※この記事は『スーパーペーパーマリオ』の重大なネタバレを含みます。
概要
スーパーペーパーマリオのキーキャラクター。虹色の蝶の形をした「あんないフェアリン」。
冒頭、ノワール伯爵によってクッパやピーチ姫がさらわれた後にマリオの元に現れ、マリオ自身が「白のヨゲン書」に書かれている伝説の勇者であることを告げ、彼を次元の狭間の街・ハザマタウン(本作の拠点)に連れて行く。
その後「世界の崩壊」を企てるノワール伯爵を止めるためにマリオ達(4人の勇者)を導く。
最初はクールな性格で物静かな口調だがマリオたちと行動するうちに徐々に打ち解け、カメレゴンとの件以来は少しずつ明るい性格に変わって行く様になる。
それと同時に自身に全く覚えの無い言動を度々口にするようになり……。
能力
冒険の鍵となるピュアハートの力を感じ取ることができ、その能力を活かしてマリオ達をピュアハートの在り処まで案内する。
その他、Wiiリモコンをポインターにかざすことで、フィールドに隠されたブロックや扉を見つけたり、敵やフェアリン、住人の情報などを知ることもできる。後者は前作のクリオやクリスチーヌのものしりに相当する能力でもある。
ネタバレ
その正体はエマという人間の女性。各ステージクリア後に挿入される文章のみのイベントシーンに登場する女性と同一人物である。
古代の民から「黒のヨゲン書」を奪い取ったヤミの一族の族長の息子であるルミエールと出逢い、彼と愛し合うようになる。
人間とヤミの一族の者同士が恋をすることはタブーであったが彼女はそれでも彼を愛し続けた。
しかし、2人の事を知ったルミエールの父親によってエマは強大な呪いをかけられたうえ異次元に飛ばされ、ルミエールから引き離されてしまう。
彼女はハザマタウンに流れ着き、発見したデアールによって魂を転生され今の姿に至っている。
そのため記憶を失っていたが、物語が進むにつれて徐々に記憶を取り戻していく。
最終決戦でノワール伯爵がルミエールであること、この世界を滅ぼそうとしたのは消えてしまったエマにこの世界を棒げるためだと知る。
しかし横取りを狙っていた者によって、世界を崩壊させる力の源であるコントンのラブパワーを奪い取られる。復活したピュアハートを持ってマリオ達とともに彼を討ち破るも、黒幕は消滅する直前に最期のチカラを残して世界の崩壊を続行させる。
そして最終決戦の場にまで崩壊の影響が及ぶ中、OPの結婚式場にてノワール伯爵ことルミエールとまことの愛を確かめ合い、出現させたピュアハートの力で二人で世界崩壊に立ち向かう。
コントンのラブパワーは消滅したが、すべてが終わったとき二人の姿はどこにもなかった。
だが、スタッフロール後のラストシーンではシルクハットの男性と女性らしき影が寄り添い合い、どこか遠くへ歩いていく様子が映っている。
作中では彼らが誰なのかは明かされていないが、きっと恐らく……。
クリア後
クリア後の世界では、アンナがいなくなってしまったため、カメレゴン城にいるカメレゴンからアンナそっくりのロボット、ジャスミン2世を999コインと引き換えに貰う事が出来る。
このジャスミン2世は外見がアンナにそっくりだけでなく能力も同じである。
漫画版
スーパーマリオくんのスーパーペーパーマリオ編に登場。(上記画像真ん中)
ゲームとの違いは、顔がはっきりと描かれたより妖精らしいデザインとなっている点、かなり明るい性格になっている点、他のフェアリンとは知り合いと言う設定である点。
大抵ツッコミだが、たまにボケる。
正体がエマであるという設定は原作通りであるが、記憶を取り戻すきっかけが最終決戦においてノワール伯爵にボコられた衝撃で思い出すというとんでもないものになっている。
結末はピュアハートに導かれて「ルミちゃん」ことルミエールと幸せに暮らした模様。
その時のエマとしての姿は短髪のシルエットで描かれた。
pixivでは
上記の影響もあってか、pixivでは擬人化されたイラストも多い。
また、ゲーム本編ではエマとしての姿は判明しないため、投稿者の想像で描かれたエマのイラストもある。
(以下はアンナの擬人化(左)と二次創作のエマ(右))
余談
英語版の名前はTippiであり、これはヒントを意味するTipから来ている。
エマの英語版での名前はTimpaniであり、Tippiと韻を踏んだネーミングになっている。これは恋人の方も同様。
関連イラスト
関連タグ
ペーパーマリオシリーズのパートナーキャラクター
その他作品関連
ナビィ、チャット:ゼルダの伝説シリーズに登場するパートナー。冒険のナビを務める光る妖精繋がり。
アンナ:同じくインテリジェントシステムズが手掛けるゲームシリーズに登場する同名のキャラクター。ちなみにエマもいる。