概要
Minecraftの比較的初期から登場する敵対Mob(モブ)の一種。
単独ではあまり強くないが複数でスポーンすることが多く、仲間を呼び寄せたり剣や防具を装備していることもあり、時に脅威になる。索敵範囲は差があるものの、たまに結構遠くからこちらを見つけることもある。特に防具を身に付けている個体は装備によって耐久力が高くなっており、剣を持っている個体は剣による攻撃力やエンチャントで被ダメージが上乗せされるので注意しておきたい。
また、他のモンスターに比べ知能はあるのかドアを叩いて破壊したり、落ちているアイテムを拾うこともできる。こちらが近くにいない場合は村人や行商人、アイアンゴーレム(アイアン ゴーレム)やスノウゴーレム(スノー ゴーレム)を襲おうとする。
特に村人はゾンビの攻撃によって死亡してしまうと村人ゾンビという敵対Mobに変化する事があり、ここから連鎖的に村が全滅してしまう事も珍しくないので要注意。
ゾンビの容姿からすると、恐らくスティーブがゾンビ化した姿とも推測出来るが、子供ゾンビや派生種の存在も考えるとその限りではない可能性もある(死体が動いているのではなく、何かしらの要因で自然発生するモンスターとも)。
死ぬと主に腐った肉をドロップするが、こちらが倒した場合は他にも低確率で装備品や鉄のインゴットなどをドロップすることがある。
中でもニンジン、じゃがいもを拾うことができれば村を見つける前に農業の幅を広めることが可能になり、ブタの繁殖も可能になるため食糧が確保しやすくなる。菜食なのだろうか。
また、拾ったアイテムは必ずドロップする。これは落ちているアイテムを拾い上げて身に付けた防具や右手に持ったアイテムが対象である。
余談だが、開発初期のバージョンでは腐った肉が実装されていなかった為ドロップアイテムは羽根だったらしい。
朝になった際に日の下にいると燃えてしまうが、ヘルメットを被っていたり、雨が振っていると炎上しない。
体が燃え始めると日陰や水のあるところへ行こうとする習性が見られる。しかし、こちらを見つけたり村人が近くにいる場合は炎上してでも近づいて攻撃してくる。Java版では炎上しているゾンビに攻撃されると、こちらも炎上ダメージを受けてしまうので注意。後に統合版でもver1.20.30で修正され、Java版と同じ仕様となった。
洞窟内でたまに見かけることがある丸石で囲まれたスポナー部屋はゾンビのモンスタースポナー(モンスター スポーナー)であることが多い傾向にある。スポナーはプレイヤーが一定の範囲内にいると定期的にMobのスポーンを繰り返し行うようになるため、洞窟探検でいつもよりゾンビの数が多いと思ったらこのスポナーの仕業である可能性も考えられる。
因みにこのモンスタールーム(スポナー部屋)はゾンビ以外だとクモやスケルトンになっていることもある。効率はあまり良くないが特定のMobだけを必ず定期的にスポーンさせるため、トラップを作るのにはオススメ。このスポナーから装備持ちのゾンビがスポーンすることもあるため、作成動画では水没させるように作られていることが多い。その理由は下記のゾンビの亜種ドラウンドにある。
亜種
ゾンビには意外と数多くの亜種が存在し、多種多様な習性を持っている。
ドラウンド
主に水辺でスポーンするゾンビの亜種。
統合版では「溺死ゾンビ」という名前になっている。
ゾンビは水中で浮くことが出来ず沈んでしまうが、こちらは水中を泳ぐことができ、プレイヤーを関知すると統合版ではプレイヤーと同じように平泳ぎで接近してくる。Java版ではver1.13.2までは腕を上下に動かして立ち泳ぎをする独自の泳ぎ方で接近していたのだが、ver1.14からver1.19.3まではゾンビと同じポーズで接近するようになってしまった。しかし、ver1.19.4から再び、ver1.13.2までの泳ぎ方に戻った。
日光で炎上こそするが、水辺を巣窟としているため朝になっても残り続けていることが多い。夜や雷雨になると陸に上がるようになるが、日中では陸に上がることはまれである(木の下にいることがたまにあるという程度)。
時々釣竿持ちやトライデント持ちがスポーンすることもある。釣竿持ちは普通のドラウンドと振る舞いは変わらず倒すと釣竿を落とすことがあるが、問題はトライデント持ちの方。トライデントを落とす唯一の持ち主だがその個体は索敵範囲が他のドラウンドよりも広い上に離れたところから投擲してくるため非常に危険。
