概要
1960年代に製作された怪獣バラゴンの着ぐるみが、その後も改造を繰り返して別怪獣として使用され続けたことから生まれた、着ぐるみ基準の怪獣のカテゴリ。
全員が地底怪獣という共通点もある。
一覧
※掲載順は改造の時系列に則る。
- 地底怪獣バラゴン
初登場は映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』。
- 地底怪獣パゴス
初登場は『ウルトラQ』第18話「虹の卵」。
- 透明怪獣ネロンガ
- 地底怪獣マグラー
初登場は『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」。
- ウラン怪獣ガボラ
初登場は『ウルトラマン』第9話「電光石火作戦」。
- 地底怪獣バラゴン(2代目)
映画『怪獣総進撃』に登場にあたって、ガボラから再改造された。初代とは別個体という扱いで外観に際も見られる。
番外
- 護国聖獣婆羅護吽
映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』に登場。
着ぐるみは新規造形で、バラゴンとしては元号を跨いで実に33年ぶりの再登場となった。
その後、流用・改造された記録はない。
- 牛鬼怪獣ゲロンガ
『ウルトラマンマックス』第29話「怪獣は何故現れるのか」に登場。
脚本を担当した小中千昭は、当初はパゴスを登場させる予定だったが、パゴスの登場回を執筆した山田正弘氏が前年に亡くなってしまい、きちんと了解を得ずに登場させるのは良くないと思い、ネロンガデザインの新怪獣をデザインするよう依頼したと語っている。
着ぐるみはその後の作品でネロンガやマグラーに改造されて使用されたことから、平成のバラゴン系列といっても過言ではない扱いとなっている。
映画『シン・ウルトラマン』に登場。
この3体は原典同様、同一の着ぐるみの改造によって造形されており、劇中でも意図的に製造された生物兵器であるために外見が類似しているという設定が取り入れられた。
派生ネタ
上記の通りシン・ウルトラマンでは、当時の着ぐるみ事情をリスペクトするネタとして、禍威獣同士の外見が似ていることを劇中で言及しており、その理由付けまで設定している。
『ウルトラマンアーク』第9話「さよなら、リン」では、生物学的視点からパゴス、ネロンガ、ガボラ、マグラーの祖先が共通であるという説が言及されている。
