フォトンブラッド
ふぉとんぶらっど
概要
特撮『仮面ライダー555』に登場する流体エネルギー。ライダーズギアのエネルギー源であり、ファイズ達のパワーを最大限に引き出せる“光の血液”である。
グランインパクトやクリムゾンスマッシュは勿論のことながら、スパークルカットやカイザスラッシュは剣と化したフォトンブラッドの高エネルギーで敵を滅多切りにする技であり、各種光線銃はフォトンブラッドそのものを光弾として放つ。このため、フォトンブラッドは、衝撃を与えるエネルギーとの考察もされている。
『555』に登場する仮面ライダーのスーツにはフォトンブラッドの流動経路「フォトンストリーム」(※各ライダーでストリームの名称が異なる)が走っており、各ストリームはフォトンブラッドの血管と言ったところだろう。
種類
フォトンブラッドが流動する際に発光するが、それは副産物として凄まじい光粒子を発生させる為。
その色は出力によって変化する。
赤
最も安定した状態。
- 仮面ライダーファイズ・フォトンストリーム
- 仮面ライダーファイズ ブラスターフォーム・クリムゾンクロス
スーツ全体にフォトンブラッドが駆け巡っている、言わば『フォトンブラッドの鎧』のような状態であるため、並のオルフェノクであれば触れるだけで灰化・消滅させてしまう。
フォトンストリームは黒色のブラックアウトストリームとなり、フォトンブラッドのエネルギーの流れを完全に遮断し、逆流暴走やスーツの自壊を防ぐ役割を果たしている。
青
赤や黄色よりも更に高出力。
- 仮面ライダーサイガ・フォトンストリーム Ver2
サイガドライバーによるフォトンブラッド生成量はファイズの2倍以上。
生成されたフォトンブラッドを蓄積、供給するための胸部の機関「Ψコア」が高出力によるサイガドライバーへの負担を軽減し、自壊を防ぐ。
銀
最高出力。
- 仮面ライダーファイズ アクセルフォーム・シルバーストリーム
出力上昇によってファイズのフォトンストリームが変化したものだが、フォトンストリームの耐久限界値を表す危険信号でもある。シルバーストリームの状態を35秒以上続けると自壊し、装着者が大量のフォトンブラッドを浴びて絶命するとともに周囲3㎞が劣化したフォトンブラッドで汚染される。そのため、アクセルフォームには35秒で強制的にフォームチェンジが解除される機能が組み込まれている。
余談
- なお、ネット上では「フォトンブラッドは毒物である」という認識が広まっているが、フォトンブラッドの毒性について公式設定で説明されたことはないため、上記のアクセルフォームの「浴びて死ぬ」「汚染」ブラスターフォームの「触れると死ぬ」という記述が拡大解釈されて広まったものと思われる。
- オルフェノクにとっての猛毒という詳細も無く、ファイズの通常の蹴りや、他のオルフェノクによる攻撃で死亡した例もある。
- 本作のライダーはスペック上は大したことが無く、平成シリーズ全体でもかなり弱い部類に入る。オルフェノクもライダーになるより怪人態で戦った方が強いのだが、にも拘らずライダーズギアが重要アイテムとして争奪されているのは、このフォトンブラッドがオルフェノクに対してきわめて有効な武器になりえるからである。
- ちなみに、量産型ライダーであるライオトルーパーはフォトンブラッドを排除した作りであるため、上述した恩恵は特にない。
- なお仮面ライダーミューズは詳細不明。
- シン・ゴジラの劇中のとあるシーンで『フォトンブラッド水和物』という名称が登場している。これはファイズの世界観の物と同質かは不明であるが、少なくともシン・ゴジラの世界観にフォトンブラッドという物質が存在していることになる。