「あのドールズ……ダークファルス、あたしたち三人の力で、絶対に倒そうね!」
プロフィール
概要
惑星ハルファに降り立った主人公(プレイヤー)が最初に出会った人物。一人称は「あたし」。
エアリオタウンのリーダーであるガロアの娘であり、見習いアークスでもある。
明るく前向きな性格で、時には強がることも。
アサルトライフルの「アイネーロライフル」武器とする。
性格
常に明るく前向きでアークスに対して憧れを抱いている。一方で英雄ガロアの娘ということから根拠のない自信を持っており、大した覚悟もなく憧れだけでアークスとなった。
それをガロアに見抜かれていたため実戦には参加させてもらえず見習いのままだった。このことから内心では父に対する不満を抱いていた。
物語序盤、エアリオタウンを滅ぼしたダークファルスへの恐怖心から己の弱さを自覚し始める。しかし親友マノンや先輩アークス・ブルーダーの励ましにより、持ち前の明るさから本当の意味で前向きになり始める。
当初は精神的に弱い面を見せていたが、それを乗り越えてからは「怖い」を「慣れない」と口にするなど見栄を張るところも見せるようになった。
自分が未熟であることは自覚しており、悩みや不安を抱いているが、それでも主人公とマノンから勇気をもらってついて行っている。
ショートストーリーでは、自分が本当に無茶をしそうな時は止めてほしいと主人公に頼んだ。
父を失い、しかも病み上がりの身で戦列に加わったことからブルーダーには胆力と精神力を高く評価されてる。何よりエアリオタウンの悲劇は理性的に受け止め、怒りや憎しみに囚われることなく前を向いていることを見込まれている。
外見
青い髪のサイドテールで、瞳は対照的な赤色。日焼けした肌が特徴の巨乳美少女。身長も登場人物の中では小柄な方。
服の上からだとわかり難いが、いわゆるロケットおっぱいである(アップデートのPVで下着姿になっているものがあり確認可能)。
また普段着はローレグのため普通のパンツだと股上から見えてしまうので、実は結構キワドイ衣装だったりする(アイナはパンツが見えないのでローレグ仕様の物を穿いていると思われる)。
普段はそこそこの薄着ではあるが雪山であるクヴァリス編(3章)では防寒具を羽織った姿で登場する。
ただでさえ大きい胸が厚着されたことでさらに強調された公式イラストはおっぱい紳士には必見である。
6章からは教導官に任命され、気合を入れる意味も兼ねて髪型と衣装を変えている。
物語への絡み
マノンと共にレスタサイン集めの任務をこなしていた折、主人公が乗ったポッドが降下して来るのを目にする。アイナの父ガロアは、記憶を持たない主人公をエアリオタウンまで連れて行き、その実力を見込んでアークスになってほしいと告げた。直後、突如として現れたダークファルスによってエアリオタウンは崩壊。ガロアを含めた村人たちも生存は絶望的となってしまう。
大怪我をしたアイナはセントラルシティへと搬送され、アークスの指揮官クロフォードを通して主人公、マノンと再会する。ガロアの最期を聞いたアイナは、もうこんなことが起こらないようにとダークファルスと戦う決意を固めた……つもりだった。
ダークファルスは100年前にハルファを荒らした災厄と呼ばれる存在。クロフォードからダークファルス対策に協力してほしいと申し込まれ、三人は正式にセントラルシティのアークスとなった。
まだまだ実力不足ということで指導教官ブルーダーの下で訓練を受けることに。だがドールズとの戦いの最中、アイナはダークファルスに対する恐怖心を思い起こされて何もできなくなってしまう。主人公たちの足を引っ張り、危ないところをブルーダーに助けられるという始末だった。だがそんな彼女に対し、ブルーダーは励ましの言葉を掛ける。それでも自分に自信が持てなかったアイナは、主人公とマノンにアークスをやめる旨を告げようとする。だがマノンはクロフォードのためでもアークスのためでもなく、アイナのために協力していると答えた。親友の言葉にやる気を取り戻したアイナは、「強くなりたい。そのために二人に力を貸してほしい」と頼むのだった。