Java版では距離にかかわらず投擲してくるため1度見つかると盾がない限り対処は難しいが、統合版では3ブロック以内まで近づくと近接攻撃に切り替えるようになる。どちらも被ダメージは大きいが、近接攻撃に切り替えた場合はこちらもドラウンドを倒せる可能性があるため、上手く近づいて投擲を防げば倒されるリスクは減りやすい。
遠距離攻撃は飛び道具耐性のエンチャントでダメージを大きく減らせたり他のドラウンドと直線上になるよう位置を合わせると統合版では同士討ちすることもできるため(Java版ではver1.14以降はバグのため同士討ちをしない)、倒すのが難しいと思ったら防具を強化したり上手くおびき寄せてみるのも手である。
ドロップアイテムは主に腐った肉と時々銅インゴット(銅の延べ棒、Java版ver1.16.5までは金インゴット、統合版ver1.16.221までは金の延べ棒)、オウムガイの殻、トライデントを入手できる。
オウムガイの殻は左手に持っていることがあり、持っている個体を倒すと確定でドロップする。水中での活動を大きく補助するアイテム『コンジット』の素材となり、トライデントは最強の剣と同等の攻撃力を持ち、投擲の遠距離攻撃も可能で非常に強力な武器となる。
ちなみに、通常のゾンビが水辺に浸かり続けるとコイツになるほか、そのゾンビが何かしらの装備を身につけていた場合はドラウンドになった時にその装備品をそのままドロップするという特徴がある。水没して変化する寸前になると身体が震えるようになる。
ドラウンドになった直後にアイテム化した装備をすぐに拾われるリスクもあるが、装備持ちを上手く誘導して川や海に落とせば資源を節約しつつ確実に武器防具を新品同然で入手可能になる。
クラフト不可能なチェーン防具や耐久力の高い鉄防具、序盤では強力な鉄の剣などを装備している場合もあるため、水没させて新品に限りなく近い状態で手に入ればサバイバルが楽になるだろう。防具を身に付けているヤツは防具によって耐久力が上がっている関係上倒すのも大変なため、倒すのを楽にするためにも水没させて剥がす方が良い場合が多い。
統合版ではゾンビから変化した個体を除けば極々まれに新品のトライデントを落とすことがある。ドロップ増加のエンチャントをもってしても最大で確率は0.5%と非常に低いが、トライデント持ちの個体だと理論上は持っているトライデントと新品のトライデントを2つ同時に落とすこともある。
その統合版はver1.19.31まで、トライデント持ちのドラウンドが何故か途中から釣り竿持ちに変わるというバグがあり、こうなると振る舞いはトライデント持ちと同様の遠距離攻撃を行うのにもかかわらず倒すとトライデントではなく釣り竿を落とすことがあるという結構困った現象が発生していたが、ver1.19.40で修正された。また、トライデント持ちの個体は敵対していない状態だとオウムガイの殻を拾うこともあり、新品のトライデントが手に入る新しい手段のひとつになっている。他にはトライデントを投擲する際に何故か三ツ又部分が後ろで逆さまに持っていることもあったが、こちらは修正されている。
ハスク
主に砂漠でスポーンする亜種。
彼の攻撃は空腹状態を誘発させる。
また、日光に耐性を持っており、ヘルメットや雨の有無にかかわらずその場に存在し続ける事ができる。その仕様上砂漠の村を滅ぼす原因になりやすいため、湧き潰しはしっかりやっておきたいところ。
なお、長時間水に浸かるとゾンビになる。それだけ乾燥しているようだ。
ドロップアイテムはゾンビと同じなので、作物や鉄インゴットを狙いたい場合は普通にゾンビを狩る方が良いだろう。スポナーではスポーンしないのでご安心を。
村人ゾンビ
低確率でゾンビの代わりに自然スポーンする個体。
詳細はリンク先を参照。
子供ゾンビ
ゾンビ、ハスク、村人ゾンビ、ドラウンドが小さくなった個体。
動きが通常より速く、小柄な身体も相まってなかなか攻撃が当たりづらくなっている。ブロック1マスの隙間も通れるため、穴はすべて塞いでおかないと侵入されてしまう点にも注意しておきたい。
特に子供ハスクは上記に加え空腹状態をしっかり付与してくるためかなり鬱陶しい。
Java版に限り、ニワトリに乗っている状態でスポーンすることがあり、『チキンジョッキー』とも呼ばれる。こちらは子供のゾンビ系Mob全てで発生する。そのため、後述のゾンビピッグマン→ゾンビピグリンでも発生するのでネザーでもニワトリが騎乗させられる形でスポーンする。
