DATA
概要
『ウルトラマンアーク』第3話「想像力を解き放て!」に登場の怪獣。
第1話冒頭の回想シーンでも少しだけ登場。本作のキーパーソンである怪獣、モノゲロスに非常に酷似した怪獣。そして、ウルトラマンアークの初戦の相手。
「ネクサス」のガルベロス以来20年ぶりとなる「1話目ではないが初戦相手の怪獣」という珍しいパターンの初戦相手の怪獣となる。
後述するようにモノホーンと共鳴するかの様な描写やビジュアルから、モノゲロスとかなり近い種族の怪獣であることが明かされている。ただ、近い種族ではあるものの亜種の関係にあるのかはたまた成体(幼体)などの関係にあるかまでは分かっていない。
クワガタムシのような二本角が特徴的な、黒い細身の体を持つ人型の巨大怪獣。腰を引いたかの様な前傾姿勢が特徴的なモノゲロスとは打って変わって、ディゲロスの場合は背筋を伸ばす宇宙人染みた直立する姿勢を取る。
頭部中央にはゼットンのような黄色い発光体、両肩にはベロクロンのものを彷彿とさせるサンゴのような突起を持ち、両腕の先端はヤスリのようになっている。また後ろはレッドキングのようなごつごつになっている。
早い話モノゲロスの顎だった部分がそのまま顔になっているが、モノゲロスの顔だった頭部の目はこの状態でも機能している。ディゲロスは基本的に目を瞑っているが、一応背後を取られない限りは特に問題なく戦闘が可能らしい(何かしらのセンサー類器官があるか、感覚が途轍もなく優れているのだろうか)。
二本角から放つ光線や、腕から連射する火炎球が武器。更に肩の突起から光弾を発射することも可能。
宙に浮く事も可能で光線を円形に発射して星元市に大規模な被害をもたらした。
また、敵からの攻撃に対しては「ディゲロスシャッター」という防御技を使う。この技を使用して内側から手だけを出し火炎球を放ったり、ウルトラマンアークの「アークファイナライズ」も防いでしまう初戦の怪獣とは思えない性能を持つが、前方にしかバリアが張れない欠点もある。
動向
K-DAYからちょうど16年後の4月1日、星元市上空に開いたワームホールからモノゲロスと同様の形で飛来。モノホーンと共鳴しながら、光線や火炎弾で街を蹂躙し、出動した地球防衛隊の戦車や戦闘機の攻撃ももろともせず、戦闘機を被弾させ、幼稚園の真上に落とそうとした際に突如出現したアークと交戦。初戦故に戦いに不慣れなユウマ/アークを圧倒、「ディゲロスシャッター」を駆使しながらアークの攻撃を防ぎ一方的に叩きのめしていた。しかし、土壇場でアークが想像力で「アークファイナライズ」を鞭のようにしならせて軌道をシャッターの死角である側面へと変更させたことで首に風穴を開けられ爆散、モノホーンのごとく遺された2本の角も直後に「アークファイナライズ」で処理された。
余談
玩具はウルトラ怪獣アドバンスで「モノゲロス&ディゲロス」として発売。頭部パーツの付け替えと姿勢の変更で、2体の姿を再現できる。
デザインを担当したのは、前作『ウルトラマンブレーザー』でレヴィーラやドルゴを担当した百武朋氏。
容姿や能力はゼットンを連想するものが多いが、現時点では関連性は不明。
関連項目
ガルベロス…回想シーンが初戦である怪獣繋がり。