そんな中、10年前にエアリオを荒らした大型ドールズ、ネクス・エアリオが襲来。レゾルの森へドールズ討伐に向かったブルーダー隊が行方不明となってしまう。真っ先に捜索隊に名乗りを上げたアイナは、主人公、マノンと共に隊員たちを助け出し、ブルーダーとも合流してネクス・エアリオと激突する。
だがここでまたしてもトラウマが蘇り、アイナは怯え縮こまりそうになる。しかし主人公の言葉で奮起し、ブルーダーとのコンビネーションでネクス・エアリオにダメージを与え、主人公に勝機をもたらしたのだった。
帰還後はクロフォードから対ダークファルス作戦の要である「セントラルキャノン」の作成に必要な部品を集めるように頼まれる。
その後、アイナは町を守って亡くなったガロアたちの慰霊碑を立てたいと主人公の協力を頼む。父たちの戦った証をこの世に残しておきたいと。
慰霊碑を作るための素材を集める中で父が生きていた頃のことを思い出して行く。やがて父が使っていた剣を見つけ、それを慰霊碑とすることに決める。突き立てた場所は海辺の高台。ガロアはここからの眺めが好きだった。
アイナは手伝ってくれた主人公に感謝を述べ、「これからもよろしくね!」と笑顔を見せるのだった。
緊急クエスト「ダークファルス迎撃戦」では故郷の仇がシティに迫っていることに緊張した様子を見せていたが、以前とは違い戦って勝つつもりでいるなど精神的な成長が窺える。
しかしダークファルスが襲来した際に主人公は特殊なフィールドに隔離されてしまい、主人公との戦いでダークファルスは大幅に弱り、そのままセントラルキャノンによって撃退したのでアイナが戦列に立つことはなかった。
アイナの様子を見るにまだダークファルスと戦うには心構えが足りていなかったと言えなくもない。そう考えると仇と戦えなかったのは不幸中の幸いだったのか。
クヴァリス編ではメリと仲良くなる。最初は余所者ということで接し方のわからないメリからそっけない態度を取られていたが、兄弟たちを助ける内に自然と仲良くなっていった。お互いに家族の中では唯一の女子と言うこともあり気が合ったようだ。
スティア編では過酷な戦いの中で疲弊したスティア先遣隊に手料理を振る舞うなど気遣いを見せ、心身ともに癒しを担った。これを見ていた隊長グレンには、それぞれの役割を果たす(自分1人で戦っているわけではない)ことを再認識させた。
ちなみにここでアイナから料理についての感想を聞かれるのだが、無言の選択肢を選ぶと「美味し過ぎて言葉にならない」とポジティブな受け取られ方をする。
ダークファルスと決着をつける緊急クエスト「ハルフィリア湖の戦い」ではマノンと共に後方支援を担う。
ダークファルス・エイジスと戦う主人公に向けて「移動速度アップ」の支援を送ってくれる(アイナとマノンが選出されるかはランダム)。
クエスト終了後、見事エイジスとの死闘を制した主人公の元へ駆け寄ると泣き崩れ、父と故郷の仲間たちに仇討ちを遂げたと独り言ちる。
第5章の冒頭では緊急クエストの展開をちょっとだけ改変され、アイナ、マノンが主人公のお供として3人で挑むというものになっている。特に追加描写はなく結末も変わらない。
その翌日、マノンが突然行方を眩ましてしまう。すっかり気落ちしたアイナだが主人公に励まされ、提案に従ってクロフォードにマノンのことを伝えに向かう。
マノンの行き先が浮島ルシエルだと判明し、リサージェントアークスの一員であるファリアの導きによって侵入に成功する。
マノンの正体は、アークスやドールズの造物主であるゼフェットの部下であった。マノンはゼフェットを止めるべくルシエルに向かったが、多勢に無勢により囚われの身となっていた。
アイナは主人公と共にルシエルの深部まで向かい、拘束されていたマノンを助け出す。
マノンはドールズを生み出し数々の悲劇を生み出すことに加担していた罪悪感から主人公たちの前から去ってしまい、1人でゼフェットを倒そうとしていた。そのことを知ったアイナは今のマノンを受け入れ、本当の意味で大切な親友を取り戻したのだった。
直後、現れたゼフェットは主人公によって倒され、アイナは「話がしたい」と口にしたことで話し合いにこぎつける。
