概要
小説版落第忍者乱太郎 及び 劇場版忍たま乱太郎『ドクタケ忍者隊最強の軍師』の登場人物で、ドクタケ忍者隊の軍師。
白い忍び装束を身につけた同じく白い頭巾の下に鼻と口を隠す白い覆面を垂らした男で、目は涼やかで冷酷にして虚無。
冷え冷えとした抑揚のない、なんの感情も持ち合わせていない声をしている。
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白い覆面の下の素顔(ネタバレ注意)
※以下、『ドクタケ忍者隊最強の軍師』の中盤以降のネタバレ注意!!
タソガレドキ忍者・諸泉尊奈門との果し合いの際、土井が崖下の川に転落したことで記憶喪失になり、倒れている土井を八方斎が忍術学園への人質目的で捕らえる。
そして、彼の記憶喪失のことを知った八方斎の策略によって「正義のドクタケ・悪の忍術学園」と信じ込まされたことで、(恐らく山田先生一家に出会う前の)過去の人格が「天鬼」として出てきてしまい、そのままドクタケ側の軍師になってしまっていたというのが真相である。
(ちなみに、尊奈門が「土井を討ち取った」ことを仲間にも話していたようで、忍術学園に真相確認のためにやってきた雑渡昆奈門が「山田先生達が土井の捜索活動を行っている間に一年は組の臨時講師を務めることになる」という珍事も起きている。)
約半年間という長い捜索活動の末、入手した情報をもとにドクタケ城に潜入した山田先生率いる忍術学園の上級生一行、および利吉。
そして、近々戦が行われることを知ってアルバイトをしようとした乱太郎・きり丸・しんべヱが戦場になるであろう土地にやってくるが、途中でドクタケ忍者に捕まってしまい、軍師「天鬼」を名乗る土井とドクタケ城の中で再会する。
そして、八方斎は土井の記憶が蘇らないように「捕らえた三人組を始末する」よう天鬼に指示し、天鬼も命令に従おうとするが、途中でしんべヱが「袋返しの術」を「手のひら返しの術」と言い間違えたことをきっかけにいつもの授業風景のようなやり取りが繰り広げられ、胃痛が起きる。
しかし、この胃痛をきっかけに記憶を取り戻したことで、無事に現在の土井の人格に戻る。
その後、八方斎を油断させて人質となっていた三人を助けるために「天鬼」であるかのように振る舞い、三人を始末するふりをしつつ彼らを縛っていた縄を刀で切り、土井と生徒三人は無事に助かった。
「土井の救出」および「学園長からの密命」という作戦が成功した忍術学園一行は脱出し、その後土井は自身が蒔いた戦の種の後始末をして忍術学園に帰還した。