プロフィール
概要
プレイヤーが降り立つ半年前に惑星ハルファに降り立ち、そのまま英雄ガロアの庇護の下、エアリオタウンのアークスとなった。アークスとしても技術者としても優秀であり、何事もそつなくこなす。
基本的に星渡りは過去の記憶は持たないのだが、彼女に関しては不思議と例外となる。ただし覚えている内容は他の星渡りよりわずかという程度で、誤差だと主張している。
ツインダガーとロッドを武器とする。
2023年7月19日に発表されたアークス総選挙の結果は3位。
外見
ダークブロンドのロングヘア。碧眼。衣装がピッチリしているので身体のラインがわかりやすい。
御多分に漏れずpixivのイラストでは胸が大きめに描かれることが多い。
髪型のせいで分かりにくいがニューマンである。
6章からは髪型と衣装を一新してポニーテールでミニスカートになった。
残念ながらスカートの下はレオタードである。
性格
クールで慎重な性格。任務の際は、これから向かう場所が自分たちの力量に合っているか事前にシミュレートしている。それゆえに想定外の事態に弱いところがあり、アイナのように「我が身を顧みず人助けをする」ことには難色を示す。
自らを「人の感情の機微に疎い」と述べているが、無神経というわけではなく自分の言葉で人を傷つけた時は申し訳なさそうに謝るなど根は素直。
ガロア一家の下で生活していたため、同居人だったアイナの事は妹のように可愛がっている。
当初はダークファルス討伐に協力してほしいというクロフォードの頼みを渋ったが、アイナの支えになりたいという想いから引き受ける。以後も戦うことに迷いを抱くアイナの支えとしてあり続けた。
……が、実際のところは悲劇を乗り越えて前向きになれるアイナに対してコンプレックスを抱いている節がある。
内心では「あの時はこうすればよかった。ああすればよかった」と後悔を抱き続けており、それを表に出さないように抑え込み続けている。
アイナから尊敬されていることには気づいており、しかしマノンにとってアイナこそ尊敬に値する明るさを持った人物である。そのため「アイナの前では強い自分を演じたい」と考えている。
エアリオタウンが滅びてしまったこと、ガロアから「娘を頼む(姉として仲良くしてほしい)」と言われていたことなどが重荷となっており、常に後悔の念に晒されている。
ショートストーリーではガロアの墓標にてアイナを必ず守ると誓うが、それもタウンの人たちに対する償いという意味合いが強い(自分にできるのはこれくらいしかない、とマノン自身が独白している)。
などなど、本当の自分を押し殺しているという点ではアイナと対照的でもある。
また主人公のことは「ぼーっとしているように見えることも多いけれど、最後には何でも受け入れてくれるような気がする。だからアイナも信頼しているのかもしれない」と評している。
4章のスティアリージョンでの戦いではスティア先遣隊の隊員が自分を庇って死んでしまい、仇であるニルス・スティアが倒れた後も心の傷が癒えることはなかった。
しかしカヌイから「私たちには仲間を絶対に見捨てないというルールがある。それを守ることで結束を高め、犠牲になった彼もその使命を果たした」ということを告げられる。
マノンは自分のせいで彼の未来を奪ってしまったと自責の念に駆られていたが、少なくとも無駄死にさせたわけではないということに納得したようだが……。
ダークファルス・エイジスとの決着を描いた緊急クエスト「ハルフィリア湖の戦い」では、アイナと共に後方支援を担う形で登場。
アイナと共に移動速度アップというバフを付与してくれる。
裏切り説?
リテムリージョンにおいて、"歌"の力を発揮できてないとして苦悩するナーデレフの歌の本質に気付く少し前、自分の"武"の守れる限界に落ち込むナーデレフを慰めようと
「悪いのはあなたじゃないわ……。 悪いのは、本当に悪いのは……。」と言い澱んでいる。
無印の惑星固有のエネミーが何故か一つの惑星に集まっている惑星ハルファの興りや、アークスについて何か知っているような素振りだが…?