ゼフェットの目的は、アークスのフォトン感応値を引き上げ、未知の脅威スターレスに対抗できる力を付けさせることにあった。そのためにダークファルスとを基幹としたドールズとの戦闘という“実験”を行っていたのであった。マノンはアークスたちの戦いぶりを観測・記録するために送り込まれた存在であった。
ゼフェットは主人公に期待していたが、一方で第二世代でありながら成長を果たしたアイナのことも褒めていた。
敗れたゼフェットだが主人公のフォトン感応値が100%を超えたことから実験の成功を喜ぶ。そんな彼を見たアイナは「かわいそう……あなたも実験の犠牲者なんだね」と憐憫の眼差しを送る。
これにはゼフェットも何も言い返せず沈黙してしまうのであった。
直後にスターレスの先兵1000体が成層圏より襲来。ゼフェットはアイナたちに未来を託し、空へと飛び去って行った。
アイナは止めようとしたが時すでに遅く、ゼフェットは爆発の中へと姿を消した。
ダークファルスとその背後に潜んでいた黒幕は倒れたが、新たな敵がハルファに迫っている。そのことをガロアの墓標に告げ、アイナは次なる戦いに備えるのであった。
帰還後に地上に避難してきたマノンを含めたリサージェントアークスの保護と隔離、その後の「ルシエラン」と改名された上でのアークス組織への吸収、スターレスの散発的な地上への侵攻などを経る中、クロフォードからはアイナの経歴と戦闘経験、そして(戦意高揚目的でクロフォード達が広報したのもあるが)英雄的な知名度を活かし、新人アークスの教官になることを要請される。
人の上に立つことへの不安から逡巡するアイナだったが主人公を含めた周囲からの後押しもあり、訓練教官任務を受領。見た目だけでも威厳を出したいということで装いも新たに、英雄と慕ってくれる新人アークス達を率いることを決意する。
子供の頃からアークスとしての訓練を受けていなかったので新人達への指導は最初は上手くいかなかったが、メリからの助言を受けて一人一人に寄り添いながら教えていく方針で行くことになった。
その後マノンがオーバーブーストの使い過ぎで倒れた際はリミナルサインの捜索に協力し、多くのアークスたちの協力を得てついにマノンの回復に成功した、
その他
ショートストーリーでは、マノンが細かく日誌を付けていることを真似してアークスとしての活動日誌を付けるようになったことが語られている。
アイナはガロアからアークスになることを反対されていたため、必要なことは教えてもらっていなかったのだが、その先生役をマノンがしてくれたという(正確にはアイナがマノンにくっついていただけ)。
これらのことからアイナにとってマノンは先生であり、姉のような存在であり、アークスとしての目標でもあった。
クヴァリス編で着る衣装は、ガロアがセントラルシティに保管してあったものとのこと。
このことからアイナは「将来的にはクヴァリスに行くアークスとして認めてくれるつもりだったのかもしれない」と父の想いを感じ取っている。
ストーリーにおいては主人公との関りが薄いことがユーザー間で挙げられている。人気投票でも3位のマノンに負けてしまっている。
関連イラスト
関連タグ
マノン(PSO2NGS) アークス(PSO2NGS) セントラルシティ
マトイ:前作のメインヒロイン。瞳の色と巨乳という点が同じ。また倒れていたところを主人公に保護されるなど、主人公を助けたアイナとは逆の立場。
八坂火継:前作の登場人物。EP4の女主人公。エコーのリデザインキャラクター的な要素を持つ。一人称が「あたし」で話し方が似ている。両親とは死別しており、唯一の親族である兄からは未熟者として扱われている。このため兄には冷遇されていると思っていたが、実際は常に心配されていた。
ハリエット=リーン=レイナ=クエント:前作の登場人物。EP5のヒロイン。髪の色と武器が類似。
ジェネ:PSO2esのヒロイン。家族を殺された巨乳のアークスであり、ニューマンの親友に支えられているという点が同じ。彼女の代名詞である「赦す」という台詞も後にアイナが口にしている。