由来
日野あかねはキュアサニーに、緑川なおはキュアマーチに変身する。
大手自動車メーカー『NISSAN(日産)』の車種にサニーとマーチがあることから、このコンビ名がついた。
概要
七色ヶ丘中学校2年2組のクラスメイトにして、スマイルプリキュアのメンバーの二人。
あかねは1話の前年に大阪から来た転校生で、それからなおとなんらかの付き合いがあって本編に至る。
メンバーの中でも常識人・保護者・ツッコミ役に当たる。
1話で転校してきた星空みゆきに笑いを交えてクラスと打ち解けさせたあかねと、五人の弟・妹の親代わりに家事をこなすなおは、世話焼きな部分でよく似ている。
あかねにも一つ下の弟がおり、ともに姉であることからそういった面倒見のいい性格になったのかもしれない。
また、二人とも球技が得意なスポーツ少女であり、あかねはバレーボール部、なおはサッカー部に属する。ロンドンオリンピックでこの二人の所属する部活の競技で、双方ともメダルを獲得した。
それでいてかわいいものが好きで、それを隠そうとしない点や、くせのある5人の中でも常識的な知識を持っているなど、共通項は多い。
活動的なためか、両者とも普段から髪を後ろでくくるスタイル(ポニーテール)を取っており、制服もネクタイを緩めて襟元を開け、袖をまくった動きやすい着こなしをしている。
プリキュアとしても、羽の髪飾りがそれぞれ左右に一枚のみで燕尾の部分がフリフリになっている衣装、それぞれの得意の球技をベースにしている必殺技と似通っている部分がある。
逆に、異なっている点として挙げられるのは、部活内のポジション。なおはサッカー部のエースだが(1年のころからレギュラー)、バレー部にはまだまだあかねの上がいる。
「かわいい」の対象にしても、なおはぬいぐるみ、あかねはゴリラと微妙にズレているようだ。
主な絡み
- なおの弟たちがあかねのことを「お好み焼き屋のお姉ちゃん」と呼んでおり、過去に日野家へ入店するなりの交流がある様子(4話)。
- バッドエンド状態にあったなおは、戦いのさなかにサニーが発した「ウチらの絆は……まだそんなに固ないけど、これから固い絆になるんや!」という言葉がきっかけで回復し、マーチに覚醒した(4話)。
- みゆきが「5人変身した後の決め台詞を決めよう」と発案するが、「どうでもいい」(あかね)「すこぶるどうでもいい」(なお)と、息の合ったジト目を見せた→ThisIs最高にどうでもいいNISSAN(6話)。また、やよいがハマっているロボットアニメ・鉄人戦士ロボッターに対して「興味ないなぁ」(サニー)「すこぶる興味ないね」(マーチ)をはじめ、ウルフルンとアカオーニが操縦するハイパーアカンベェの合体直後に「合体したな」(サニー)「合体したね」(マーチ)、合体アカンベェが飛翔した際に「飛んだな」(サニー)「飛んだね」(マーチ)、ピースの「合体のかっこ良さが台なしだよ」に対して「シーン」とこれまた息の合ったジト目であった(35話)。
- 不可抗力であるが、とある放送事故の加害者と被害者となってしまった→スマプリ7話ノーブラ事件(7話)。
- マジョリーナが、イレカワールの魔法を解く「モトニモドール」を紹介した際、その名前に対し、「そのまんまやん」(あかね)「センスないわね」(なお)と同時に批判を寄せた(8話)。
- 二人とも高所恐怖症。なおはあまりの高さで気絶してしまうが、あかねはなおよりは持ちこたえた。また傘をパラシュートにして下へ降りるときはなおがあかねにしがみついていたあたり、なおの方が重症の様子(11話)。
- なおがあかねの関西弁の真似をし、それにあかねがツッコミ返した(19話)。
- 透明人間となったあかねがバスケの試合に割り込んでゴールを決め、なおが咎めるも、あかねはなおに対しひざかっくん攻撃をしてきた(20話)。
- 遂に本編で2人をメインとした話が展開され、お好み焼き対かき氷対決から、ビーチバレー、サッカー、砂遊び、潮干狩りとエスカレートし、更にアカンベエ戦でも意地の張り合いをしていた。その後、仲直りをしたが意地っ張りなのは相変わらずだった(25話)。
- マカロン×2、牛肉麺(にゅうろんめん)×5杯以上、肉の串焼き、 普通サイズ+特大サイズホットドッグ、バナナ、サンドイッチなど世界各国の料理を食べまくるなおにあかねが驚愕していた(30話)。
- 25話以降の後期ED曲のAメロ(サニーバージョン)では、サニーがアタックマーチがシュートとそれぞれの得意分野であるバレーボールとサッカーの技で的を当て息の合ったプレーで成功し、ふたりがハイタッチしていた。
備考
『スマイルプリキュア!』での百合キュア二次創作では1番人気があり、更には青木れいかを交えた三角関係に発展していることも多い(→RGBトリオ)。