概要
両親・親戚などの保護者がいない未成年者の事。狭義では生みの両親が死別、または行方不明となった未成年者を指す。
また、「保護者がいない」というその様から、ある仲間や業界の内部において、師匠格や先輩格となる人物の廃業・死去、あるいは所属団体からの脱退などによって拠るべき上位の人間関係を失ってしまった若手・修行中の人物や一門弟子のことを「○○界の孤児」などと表現することがある。
主な生活
彼らの場合は両者がいない為、祖父母や親戚もしくは里親に引き取られるのがパターンであるが中には知人が保護者代理人となり共に生活するパターンも少なくない。
また、親類関係全員が引き取れないと判断された場合は彼らは孤児院などの児童福祉施設に送られ、18歳になるまでそこで他の孤児と共に共同生活を送る。
だが、戦争や治安の崩壊や無政府状態の国では福祉活動は頼れず、それらの孤児は靴磨きや荷下ろし、籠売りなどで生計を立てながら生活しなければならず、家もマンホールや廃小屋の中での生活も強いられる。また、中には泥棒や盗みで生計を立てたり、畑を荒らしたり鶏小屋を襲って食物を盗み取りながら生活する者も少なくない。やがてその孤児は大抵の場合、大金を得たいが故に暴力団や窃盗団に入団し、人身売買や麻薬、更には強盗殺人などの凶悪犯罪に手を染めてしまうケースを辿ってしまうのがパターンである。
有名人
架空
物心ついた頃には両親は居らず、主に散らばった無数の侍の死骸から物を漁りながら生活していたところを吉田松陽に拾われる。
本名は本田吾郎。実母は幼いころに病死し、実父も5歳の頃に試合中のデッドボールによって事故死したことから孤児となり親戚に預けられるはずだったが、親戚は実父が遺した遺産が目当てだった為、それを見抜いた吾郎の保母でもある茂野桃子が保護者代理人となり、以降は姓は茂野として生活するようになる。
生まれて間も無く九尾の暴走によって両親が巻き込まれ死亡。その後、暴走を阻止する為に死の間際に九尾の力を自身に封印された事から、周りから里を滅ぼしかけた化け狐呼ばわりされるようになり、言われようのない誹謗を受けながら幼少時代を過ごし、知人や施設にも頼らず一人で生活していた。
ナルトのライバルでもあり唯一の親友。幼い頃に両親を含む一族全員を実の兄の手によって惨殺され、以降は兄へ復讐を誓いながら廃墟となった屋敷で生活しながら生きるようになる。その後、一度は兄に瀕死の重傷を負われながらも16歳の頃に遂に兄を殺す事に成功した。だが、その直後にある真実を突きつけられる事になる。
生まれて間も無く両親を不慮の事故で喪い、母方の親友が保護者代理人として彼を育てた。だが、彼が15歳になるまではその事実を知らされず、更に自身には生き別れとなった双子の兄の存在も明らかとなった。
両親の生死は不明だが幼少期より孤児院で生活していた。そこでは敦に対して体罰や罵詈雑言を浴びせられる地獄のような日々を過ごしていた。しかし、ある日孤児院の経営が「人喰い虎」に襲われて不安定化、同じ時期に敦はそこから追い出されることになる。その時から「自分は人喰い虎に狙われている」と思って逃げていたが、敦自身がその人喰い虎だった。(本人に変身している間の記憶はなく、本人も異能力者だということも知らなかった)太宰の勧誘を受け、武装探偵社に入社することになる。
お互い幼少期に両親を亡くし(明乃の両親は海難事故、もえかの両親は詳細不明)、養護施設で知り合い唯一無二の親友となる。そのため両者共に「海の仲間は家族だから。」と言うほど仲間意識が強く、明乃は仲間達が危機に陥った際や要救助者を発見した際は艦長の任務を放棄してまで救助に向かうことが多々あり、もえかは仲間達が次々と理性を失って暴走し制御不能状態で長期間海上を航行していた間も数少ない正気な仲間達を励ましながら冷静に指揮を執っていた。
物語開始数ヶ月前に両親を事故で亡くし、給料を払えないことからそれまで仕えていた執事とメイド達を解雇し屋敷に一人で引きこもっていたが、ある日訪れたメイドが無給で構わないので雇ってくださいと懇願し、以後彼女との生活を続けるうちに怪しいと思っていた彼女を徐々に異性として意識するようになる。
世界的バイオリニストの父と声楽家の母の両親の間に生まれた音楽会のサラブレッドの少女。しかし、幼少期に難民キャンプでの復興活動中に爆破テロにより両親を失う。そこから心は荒みフィーネに拾われ、主人公の前に立ちはだかるも紆余曲折を経て、仲間になり戦友のひとりとして活躍することになる。
関連タグ
外部リンク
孤児(Wikipedia) ※一部引用