概要
CV:山内雅人
全メガノイドの支配者にして最高指導者。
露出して透明のガラスのような容器に収められた脳、ロボット然とした無機質な造型の顔など、有機的な特徴も持つ他のメカノイドとは違い、いかにも『初期型』然とした風貌を持つため、メガノイドの創造主である破嵐創造が最初に作り出したメガノイドと言われている。
主人公・破嵐万丈が火星を脱出した際に、メガノイドの本拠地でもあった基地を爆破したため、その時のショック以来、作中では最終話までずっと意識を失い眠ったままだった。
通常の状態でも、普通のメガノイドを遥かに上回る巨躯を有する。
作品の初期は口を開閉させて「ウーム ウーム」とコロスにのみ意味がわかる言葉を発していたが、その後「コオォ~ホォォ~」というダース・ベイダーの影響と思われる呼吸音でコロスと意思の疎通を行うようになった。
最終話、コロスの危機を察知して目覚めた際には、120mのダイターン3が小人に見えてしまうほどの圧倒的な大きさに巨大化した。
ダイターン3に乗り込んだ万丈と対峙し、雲に乗って飛行しつつ両手から電撃を発して攻撃。サン・アタックを受けてもなお戦い続け、万丈を気絶寸前にまで追い込んだ。
が、どこからともなく聞こえてきた父・破嵐創造の声に反抗するかたちで奮起した万丈が同じ箇所に2度目のサン・アタックを撃ち込み、愛するコロスの名を唱えながら絶命した。
最終決戦時に万丈に対し「この力…お前はメガノイドなのか…?」という意味深なセリフを発しており、様々な考察がなされている。
一説では破嵐創造の成れの果てという俗説がある。(「そうぞう」→旧仮名遣いで「さうざう」→「ザウサー」というアナグラムになっているという説。)
スパロボでは
初登場は『第4次スーパーロボット大戦』。ディバイン・クルセイダーズの一応首領に祭り上げられているが、やはり眠りについており実際の指揮はコロスがとっている。覚醒後は巨大化せずゲストのライグ=ゲイオスに搭乗。
『α』以降の作品では巨大化し、中でも『スーパーロボット大戦COMPACT』では版権作品では非常に珍しいことにラスボスを務めている(本作は『バンプレストオリジナル』枠がない為)。ただし『V』『X』では開始時点でメガノイドが完滅しているので、一切登場しない(『V』ではこいつらの所業が真の悪すらあずかり知らぬ転換点を遺している)。いずれの作品でも戦闘時に言葉を発することは無いのでCVなし。
『A PORTABLE』のドンはスパロボ史上最強とも言われる鬼のような強さを誇る。HPが180000と大幅に増えており、HP回復があるので生半可な攻撃は通用しない。さらに武装の使用に制限がない上、底力Lv9を持つためHPが減るほど攻撃が通らなくなり、当たらなくなる。おまけに気力低下イベントがある上にドンの前座としてコロスが控えている。戦力が半減している状況で当たらなければならないため、場合によっては詰んでしまう、なんてことも。
この鬼のようなドンを落とすには、まずは主力の火力を高めるのはもちろん、隠しユニット(マスターガンダムなど)を手に入れる、テンカワ・アキトをエースにする(エースボーナスで精神ポイント回復アイテムを量産できる。戦艦はナデシコしかいないが、メタスのフル改造ボーナスで他のユニットに消費系パーツを使えるようになる)、ドンの気力を下げる手段を用意する(ジム・カスタムのフル改造ボーナスで当たりさえすれば気力を下げられるようになる。援護させまくるとなおよい)などの準備が必要。その上で全力で当たること。
それでもダメならガンダムW系のユニットをHPだけ上げて出撃させ、自爆でドンのHPを削り取るとよい。ガンダムナタクは自爆してもHPが1だけ残るフル改造ボーナスがあるため、回復して自爆を繰り返すという手が使える。APでは修理費がかからないため、費用を気にする必要はない。
ドンと戦いたくなく、火星ルート限定の隠し要素が不要なら小バームルートに行くのも手。そこにも難敵がいるにはいるが、ドンと違って回復がなく、さらにエースボーナスで切り払いを確実に出せる防御の鬼、ダイモスがいることもあってドンほど鬼のような強さではない。