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直列4気筒の編集履歴

2024-06-01 17:24:09 バージョン

直列4気筒

ちょくれつよんきとう

シリンダーが4本1列に配置されているエンジン。直4とも。

概要

レシプロエンジンのシリンダー(気筒)の配置レイアウトの一つ。略して直4とも。


乗用車用としては、最もオーソドックスなエンジン形式である。6気筒以上の方式に比べると振動が問題になりやすいものの、直列3気筒に比べると振動などが少ないスムーズなエンジンであり、中小排気量ではスムーズさ・コンパクトさ・コストの低さを鼎立できるため、バランスが良い。

またターボチャージャーを採用してコストを十分に掛けることで、スーパーカーに匹敵する出力を得ることも可能である。


フォード・モデルTからトヨタカローラフォルクスワーゲンゴルフ(いずれも初代〜現行まで)まで、大衆車のパワートレーンといえば多くがこれである。近年は低燃費志向により、トヨタ・クラウン日産スカイラインシボレーカマロフォードマスタングといった高級セダンスポーツカーでも、ターボ付きでの直列4気筒の採用が見られる。


ただし近年、小型車向けとしてはダウンサイジングの流れの中で直列3気筒+ターボの採用がトレンドとなっており、直4の存在意義が脅かされている状態にある。


直3が主流の軽自動車でも1990年代に直4が流行し、特にEN07エンジンは「クローバー4」の愛称で親しまれたが、スバルの軽撤退に伴い、2012年に廃盤となった。三菱のパジェロミニダイハツコペンでも直4の採用があったが、いずれもディスコンとなっている。


バイクでは比較的大型のモデルを中心にパワー特性と製造コストの兼ね合いから広く用いられる。代表的な例としては、MotoGPやスーパーバイクのような、時速350kmもの超高速バトルを行うサーキットレース用マシン及びその市販版では、1リッター近い排気量の直列4気筒が主流である。

また小排気量の直列4気筒は甲高いサウンドから人気があり、一時は排ガス規制対応と採算の問題から絶滅していたものの、最近カワサキがZX-25Rで復活させて話題となった。


関連イラスト

Clover4
🐯2022🐯

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