、「INVOKE」の初回盤が早期に完売となってしまった反省を踏まえてか、土6アニメの主題歌のCDは初回ロットが行き渡りやすいよう多めに生産されるようになった。無論これは続編である「DESTINY」の主題歌「ignited-イグナイテッド-」も同様である。
関連動画
関連タグ
TETSUYA:L'Arc~en~Cielのリーダーで、西川貴教とは同郷である旧来のバンド仲間。復縁したのがたまたまこの曲の発売の時期と被ったため、歌番組では彼との関係を暴露される事が多かった。なおラルクは後番組の二期OPを担当することとなる。