リック・ディジェ
りっくでぃじぇ
機体データ
型式番号 | MSK-008R |
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所属 | 地球連邦軍 |
開発 | 地球連邦軍 |
生産形態 | カスタム機 |
全高 | 24.0m |
本体重量 | 不明 |
全備重量 | 56.7t |
出力 | 不明 |
推力 | 不明 |
センサー有効半径 | 不明 |
装甲材質 | 不明 |
固定武装 | 頭部バルカン砲×2、ビーム・ナギナタ、シールド、グレネード×4 |
携行武装 | ビーム・ライフル、ハイパー・メガ・ランチャー、クレイ・バズーカ |
概要
型式番号MSK-008R。エゥーゴの同盟組織カラバが運用した陸戦用モビルスーツ『ディジェ』を宇宙戦用に改修したモビルスーツ(MS)で、地球連邦軍外郭部隊「ロンド・ベル」に編入当初のアムロ・レイの乗機。
宇宙世紀0091年時点ではジェガンはまだ配備途上で、それ以前の主力機ジムⅢではスペック不足とのロンド・ベル司令部からの判断で配備された。
アムロ専用機としてディジェが選ばれた理由として、アムロの存在を危険視する連邦内の意見から最新鋭のガンダムタイプの配備が見送られ、その代案としてカラバ時代の乗機であるディジェがピックアップされたという経緯がある(小説版『逆襲のシャア』での、Ζガンダムの配備要望に対するリ・ガズィの配備という逸話がある)。なお、この措置に対してアムロ本人は「またこのタイプに乗るのか」と不満を述べていた。
機体カラーはアムロが第18TFAS所属時に運用していたΖプラスA1型に因み、朱色とグレーのツートンカラーに変更されている。
シャア専用ディジェと同じく宇宙戦に適応した改修が成され、リック・ディアスのバインダーを発展させた背部バインダーや各部スラスターの追加、放熱フィンの材質変更などが行われてた他、コックピットは頭部から胸部に移動している。空いた頭部スペースにはバルカン砲用の大型弾倉が設置されている。
武装
頭部バルカン砲
こめかみ部分に設置された牽制用機関砲。本機はコックピット位置が変更された事によって、背部に存在した大型弾倉が頭部内に戻されている。
クレイ・バズーカ
AE/ZIM社が開発した口径300mmのロケットランチャー。
ハイパー・メガ・ランチャー
Ζガンダムが使用した対艦用大型ビーム砲。元々はZガンダム用に開発された兵装だったが、遠距離からの狙撃等に用いるために一定数が量産されていたのか本機も使用していた。作中では手持ち運用の他、後のニュー・ハイパーバズーカで見せたワイヤーガンによる遠隔射撃(いわゆる置きバズ)を彷彿とさせる攻撃も披露していた。不使用時は左肩のウェポンラックにマウントされる。
シールド
原型機から引き継いだ右肩のラウンド・シールドに加えて、改修時にウェポンラックと干渉しない形で左肩にも追加された。裏面には投擲・射出に対応したグレネード・ランチャーを4発内蔵する。
バリエーション
リック・ディジェ改
型式番号MSK-008R。
『機動戦士MOONガンダム』に登場。
Gドアーズ戦で片腕を損失し、中破したリック・ディジェを現地改修した機体。
作中当時ではまだ新興の外郭部隊であったロンド・ベルは予算に乏しい上に、本来の補修パーツが不足していることから、既存の機体のパーツを流用している。主にGドアーズで破損した箇所を改修しており、肩部と駆動系の一部をジェダのパーツに換装、更に両肩のシールド付アーマーを損失したことによる防弾・防刃能力の低下を補う為にジムⅢ用のラージシールドを新たに装備している。
機体色も白とダークグレーに変更され、後のνガンダムを思わせるものになった。
リック・ディジェ(ルオ商会仕様)
型式番号MSK-008R。
『機動戦士MOONガンダム』に登場。
カラーリングがダークグレー系に変更されている他、頭部などの外観が元のディジェになっている。