ダークファルス迎撃戦においても奮起するアイナとは逆に迷いのある態度など、随所で不審な様を見せている。
ちなみにショートストーリーにおいても「やっぱりこの世界は……」と発言している。例えばオラクルのアークスなら「この惑星は」と言うはずだろう。まるで自分が別の世界からやって来たかのような言い回しである。
これらのことから「マノンは実は敵ではないのか?」という考察をユーザーからされている。
ダークファルス・エイジスと決着を付けた後で茫然と浮島を見上げるなど意味深な行動を見せている。
関連イラスト
関連タグ
ファンタシースターオンライン2_ニュージェネシス 惑星ハルファ
アイナ(PSO2NGS) アークス(PSO2NGS) セントラルシティ アークス
ユクリータ:前作の登場人物。金髪のニューマンで過去の記憶を忘れていた。クールだが根は優しい。
アネット(PSO2es):スレンダーなサブヒロイン。アークスだが優秀な研究者でもある。クールだが仲間想いであり、常に親友ジェネを支えていた。過去に弟を救えなかったことを今でも悔やんでいる。
鈴来アイカ:前作の登場人物。アニメ版ではサブヒロインを務めた。サブヒロインで金髪ニューマンという点が類似。またある事情を隠していた
ネタバレ
※以下はPSO2NGS第5章の重大なネタバレを含みます!
正体
その正体は、ドールズやダークファルスを生み出しハルファの各地に戦禍を撒いた元凶リサージェントアークスの一員。
アークスとドールズの戦いを間近で観測・記録するため、星渡りを装い密かに送り込まれたのが彼女だった。
目的
1000年前に失われたアークスとしての力を取り戻すこと。そのためにダークファルスを基幹としたドールズとの実戦(実験)という形でアークスたちのフォトン感応値を引き上げようとしていた。
しかしマノンは、管理者ゼフェットから「実験は人命を優先した安全なもの」と教え込まれており、他者に興味もなかったことから確認もせず鵜呑みにしていた。
それがエアリオタウンの崩壊という結果を目の当たりにし、ゼフェットが行っている“実験”がどういうものか思い知る。
エアリオタウンが消し飛ぶ際にマノンが呟いた「こんなの……聞いてない」とは、こういう意味だったのだ。
ちなみにマノンは知らなかったことだが、彼女がハルファに派遣された本当の理由は、真のアークスを目指すに至って最もチューンされた個体――識別番号RA9G3-T909(ナイン・オー・ナイン)を観測すること。
このためマノンと主人公は計画的にエアリオタウンへと送り込まれた。
ガロアによれば「たまにマノンのように記憶を持った星渡りもいる」とのことだが、恐らくその連中が歴代の観測者だったのだろう。
素性
ハルファに降下する前は浮島ルシエルにて職員として働いていたようだ。同僚のファリアは、ハルファ降下後のバックアップ担当でもある(密かに通信をしていたらしい)。
詳細は不明だが生みの親という意味ではゼフェットは父に当たる。
しかし、マノン曰く「私たちを生み出しただけ」とのことで血の繋がりはないようだ(クローンや試験管ベビーの類と思われる)。
当然「星渡りだけどわずかに記憶がある」というのは真っ赤な嘘であり、最初からリサージェントアークスの一員としてハルファの真実はある程度知らされていた。
何度も真実を口にしようとしたが、言ったところでドールズはいなくならない、アークスの戦いは終わらない。
だからこそ、すべてを終わらせるためにマノンは決意を固めた。
第5章では
ダークファルス・エイジスは主人公によって倒され、ゼフェットの実験は成功に終わった。
そして役割を果たしたマノンもまた主人公たちの前から去り、すべてを終わらせるべくルシエルに乗り込む。元凶であるゼフェットを倒すために。
だが多勢に無勢によって囚われの身となってしまう。
マノンが主人公たちから離れたのは責任を取る意味もあったが、それ以上にみんなに嫌われたくなかった・逃げ出したかったということが大きい。
