ユナカ
ゆなか
プロフィール
概要
各地を放浪している、出自不明の盗賊の女性。
右頬に黒い星型のメイクをしており、長い赤髪に白黒の星飾りを散りばめている。
「やっぴー!」「ですぞ」などと言ったり、他人に対しては「〜氏」付けで呼ぶなど中世の世界観のFEとは相反するネットスラングのような言い回しをする(中世の世界観に合っていない言動のFEキャラは多いのでユナカのみが際立っているわけではないが)。
明るく活発な性格でノリがよく、誰とでも打ち解けられる。何やら過去を詮索されるのが苦手な様子で、自らの素性について語ろうとしない。ただリュール・アルフレッドと初めて会ったときに「暗殺者」と言ってしまっている(直後に「観察者」だと訂正)。
ストーリー6章「奪われた指輪」にて加入。
フィレネ王家の祠にある筈の「暁の巫女の指輪」を所持していたユナカは、ブロディア国境付近で神竜軍と出会う。彼女はどこかでその指輪を落としてしまったのだと言い、彼らと共に搜索する。
指輪を持っていた賊を討伐した後は、実は自分が祠から指輪を盗み、売って旅の資金にしようとしていたことを告白。しかし、ミカヤと話して情が湧いていたユナカは心を入れ替え、神竜軍の旅に同行することとなる。
その特徴的な言葉遣いから、ファンの間では「ユナカ氏」と呼ばれることもある。
人物像
「ひょうきんもの」を自称し、仲間との会話ではいつもオーバーリアクション気味。
その明るすぎる振る舞いから、仲間に「無理をしているのではないか」と心配されることもしばしば。
自分の素性を後ろめたく思っている様子。出自についての話になると咄嗟に嘘をついてしまい、そのことを気に病んでいる。
目が良く、気配を消すことが得意で、静寂や孤独が苦手。犬より猫派。
鋭い観察眼を持ち、物真似に長けている。
実際に作中で彼女が物真似したキャラクターは、ヴァンドレ、アイビー、ゴルドマリー、ミカヤ、カムイ等。動物の鳴き声も上手い。
特にカムイの物真似等はかなり似ており、物真似先の人物が本当に喋っているのかと錯覚する程の完成度。
物真似の延長線上で、演技力に優れる。セアダスにもその腕を買われて、舞台の主役になって欲しいと頼まれている。因みに、楽器の演奏もできる模様。
珍しい武器に目がない。それ故に武器に詳しく、語り出すと早口になる。
ソラネルの「料理」では「大人」判定であり、私服も大人っぽい落ち着いたもの。
出自
その正体は元暗殺者である。
まぁ、最初に自分で言っているのでバレバレではあるのだが…
彼女の暗殺者時代の話はシトリニカやゼルコバ等の支援会話で聞く事が出来る。
出身はブロディア王国の断崖の村。貧しい両親の元に生まれたが、物心ついた時に捨てられ、殺し屋の男に拾われ「働き手」として殺しの技術を教えられた。
その男は楽して金を稼ぐためユナカに殺しを手伝わせていたが、ある日突然倒れ、彼女を拾った本当の理由は「後継者が欲しかったから」だと告げる。
実は男は不治の病に侵されており、余命いくばくも無い状態だったのだ。そして男は、今まで稼いだ金を元手に「これを報酬に自分を殺してほしい」と言い出した。
ユナカは男から依頼された「仕事」をやり遂げ、暗殺者から足を洗った。
その後は目的もなく旅を続け、いつしか指輪を見つけて仲間と出会うことになるのである。
「ユナカ」と言う名は偽名であり、本名は「ラリマー」(本名の由来も、ドミニカ共和国から産出している宝石から来ている)。
当時のことは言葉にするだけで辛くなるほどの記憶として刻まれており、拾われた男にさせられていた家事をすると、今でも不安に襲われ取り乱してしまう。
暗殺者として多くの人から憎まれていたようで、そんな過去の自分を厭い、新しい自分に生まれ変わるために普段は明るい人物を演じている。仲間を想う気持ちは本物で、世界を救うために力を使えることを喜んでいる。
実際の口調や性格は冷徹で、戦闘時にはこの素が出ることもある。また、パネトネとの支援会話では素の様子が沢山見られる。
ユニット性能
初期兵種はシーフ。初期素質は短剣(天性素質)。
盗賊らしく技・速さに優れ、力・守備は低めなユニット。魔防はよく伸び、魔力もそこそこある。
今作は盗賊でなくても宝箱・扉を開けられるため出番は少ない…?
