大船駅
おおふなえき
概要
神奈川県鎌倉市大船と横浜市栄区笠間町にまたがるJR東日本と湘南モノレール江の島線の駅。
JRは東海道本線、横須賀線(湘南新宿ライン)、根岸線が乗り入れる。
駅長室は鎌倉市側にあり、「横浜市内」駅として扱われていない(つまり、神奈川県下の駅として扱われる)こともあり、有効期限が2日以上かつ、目的駅が「横浜市内」の乗車券を利用する場合は要注意。東海道本線熱海方面から当駅を経て横浜市内各駅へ向かう分には問題ない(神奈川県下駅なので途中下車も可)が、東京方面から横浜市内を経て当駅へ向かう場合は乗り越しになってしまうためである。無論、乗車券の券面に表示された乗車区間が「東京都区内」〜「名古屋市内」など、横浜市内駅を経由する場合はこの限りではない。
根岸線と湘南モノレールにとっては起点・終着点のターミナル駅であり、成田エクスプレスなどの優等列車が多く停車する。
駅周辺には大船観音がある。
駅構造
JR東日本
島式5面10線の地上駅。
乗り場 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 東海道線 | 上り/北行き | 横浜・品川・新宿・東京・大宮方面 | 上野東京ライン/湘南新宿ライン |
3・4 | 東海道線 | 下り/南行き | 平塚・小田原・熱海方面 | |
5・6 | 横須賀線 | 上り/北行き | 横浜・東京・千葉・成田空港方面 | 総武線快速 |
5・6・7 | 湘南新宿ライン | 上り/北行き | 新宿・大宮・高崎・宇都宮方面 | |
7・8 | 横須賀線 | 下り/南行き | 鎌倉・逗子・久里浜方面 | |
9・10 | 北行き |
湘南モノレール
頭端式ホーム2面1線の高架駅。
利用状況
JR東日本
2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は84,249人である。
JR東日本横浜支社内では横浜駅、川崎駅、武蔵小杉駅、町田駅、戸塚駅、藤沢駅に次いで7位。
年度別利用状況比較表
事業者名 | JR東日本 | |
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年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 92,839人 | 185,678人 |
2009年(平成21年)度 | 93,343人 | 186,686人 |
2010年(平成22年)度 | 93,679人 | 187,358人 |
2011年(平成23年)度 | 93,397人 | 186,794人 |
2012年(平成24年)度 | 95,317人 | 190,634人 |
2013年(平成25年)度 | 97,118人 | 194,236人 |
2014年(平成26年)度 | 96,360人 | 192,720人 |
2015年(平成27年)度 | 98,803人 | 197,606人 |
2016年(平成28年)度 | 99,139人 | 198,278人 |
2017年(平成29年)度 | 98,695人 | 197,390人 |
2018年(平成30年)度 | 99,944人 | 199,888人 |
2019年(令和元年)度 | 98,926人 | 197,852人 |
2020年(令和2年)度 | 73,636人 | 147,272人 |
2021年(令和3年)度 | 77,670人 | 155,340人 |
2022年(令和4年)度 | 84,249人 | 168,498人 |
その他
かつては横浜ドリームランド(既に閉園)へのアクセス路線である、ドリーム開発ドリームランド線の駅も併設され、そちらは横浜市側に置かれていた。
ただし、ドリームランド線の車両重量が設計の約5割増(設計30t、実測46t)という明らかな重量オーバーの状態で運行していた事もあり、タイヤパンク、車軸折損、軌道への亀裂多発などの様々な問題を起こしていた事もあって1967年には運行を休止し、2003年に事業路線として正式に廃止された。
日本で唯一の懸垂式・跨座式両方式によるモノレール路線が乗り入れる駅でもあったが、湘南モノレール開通は1970年であるため、実際に同時期に懸垂式と跨座式モノレールそれぞれの列車が大船駅を発着していた事はない。
関連項目
神奈川中央交通···西口に戸塚営業所と藤沢営業所の路線、東口に横浜営業所の路線が発着する。西口のバスターミナルは横浜市側に所在。
ラブライブ!シリーズ…横須賀線が本線に行こうが湘南新宿ラインに行こうが両方の延長線上に聖地があるためよくネタにされる。「大船止まりはハズレ」とも。