概要
ドールズの中でも強大な存在であり、100年程前に惑星ハルファ全土へ壊滅的な破壊をもたらした災厄。
その力は当時のクヴァリスリージョンの首都だったロストセントラルを一瞬で崩壊させたほど。並大抵の武装やアークスでは傷一つ付けられない。
ライサスの記録によるとロストセントラルを攻めてきた時はまだ成長段階だったとのこと。今も成長を続けやがて完全体に至るという。
特徴
通常時の外見はまるで蛹のような形状でパッと見ではフワンに似ているが、その体躯はもはや巨大な浮遊要塞。強固な外殻はあらゆる攻撃を跳ね返し、破壊光線の一撃は集落を壊滅させる。攻守において完璧とも言えるほどの性能を持つ。
顔から放つ副砲と胸部を開いて放つ主砲が存在する。後者は弱点(コア)を晒すことになるためリスクは高いが威力も大きい。
戦闘の際は6本の腕を持つ戦闘形態に変身。左右や床下に移動しながら腕や光の剣で攻撃を仕掛けて来る。弱点属性は光。
戦闘形態の姿や腕を分離させる戦い方など、どこかダークファルス・エルダーと似ているが、ファイナルラウンド時の這いつくばった状態を見ると身体の構造は昆虫のような造りとなっているのが分かる。
変身と書いたが以降は蛹形態に戻っておらず、戦闘直前に進化した形態と言う可能性もある。
活躍
主人公が星渡りとしてエアリオタウンにやって来たその夜、突如として現れアークスたちを一蹴。英雄ガロアとは互角の攻防を展開するが、ガロアの接近に対してコアの主砲によるカウンターを放ち、その一撃でエアリオタウンを崩壊させた。
本ストーリーの目的はこれを撃破することにある。
エアリオタウンの一件から行方をくらませていたが2022年2月16日実装の緊急クエスト「ダークファルス迎撃戦」にてセントラルシティ近郊に姿を現し決戦となる。
プレイヤーたちはセントラルキャノンのチャージが完了するまでダークファルスの足止めを担うことに。
最初はダークファルスが形成したフィールドに引き込まれ、そこで戦うこととなる。
コアは外殻によって閉じられているため直接攻撃はできないが、攻撃に使用する腕(掌)にダメージが通る。この腕を二本破壊するとダウンを起こし、その間はコアが露出する。また腕を破壊するたびにレスタサインやリバーサーサインが落ちて補充できる。
ドールズと同じく中盤から体色を赤くして更なる形態に移行する。ここから第2ラウンドとなり、腕を分離させてレーザーを撃って来たり、逆立ち状態での攻撃などが追加される。
HPを削り切ると大技で勝負を決めようとするがそれを破られたことで弱体化。フィールドを維持できなくなり、戦いの舞台は現実世界へ。
ここからBGMがバックコーラスに変化。ファイナルラウンドとなる。
最早移動する余力もないのか虫の様な体勢で這いつくばりながら力任せに腕を叩きつけて来たり、巨体を活かしたプレスなど見境なく攻撃して来る。
弱体化しているとは言いつつも、現実的には攻撃の威力・頻度共に激化しているため油断は禁物。
また、この形態からエアリオタウンを破壊したコア主砲を使うようになる。弱体化しているためか威力は下がっており攻撃判定も細めだが、それでも大ダメージを与えてくる。全身を光らせた後に撃ってくるため攻撃の前兆自体はわかりやすいが、下から上に薙ぎ払うのに加えて判定にムラがあるのかジャストタイミングで回避やガードを決めるのはなかなか難しい。正面からでは腕に攻撃が届かない場合が多く、開いたコアも少し離れた位置にあるため、素直に横に移動して回避するのが良い。
前半戦では光っている腕が弱点となり、これを全て破壊すると頭部に攻撃が通じるようになる。ただし腕を壊して仰け反った時は、紫色の光を掌に纏って強烈なカウンター攻撃を返してくるため要注意。
頭部を攻撃する段階になると移動しなくなり、腕部による攻撃も殆どしなくなるが、頭突きや全形態共通の十字架攻撃に加えて、コア主砲を引き続き使用する。コア主砲は発射と同時に頭部が上空に仰け反って手を出しづらくなるため、やはり横に逃げるのが安定する。
