アンダーグ・エナジー
あんだーぐえなじー
概要
(おそらく)アンダーグ帝国所属の構成員達が行使する闇のエネルギーの名称。
右手を地面に当ててこれを召喚し無機物等に注ぎ込むと、怪物ランボーグを生み出せる。
また、幻影を見せる事もできる。
これを注ぎ込むのは大多数がショベルカーや自動販売機などの無生物が多いが、やろうと思えば竹や毒キノコなどの生物に注入も可能。
人外である帝国の幹部達は自らに注ぎ込んで巨大化して戦闘力を上げられるが、人間に注ぐのは無理がある模様。
注ぎ込む量が多い程、強力なランボーグを生み出すのが可能なものの、消費するエネルギー(カバトン曰く「カロリー」)も多くなるリスクが第5話の描写と本人の言動で発覚している。更に第25話でのミノトンの発言でランボーグの強さは本人の強さに左右される実態も判明。実際、より格上のスキアヘッドはより強力なキョーボーグを生み出せる。
そのため、アンダーグ・エナジーの根幹はランボーグ召喚者の生命力そのものの可能性もあり得る。
また、アンダーグ・エナジーを浄化できるのは今のところプリキュアだけであり、ランボーグを倒せてもその場にアンダーグ・エナジーさえ残留していれば、また新たなランボーグを生み出す糧になってしまう。その一方で、使い方によってはプリキュアを弱体化させる効力も有しており、アンダーグ・エナジーで作り出した空間内に閉じ込められてしまうと、プリキュアでさえ力を発揮できなくなってしまう(外部からなら破壊可能)。
第33話では、栄養ドリンクのような瓶で携帯が可能だと判明。洗脳ミノトンに完全にドーピングのような使い方をされていた。
キラキラエナジーの研究
プリキュア達がランボーグのアンダーグ・エナジーを浄化すると、キラキラエナジーなるエネルギーが発生する。
町の修復現象もランボーグ及びキョーボーグを浄化するたびに、このエナジーによって発生していた模様。上手くいけば「プリキュアでなくともキョーボーグに対抗しうるようになり、スカイランドをバリアで守れるようになる」との弁だが……。
第42話でその研究成果をシャララ隊長が持ち帰ったが、何故か同話でスキアヘッドにこの事実が露見していた。これが意味する事とは一体……?
アンダーグ・エナジーの使い道
アンダーグ・エナジーは利他的な理由での行使は基本的に不可能と思われていた。
第45話で愛娘が半死半生の怪我を負った場面で、父のカイザー・アンダーグはキュアノーブルに指摘されるまで「アンダーグ・エナジーを利他的に使った過去がない」と語った上で、運良く娘をアンダーグ・エナジーで救えた際には「この力(=アンダーグ・エナジー)があのように使えるとは……」と感慨深そうにしていた。
- ただしアンダーグ・エナジーが救命行為にも使える可能性は、第22話で示唆されている。バッタモンダーはシャララ隊長を人質にするためと、極めて利己的な理由で彼女にアンダーグ・エナジーを注いだが、結果的に彼がシャララ隊長を見つけていなければ、彼女は怪我で失血死していた可能性がある。
アンダーグ帝国の刺客達はアンダーグ・エナジーを使いカバトンランボーグ・暴走バッタモンダー・洗脳ミノトンになったがこのうち順当にパワーアップしたのはカバトンランボーグだけで、後は全員パワーアップと引き換えに理性を失ってしまっている。
これらの事実から、アンダーグ・エナジー自体が危険なのではなく用法・用量を守って使わなくてはならないエネルギーなのだと思われる。
〈アンダーグ・エナジーの海〉
第45話でスキアヘッドの口から言及された場所。
スキアヘッド曰く「アンダーグ帝国の者は〈アンダーグ・エナジーの海〉から生まれた」「この世の最強の力」(いずれも要約)としており、この存在がアンダーグ帝国が掲げる『弱肉強食』と『優生思想』の根幹となっている。
- カイザー・アンダーグとカイゼリン・アンダーグは親子関係だが、カイゼリンの母は登場しておらずアンダーグ帝国民がどのような生態なのかは不明。スキアヘッドの言葉も「地球上の生物は元を辿れば海から生まれた」ぐらいの意味かも知れないが。
また、スキアヘッドの発言からアンダーグ帝国の民とランボーグ(並びキョーボーグ)の根幹は同一と思われ、上記で触れられた “アンダーグ・エナジーの根幹はランボーグ召喚者の生命力そのもの” の仮説をほぼ裏付けていると考えられる。