アザトース(ペルソナ)
あざとーす
この記事にはペルソナ5ザ・ロイヤルの3学期シナリオの核心に迫るネタバレを含みます
>それでもいいですか?
- はい
- いいえ
…時は満ちた。
この声は…!な…!?
ようやくこの日が来たか…
我は人の心の世界に住まう、もうひとりの汝。
もう1人の…僕? 人の心の、世界…
まさか、この世界は…
お前は知らぬだろうが、我は以前からお前と共にあった…
しかし我の存在する心の海と、
お前の現実は、今まさに融合を迎えた。
さあ、理不尽に虐げられし汝の理想、
今こそ叶えよう。
…!
そう…いうこと…か…
こんなことが…っはは…
大丈夫、これでようやく…
能力
能力の特徴はラヴェンツァ曰く、『曲解』。メメントスの集合的無意識に作用して現実や記憶を書き換える能力であり、この能力を使うことで、一色若葉や奥村邦和といった死んだはずの人間を、認知存在としてでなく現実に存在させて生き返らせる(生きていることにする)、ゲーム内で宝くじを毎回当てさせるといった些細なことまで操ることができる。
容姿
無機質な蒼い双眸の覗く、人間の脳髄をそのままロボットにしたような黄金色の異形の本体に、鉤爪のついた青白い幾何学模様の迸る黒い触手が巻きついている。
この触手こそが聖杯討伐後のメメントスに突如現れたケーブルの正体であり、丸喜はこれを用いてメメントスの中枢をジャックし、自身のパレスと接続させることで大衆の認知の書き換えを可能にしていた。
また上述の能力に加えて、他者のペルソナを暴走させたり、本体の防護や回復も可能であるなど応用も効く。
また丸喜の反逆の意志を体現してか、ペルソナを召喚するにあたり衣装も変化している。
燦然と輝く黄金のボディスーツと無機的な形状の仮面を纏い、その上から純白のマントを羽織っている。マントの留金にはイセカイナビのロゴによく似た紋章が刻まれている。
恒星を彷彿とさせる装飾の付いた錫杖を手にした姿はまさに迷える衆生を導く救世主が如く、一種の神々しさや畏怖すらをも覚えるものとなっている。
経緯
恋人である留美が両親を殺害される事件を目撃したショックで廃人となったことを契機に謎の声が聞こえるようになり、ペルソナ能力が覚醒。留美の認知を変化させ廃人から立ち直らせることに成功するのと引き換えに丸喜との記憶を失ったが、丸喜は留美が再起したことを喜び、自分の力と研究がより多くの人を救うことになると確信する。
5の物語が始まる以前にも、芳澤すみれの記憶を操作し、自分は芳澤かすみだと思いこませている。
秀尽学園に赴任後、丸喜のカウンセリングを受けた人物は認知にある程度の影響を受けていった。心の怪盗団もほとんどのメンバーが秀尽の生徒であるため、カウンセリングを受けその影響を受けたのである(なお、学校に通っていない佐倉双葉については、主人公の修学旅行中に丸喜が偶然ルブランを訪れたことで出会い、秀尽の生徒ではない喜多川祐介は興味本位でわざわざカウンセリングを受けに行っている)。
そして12月24日に現実とメメントスが一体化した時にペルソナが実体化するようになった。そして、同日にメメントスのコアが討たれ、メメントスの現実への侵食が止まる僅かな間にアザトースがメメントスの制御を奪い、メメントスに力を作用することで彼の認知が現実へ影響するようになった。
心の怪盗団のペルソナとの大きな違いは、ペルソナ使いでありながらパレスを持っているという事とメメントスに力を作用させている事が挙げられる。また、自身の欲望のために他人がどうなろうと顧みない私利私欲の塊であった今までのパレスを持つ者たち(特に獅童正義はパレスなどの認知の異世界のシステムすら悪用する)と違い、丸喜拓人は現実を思いのままに支配する能力をあくまで他人のために使用し人を救いたいという欲望が根底にあるという点。彼の理想に対して心の怪盗団は…
関連タグ(ネタバレ注意)
黄錦龍 - 彼同様アザトースの力で人々を『救済』しようとした人物。ただ錦龍は彼と違い現実及び他人と向き合っていない。
ザ・ワールド - 丸喜の仮面のデザインからこのスタンドを想起した人もいた様子。
ちなみにとある世界線においてあちらもまた現実改変能力を開花させるに至るが、その本質は丸喜の思想とは決して相容れぬものであり、この世界におけるDIOを倒した承太郎の迎えた結末もまた、P5Rの結末とは対極に位置するものであった。
浮世英寿 - 出演作品において「みんなが幸せになれる世界を作る」ということを行った人物。ただし、彼の作る世界は、丸喜のものとは異なり、一人一人が努力をすることを前提としており、英寿自身が現実を思いのままに捻じ曲げたりはしていない。
ニャルラトホテプ(ペルソナ) - ペルソナシリーズ最大のヴィラン。その在り方や力から「丸喜やアザトースに目をつければ何かやらかす」と考えられており古参のファンからは丸喜を倒さなければいけない理由として挙げている。