最後はガロアを彷彿させる主人公の一撃によってダメージを受け、その間隙を突いたセントラルキャノンによる一撃を受ける。
しかしダークファルスもまだ余力を残しており、両腕を構えてバリアを展開することで凌ぎ切り、再び姿を消した。
2022年6月22日にはランク2が実装。Lvは60まで引き上げられ一部の攻撃手段がほぼ別物に変化している。しかも参加人数は4人となり、参加者全員の戦闘不能回数が5回になった時点でクエスト失敗となる。
幸いにも即死級の攻撃はそこまでなく、制限時間も短くはないので多少はHPの増強を図った方が成功率は上がる。火力よりも死なないことが大事。
2022年12月にはスティアリージョンが実装され、その際にトリガー版DFのLvが65になるというバグが発生。現在では修正されている。
後にスティア・リージョン中枢部、火山内部にダークファルスを修理・メンテナンスする施設が存在することが判明。アイナやマノン、スティア先遣隊と共にこれを強襲し、激闘の末に施設の破壊に成功。
再起動したダークファルスにセントラルキャノンを撃ち込むが、直撃したにもかかわらず倒すにまでは至らず位相空間へ逃げ込まれてしまう。
その後は位相空間での自己修復を経てダークファルス・エイジスへと進化を遂げた。
謎
1000年前にその根源を絶ったはずだが、なぜこの時代にまで存在するのか。また、ダークファルスを含めたドールズ全般にダーカー特有の侵食能力などの類が見られないため、オラクルのダークファルスと同種なのかも不明。
他の地域最強種のリージョンボスの様に、惑星最強を意味する「◯◯・ハルファ」でなく、明確に別の名を冠された理由も明らかにされていない。
スティア・リージョンの実装と共にダークファルスをメンテナンスする施設が登場し、明確に「兵器」であることが描写された。だがドールズ共々、誰がなんの目的でこれらを製造したかは未だに謎に包まれている。
しかも100年前に撃退されたダークファルスと現在のダークファルスには同一性が確認されておらず、まったく別の個体という可能性もあるという。
余談だが「外見が蛹(フワン)」「胴体部から光線を放つ(ダイダル系)」「6本の腕を攻撃に使う(ヴァラス)」「拳による攻撃を主体とする(ナグルス)」「縦横無尽に飛行しながら光弾で射撃する(オルク)」「普段はコア部分が閉じているがダウンさせると開く(ネクス・エアリオ)」「昆虫のように這い回る動き(デストラグラスの四脚ユニット)」「ビットによる攻撃(ペダス・ヴェラ)」「攻撃の種類とは関係なく独自のタイミングで飛んでくる十字架攻撃(レヌス・リテムの頭部・胴体・尾部から別々に放たれる攻撃)」などなど各ドールズの特徴を持つ。あるいはドールズがダークファルスの特徴を持っているのか。この符号が意味するところは果たして……。
その正体と存在意義に関してはこちらのネタバレを参照(第5章の重大なネタバレを含むため閲覧注意)。
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ファンタシースターオンライン2_ニュージェネシス 惑星ハルファ ドールズ(PSO2NGS) ダークファルス
ダークファルス(PSO2):1000年前のダークファルス。
ダークファルス・エイジス:進化の末に行きついた最終形態。
ダークファルス・エルダー:前述の通りオマージュ要素を持つ。またアニメ版ではオラクルに戦いを挑んだ際、キャノン砲で撃退されている。
厄災ガノン:「100年前に配下を利用し、機械文明に頼っていた当時の王国を滅ぼす」「しかし当人は敗北している(配下は健在)」「最終形態が平原での戦いであり、光っている部分を攻撃して倒す」「仲間たちの声援を受けた主人公と一騎討ちを繰り広げる(戦っているのは主人公自身だが決して独りで戦っているわけではない)」など類似点が見られる。