…なんていうことはなく作中でトップクラスの最強ユニット。
今作のシーフは「隠密」というスタイルで、地形による回避補正を2倍にできる。このため茂みや林(いずれも回避+30)等に隠れていれば回避は簡単に100を超え、難易度ノーマル程度の相手なら攻撃がほぼ当たらなくなる。
さらに、装備できるナイフ(短剣)は武器強化する度に攻撃力が+2されていくため、ちょっと強化するだけで斧もびっくりな火力と剣をも上回る速さ、射程1-2を併せ持つ最強武器がお手軽に作れてしまう。おまけに毒の効果で相手の防御を下げられるし、体術以外の敵にはブレイクされない。
個人スキル『殺しの技術』は回避補正のある地形を利用する必要はあるが、安定して30%前後の必殺率を発揮できる。
極め付けは、紋章士カムイの「竜脈(霧)」で回避+30効果の地形をいつでもどこでも毎ターン作り出せること。これができるようになってからは、ノーマル程度ならユナカが一人で無双してクリアできてしまうレベル。敵陣にユナカを残して全滅させるのは痛快。
さすがにハードやルナティックともなると厳しいが、それでも攻略には欠かせないユニットとなるだろう。
ただ実際の所、ユナカの強みはシーフとナイフとカムイの強みとも言い換えられる。そのため、シーフに転職させればユナカより強くなるユニットも多い。
とはいえ序盤からシーフで参戦してくれるのがユナカの長所とも言えるため、問題はないだろう。
しかし、この戦術にも天敵がいる。それはスタイル「魔道」のユニット。
このスタイルは「魔法で攻撃した際に、相手の地形による回避補正を無効化する」というアンチ隠密とも言える特性を持っている。
当然だが地形による回避補正がなくてはシーフと言えど信用のおける回避性能とはならないことが多いので、相手のユニットによく注意した運用が必要となる。
紋章士についてはカムイは勿論、リンとの相性も良い。スタイル「隠密」ならば「流星群」の射程が20となり、強みの速さもさらに強化できる。
コミカライズ
第6話で初登場。この回はユナカがメインの回となる。
リュール達が祠から持ち出された紋章士の指輪の話をしている時に現れ、指輪が王族の宝と発覚して慌てふためく。
そして指輪を買い取ったブロディアの貴族『ルブライト伯』の元にリュール達が向かう際、一瞬目を鋭くさせた後に「指輪は絶対に渡さない」と言い、先にブロディア首都コルヌに向かう。
そして着いた屋敷にて、隠された地下で生贄を捧げる邪竜信仰の教会を発見。過去のユナカを知る伯爵から暗殺者としての過去と経歴、師匠の下を離れて伯爵に雇われていた事を暴露された。
リュール達が毒にやられた際、伯爵からスリ盗った指輪からリュールにミカヤを顕現して貰い、エンゲージ技『大いなる癒しの手』でリュール達を救う。
その後、伯爵も不正発覚で連行され、リュールから「過去を気にするよりも今やこの先の未来が大切だと思う。ユナカも過去に縛られず、今を進んで欲しい」と言葉を貰う。
因みに、ユナカの「やっぴー!」はしばらく流行る様になったとか。
賑やかな冬の使者 ユナカ
「冬祭りの使者ユナカ、参上ですぞ!
このわたくしめが来たからには、
最高の冬をお約束いたします!」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 暗器/騎馬 |
武器 | 見えざる聖夜の刃(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 鬼神飛燕の炎撃 |
B | 理の蛇毒 |
C | 不治の幻煙4 |
2023年12月からの超英雄でようやく初登場。
ステータスは攻撃速さが高めで守備は低い。
専用武器は再移動(マス間の距離、最大3)発動可能とキラー武器効果に加えて自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+5かつ攻撃速さが9-周囲1マス以内の味方の数×2分増加(最低0)。そして追撃不可とキャンセル無効に最初と二回攻撃のダメージ軽減と軽減無効が30%×攻撃した時の移動前と移動後のマス距離分それぞれ計算(最大3)。ただし周囲2マス以内に天脈かいずれかの移動タイプが侵入可能で平地で移動出来ない地形マスがある場合は最大3の扱いになる。
暗殺者らしく、高機動力かつ孤立で戦って攻守備わった妨害と嫌がらせてんこ盛りの効果。
因みに同時に参戦した名指しのキャラクターは指輪や腕輪でエンゲージ本編でも会った事のある繋がりとなる。しかし比翼の相方で実装キャラクター名になっていない人物のみ初対面となる。
余談だが、2023年12月15日〜2023年12月26日までの間『ファイアーエムブレムヒーローズ』公式X(旧Twitter)のツイートを担当した。
詳しく知りたい方は「#ユナカ氏参上」にてその様子が確認できる。
余談
- 彼女の「やっぴー!」「よろぴっぴ!」は、英語版だと「Zappy!」「Hiya papaya!」になっている。
- ニンテンドードリーム23年6月号で実施された「『FEエンゲージ』キャラクター人気投票」では5位にランクイン。リュールを除けば、女性キャラの中で1番。