概要
『ウルトラマンギンガ』に登場したネオダランビアの亜種。要はスフィア合成獣の一体。
全身に電気発生器官が存在し、背中の器官や触手から放つ放電攻撃を主力に戦う。
ウルトラマンタロウがその存在を知っていたことから、ギンガ以前にも出現したと思われる。もっともこの怪獣の元であるスフィア合成獣ネオダランビアは本来はM78スペースの怪獣ではなく別次元宇宙であるネオフロンティアスペースの怪獣で、それをタロウが知っているのは恐らくギャラクシークライシスにて出現したからだと推測できる。
ネオダランビアとのデザイン的な違いは、強化前のダランビアよろしく目が5つに増え胸に器官が発生し、腕の指が5本になり背中に4本の大きなコイルが発生している点。
そのコイルから電撃攻撃を行う事から、スフィアが岩石と発電施設を取り込んで誕生した姿では無いかと囁かれている。
サンダーダランビアと書くとダランビアの方を強化した様な意味に聞こえるが、ネオダランビアⅡと同じく恐らくは直接この姿から誕生したのかもしれない。
活躍
第1話「星の降る町」
不法投棄業者の山田と木村がバルキー星人の手によってダークライブさせられた。ヒカルがウルトライブしたブラックキングを電撃などで苦戦させるが、ウルトラマンギンガのギンガサンダーボルトで倒された。
その後、スパークドールズはヒカルが回収した。
第2話「夏の夜の夢」
ヒカルがウルトライブし、ケムール人と戦いを繰り広げた。
『スパークドールズ劇場』ではブラックキングと共にレギュラー化し、その風貌に似合わない明るいキャラクターを披露している。
『ロストヒーローズ2』では原作とは異なり、バルキー星人本人がダークライブしている。
また『ウルトラマンZ』のボイスドラマ第14回「スパークドールズ劇場Z」にもブラックキングと共に久々に登場した。
サイバーサンダーダランビア
体色は黒く全身に黄色のラインが走っている。
なお本来の頭文字は「T」なのだが両膝にきざまれた文字は「S」になっている。
余談
所謂新世代ヒーローズの作品で最初にウルトラ戦士と対決した怪獣であると同時に、過去の作品の一話怪獣がリファインされた上で別作品の一話怪獣に再起用された唯一の例である。
倉庫で偶然発見され、保存状態が良好だったため修復を兼ねて改造された。
撮影終了後に着ぐるみは各地イベントで展示された後、現在は「ウルトラマンスタジアム」で展示されている模様。このことから、 『ダイナ』をモチーフとした『ウルトラマンデッカー』での登場も期待されていたが、『ダイナ』から25年以上も使用されているため保存状態の観点から登場できる状態なのかどうかも不明であり、仮に登場できたとしてもそれ以降の使用は絶望的になると思われる。
ちなみにダランビアの方も現存しており、そちらは『ウルトラマンX』でホオリンガに改造する案が出たが諸事情で没となった。
ギンガに背負い投げされるシーンの撮影では、『ダイナ』放送当時に特技監督を担当していた大岡新一社長(当時)がカメラを回している。
デザインイメージは「変電所を背負った怪獣」。