子供ドラウンドのチキンジョッキーもスポーンするが、水中ではスケルトンホースのジョッキー以外は騎乗が解除されてしまう。騎乗状態を見たい場合、地上でスポーンエッグの使用かsummonコマンドでスポーンさせる必要がある。
統合版に限り、チキンジョッキーとしてスポーンしない代わりにニワトリやクモのようなジョッキーのいるモブだけでなく、他のゾンビ、ウマやホッキョクグマなどの動物等に乗る事でライダー化するベイビーゾンビジョッキー(子供ゾンビ・子供村人ゾンビ・子供ハスクで発生する。過去には子供ゾンビピッグマンでも発生していたが削除済み)が存在する。
なお、水中で子供ゾンビのベイビーゾンビジョッキーが溺死ゾンビになった場合、騎乗は解除される。
ゾンビピッグマン
ネザーに大量に生息する中立mob。
地上でブタが雷に当たっても変化する。
ピッグマンが削除されてピグリンへと変更されたため、ゾンビピグリン(ゾンビ化ピグリン)となった。オーバーワールドではまれにネザーポータルから迷い込んでくることがある。
ジャイアント
Java版の最初期のバージョンから存在した大型モンスター。
字面だけは強そうだが、その実態は体力が多くなっただけの単なる巨大なゾンビ。AIは搭載されていないので普通にスポーンさせただけでは動かない。正式に実装されていない未使用Mobの1体であり、コマンド召喚でしか見ることができない。しかし現在のバージョンまで削除される事はなく、アップデートの際きプログラムがテコ入れされる事もある。理由は配布ワールドで使われている事にあるようだ。
ちなみに、当たり判定は足元にしか設定されていない。
関連アイテム
- 腐った肉
ゾンビ系Mobを倒すと高確率でドロップする。敵対Mobの中でも特に戦う機会が多いゾンビを何度も相手にしていると、まさに腐るほど持っている事も珍しくない。
腐っているが食べる事は可能で、回復量も4(ゲージ2個分)とそこそこ多めだが、食べると高確率で空腹のバッドステータスが付与されて結果的に食べる前よりもゲージが減ってしまう事も(牛乳を持ち合わせていればこれを回避する事は可能)。
食糧として利用するには非常にリスキーだが、聖職者の村人との取引きで売り付けてエメラルドを入手できる他、手懐けたオオカミはこれをノーリスクで食べる事ができ、回復や繁殖にも使える。
- トライデント
ドラウンド(溺死ゾンビ)から低確率でドロップする武器。ドラウンドは無限にこれを投げ飛ばしてくるが、投げたものをプレイヤーが拾う事はできない。
剣のように振るったり、弓矢のように遠くへ射撃できるという遠近両距離に対応できる万能武器。投げた場合は再び拾いに行く必要があるが、「忠誠」のエンチャントを付けていれば投げたトライデントが自動で手元に戻ってくる。
しかもダメージ増加のエンチャントによる強化がない場合、近接攻撃はネザライトの剣よりも高い攻撃力を持つという意外な特徴もある。
また、前述の「忠誠」の他に「激流」「召雷」などトライデント専用のエンチャントも存在し、これらを付与すれば敵との戦い以外でも活躍してくれる。
- 武器・防具・ツール
- 鉄インゴット
- 作物
入手手段がゾンビに限らないドロップアイテム。
武器や防具は主に鉄やチェーン系の物を装備しているが、革系や金系を装備している事もある。また、超低確率だがダイヤ系を装備している事もある。ツールは自然スポーンした場合は鉄のシャベルを持っている。
鉄インゴットをドロップした場合、使用機会が最も多くなるであろう鉄系ツールなどを序盤の内から作りやすくなる。
作物は主にニンジンとジャガイモをドロップする。ゲーム序盤で入手できれば食糧問題の解決に繋がるので、狙ってみるのもいいだろう。
新たなスポーン地点は・・・
ゾンビ参戦‼︎
「スティーブ/アレックス」のカラバリとしてまさかの参戦。
雑魚キャラに相当するキャラクターが参戦するのはパックンフラワー以来のことである。
エンダーマンと共に他社組のファイターとしては史上初のスマブラヴィランズの仲間入りになった。
また、スピリッツも実装されているが、ミェンミェンとは異なりファイターとしてのスピリットは登場せず、名鑑でもファイターとしては扱われない(この2つの点はエンダーマンも同様)。
恐らくこれはスピリッツバトルでの面白さを優先した結果だと思われる。
詳細は「スティーブ/アレックス」を参照。