虹ヶ丘ヨヨ
にじがおかよよ
概要
虹ヶ丘ましろの祖母(父方か母方かは現時点では不明)。彼女の両親が海外赴任中のため唯一の保護者である。
異世界スカイランドの出身者で、ソラ・ハレワタールとエルを居候として自宅に住まわせている。
その後、正体を明かした夕凪ツバサや、プリキュアに変身出来るようになった聖あげはも正式に居候として暮らしている。暇な時間は趣味として乗馬クラブへと赴く。
スカイランドでは「ハイパースゴスギレジェンド博学者」と呼ばれるほど王家にも名の知れ渡る高名な博学者で(現実世界における大学教授に相当する社会的地位であると考えられる)、50年前に何らかの調査で人間界へと渡っていたが、そのまま定住した。
元々地上の国籍を持っていない異世界人の彼女が、正式に帰化の手続きを踏んでいるかは不明。
孫のましろを「ましろさん」と呼ぶ。ましろには自身の出自を隠していた。これは特に深い理由があったわけでなく「お婆ちゃんは異世界人なんだよなんて言っても、どうせ信じないだろうから」と答えている。
しかし、当のましろがソラとエルと運命的な出会いからスカイランドを知り、博識なお婆ちゃんに相談しようと2人を自宅に連れてきたのを契機に、ヨヨの出自が明かされるに至った。
ヨヨがスカイランド人であるため、孫娘のましろはクォーターに当たる。
ソラがプリキュアに選ばれた経緯は本人から聞かされており、ヨヨはプリキュアの正体を知った協力者のポジションとなっている。
ソラ達をスカイランドへと帰還させる手順には長期間を要するのを熟知しており、それも踏まえ様々なアドバイスを送る。
また、遠方の光景を映し出す千里眼の力を持つミラーパッドを所持していて、ましろやエルの動向をいつも見守っている。
温厚な性格だが、ましろにおつかいを頼んだ際のオーダーが「ローズオイル、シナモンスティック、干したカエル」などと、いかにも魔女っぽいラインナップだった。実際第39話ではソラシド保育園の子供たちから魔女と思われていた事が判明したが、当の本人はまんざらでもない反応を見せていた。
初登場した第2話では、エルのための粉ミルクやおむつが何故か家に常備されていたり、今は誰も使われぬ2階の空き部屋が何故か丁寧に掃除された状態になっていて、ソラがこの家で生活できる状態になった。これはヨヨがソラとエルの来訪を予知して事前に準備していたかのようであり、ましろは「おばあちゃん、何者なの!?」と困惑していたが、ヨヨ本人は意味深に冒頭の台詞を述べるのみであった。
更には王国で嘗て起きた危急存亡の出来事も把握し、救い主の名が『プリキュア』だと判明しているものの、国民の誰もが忘れ去られているレベルの伝説級事件であったのも調べあげていた。
また、ましろが通う私立ソラシド学園とも何らかの繋がりがあるようで、第6話では異世界人のソラの素性を隠したまま合法的に転入させる交渉を、1日もかけずに行った。
このように、異様なまでの手際の良さがヨヨの特徴でもあり、なかなか底知れない人物である。
しかし、ソラシド市の穏やかかつ緩い気風に染まったせいか、一目も憚らずスカイジュエル探しやミラーパッドの操作、エルの揺り篭を浮遊させるなどの奇行を普通にしてしまう抜けた一面もある。
第13話でスカイランド行きのゲートが完成したところで「エルを帰すと同時にソラシド市での共同生活も終わり、ソラもこの世界から去らなければならない」事実を諭し(ましろはこちらでの生活がある為観光目的での同行)、更に「カバトンがいなくなったが、今度はアンダーグ帝国がスカイランドを狙ってくる」今後を皆に忠告。
プリキュアとなって航空力学を読み、学ぶ意味を無くし掛けたツバサに新たな可能性の視野を広げる切っ掛けを行いに野菜農園へ誘う。その間に問答を払拭させた彼へミラーパッドを譲渡する。
演者について
演じる塩田朋子氏は本作がプリキュアシリーズ初出演となる。