騙されていたとはいえハルファの悲劇に加担していたのは事実。仲間たちから白眼視されても文句は言えない。その重荷を背負って罪と向き合えるほど彼女は強くなかったのだ。
しかし、主人公とアイナはファリアの導きによりルシエルへとやって来る。他ならぬマノンを助けるために。マノンの正体を知ってもなお、主人公とアイナは彼女を仲間として見ていたのだ。
マノンは涙を流して二人に謝罪と感謝の言葉を口にする。
そこへゼフェットが現れるが、3人の力によってこれを撃破。ゼフェットに膝を突かせる。
その時ゼフェットはすべての真実を……“実験”の目的を明かす。
始まりは500年前。突如、外宇宙から襲来した“スターレス”によって1個の調査船団が失われたことから。
スターレスとは宇宙空間を飛び交い、すべてを破壊し尽くす謎の存在。それが現れるまで宇宙は平和そのものだった。
そんな平和の中で過ごした当時のアークスではスターレスに対抗できず、為す術もなく蹂躙されてしまう。結果、50の星系と7000億の命が失われてしまった。
しかし宇宙は滅亡にまでは至らなかった。ある日、スターレスは前触れもなく姿を消したのである。
生き残ったゼフェットは、500年後に現れるスターレスに備えて……“来るべき日”に備えてリサージェントアークスを立ち上げたのだった。
そんなゼフェットをアイナは「実験の被害者」と称した。
直後、成層圏よりスターレスの軍勢が襲来。ゼフェットはアークスの未来を娘たちに託し、大空へと飛翔。スターレスたちと共に爆発の中へと消えて行った。
ゼフェットが行方不明になった直後、ルシエルには退避命令が発動され、残ったリサージェントアークス達もルシエルを放棄して地上に避難。クロフォード達に保護されるも、その経緯から住民の私刑に合う可能性を考慮して隔離される。マノンもその一員として隔離された。
その後、調査の末に彼らも事態の全貌を把握していないことが分かり、保護されたリサージェントアークスは「ルシエラン」と改名され、クロフォードの説得の元に住民を納得させ、アークスの一部として組み込まれた。
マノンはルシエランとアークスの両方に通じていることからルシエランの暫定的な代表として、そしてアークスの一員として復帰する。
一切のお咎めがなかったマノンだったが、積み上げてきた罪の意識は払拭できず、各地で救助活動に精を出していた。だが同時に、ゼフェットから緊急時用に付与されていたオーバーブーストを乱用しており、本人は問題が無いと主張する一方、周囲からは心配する声が相次いでいる。
オーバーブーストは一度に大量のフォトンを消費するため緊急時にしか使ってはいけなかったのだが、マノンは自責の念から多用し続けたことで疲労していきついには倒れてしまった。
治療するために必要なリミナルサインを多くのアークス達が回収しそれを使用することによって回復するマノンだったが、エアリオタウンやスティアでの出来事から「自分はこの世界にいない方がいい」と苦しんでいた。
そんな中アイナのマグが映し出したのはマノンを心配するアークス達の姿だった。それを見たマノンはマグを通してアークス達に伝える。
「私は、このハルファが大好き!
だからお願い!
みんなといっしょにいさせて!」
彼女はもうリサージェントアークスのマノンではなく、ハルファのマノンだった。
もう一つの関連タグ
アキ:前作の登場人物。アークスの研究者として活動しているが、元々は裏組織の研究員で非道な実験に手を染めていた(実験しか頭にないため組織の実態には興味がなかった)。しかしその成果によって怪物のクローンが多数生み出され悪用されていることを知り、逃げるように組織を去った。以後も命を弄ぶ真似をしてしまったことを十字架として背負っている。
クーナ:前作の登場人物。マノンと同じくピッチリスーツのツインダガー使いでダウナーキャラ。アークスを立て直した非道な裏トップの傀儡として働いていたが、真実を知ったことで反旗を翻す。後にポニーテールになって登場しており、前髪のデザインがマノンの新髪型と同じ。