仮面ライダードラド
かめんらいだーどらど
※ネタバレ注意!!
「見ろ!これで私は完全な存在となる!」
ガッチャード「!?」
『エルドラドライバー!』
『DARK ETHER!』
「変身」
『ギーネ・クリューソス!ドラド!』
ガッチャード「その姿は!?」
デイブレイク「グリオォォン!!」
「お前は自分の過ちをやり直したつもりだろうが…ここで味わった絶望を、もう一度繰り返すだけだァァァッ!!」
CV:鎌苅健太
スーツアクター:齊藤謙也
変身者
・グリオン
概要
映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』に登場する仮面ライダー。第18話の時系列でガッチャードに勝利し、その先の未来の世界を牛耳るグリオンが変身する。
何気に『仮面ライダーガッチャード』の仮面ライダーとしては珍しく自らの字(あざな)を最初に提示しなかった珍しい存在でもある(この時のグリオンの状況を踏まえると単に仮面ライダー名を名付ける興味がなかったとも考えられるが、詳しい詳細は不明)。
その強さはかつて過去のグリオンが変身した仮面ライダードレッド参式を遥かに凌駕する。
なお、異なる歴史で誕生した仮面ライダーエルドとは性質も似通っているが、ドラドの場合は賢者の石の力を持つニジゴンもそれの複製体であるエルドラゴンも使用していないのが特徴と言える(この歴史ではそもそもニジゴンは覚醒していない)。
そのため、ドラドはエルドと比べ賢者の石が僅かながらに足りていない状態ではあるが、こちらはエルドラゴンの代わりにダークエーテルを使用することで代用している。このダークエーテルは、人類から採取した「絶望」を液体状にしたものをグリオンが自らの錬金術で錬成して誕生したカードである。
外見
ワインレッドのアーマー、刺々しい黒のアンダースーツそして胸には冥黒の王を思わせる逆三角形があるなど全体的に魔王のような禍々しい姿をしている。
また、顔に角や三つ複眼があるなど三つ目の悪魔と類似点が多いが、この状態のグリオンのことを考えると伏線になっていたとも捉えられる。
スペック
冥黒の王の力を取り込んでいるため、当然のことながらその性能は折り紙付き。レプリケミーから能力を抽出して戦うドレッドとは対極に、人々から抽出した絶望のエネルギーを解放して戦う。
大鎌からエネルギーを飛ばして攻撃、前方に向けて放ちバリアを展開、冥黒由来の空間転移など、シンプルながらも高出力な錬金術で敵を迎え撃つ。
映画本編ではファイヤーガッチャードデイブレイクやかつて別世界ではドレッド参式を一方的に叩きのめしたプラチナガッチャードの2人を一斉に撃破してしまう程の力を持つ(因みにプラチナガッチャードが敗北したのはこれが初)。
ただ、かつての仲間の後押しで奮起したガッチャードデイブレイクやレインボーガッチャード、マジェードの3大ライダーの怒涛の攻撃には結果的に敗北を喫しており、冥黒の王の力を完全に扱いこなせていたとはあまり考え辛い描写も多い(劇中ではデイブレイク一人にある程度時間を稼がれる場面すらあった)。
使用アイテム
普段持ち歩いている金色のルービックキューブを錬金術で変換した変身ベルト。外見、構造はドレッドライバーと酷似している。
グリオンが錬金術を使って生成したレベルナンバーEXのカード。アルザードによって作り出された『人々の絶望を液状化して詰め込んだ容器』を元に錬成している。
- 大鎌(仮)
ドラドの主要武器。名称は不明。
余談
名前の由来はスペイン語やポルトガル語で「黄金の」を意味する「dorado/drado」だろう。
定冠詞の「el」を付けると「El Dorado」になる。
また、変身音にある「クリューソス」はギリシャ語で「黄金」を意味する。
スーツは胸のプロテクターと肩アーマーが仮面ライダーグリスパーフェクトキングダム、腕部がリバイス・真、下半身のマントが仮面ライダーエボル・ブラックホールフォーム及び仮面ライダーエボルX、アンダースーツがジェルマン、グローブがベイルの改造、流用だと思われる。頭は新造。武器の大鎌はムーンマルガムのヒュプノトスの改造の可能性もある。その後、頭と腕とマントが仮面ライダーエルドに流用された。
ドラドはかじき座の学名でもあるため「加治木が変身するのでは?」と(ネタ混じりに)考察されていたが、7月1日発売の雑誌『宇宙船』及び7月7日の第43話放送後の特報でグリオンが変身者であることが明かされ、この考察は否定された。
テレビシリーズの主要人物が変身する劇場版限定ボスライダーは『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』の仮面ライダーオーガ以来21年ぶりとなる。
スーツアクターの齊藤氏はウィザードマルガム/ギーツキラー、仮面ライダーウインドに次ぐ本作三度目の登板となる。