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概要

この単語は、「類似した状況に対し、異なった指針が適用される」ことを指し、それは概ね不合理かつ矛盾を含むものである。この言葉はダブスタと略されるケースがある。同じ意味としてダブルスピークがある。簡単な例としては

  • 恋人家族)が大切だ」と常々言っている人間が浮気不倫を繰り返している
  • 平和が大切だ」と宣わっている人間が戦争を肯定している
  • ルービックキューブを分解して色に合わせて並び替えてから組み立てて完成とする』というズルを自分が嫌っていたり、見下している対象がやった時は「インチキ、卑怯、きたない」と非難しておきながら、自分が好んでいたり目上の存在等が全く同じズルをやった時は「賢い、頭脳プレー、効率的」と称賛する

などがある。

また、ある者が2つの違う意見を持つ様を指すケースがある。この指針が「習慣道徳差異による区別」の場合はこう呼ばれない。「俺(○○)はいいけどお前(●●)はダメ」といった考えが見受けられる言動や判定(ジャッジ)も、ダブルスタンダードと言える。

特に政治的な内容の発言行動に対し用いられる、例えば「自らがと見なすものが行った疑惑の行為に関しては激しく追及を行うが、自ら、あるいは味方と見なすものが行うそれは追及せず、逆に擁護すらする」等……が知られており、その中には何らかのレッテル等も含まれるとされる。

この矛盾した2つの意見がそのままターゲットへの命令に向けられる事象をダブルバインドと言う。

金融用語としては、「等、2つの異なる本位貨幣を用いる」システムがこう呼ばれる。

問題点

特に現代において「法の下の平等」を謳った現代法の基本原理に反するケースが多く、また、特定人種階級属性(特徴)等に対する差別となる。これを拡大解釈し合理的な区別に対し、この言葉をレッテル貼りとして用い、逆に不合理な状況に追い込むケースも存在する(この場合は『主観』の言葉も併用される)。また、ダブスタ行為そのものを強引に正当化しようとする者もいる。

ネットスラングとして

ネットスラング的にはもっと単純に“普段自身が行っている主張や意見をその時の都合、あるいは相手によってコロコロ変えていくような姿勢を指す言葉”としても使われている。例えば普段は「自分は他人への誹謗中傷は絶対にしない」としている人間が、いざ自分が嫌っている相手に対しては「アイツは最低のクズ野郎だ」等と前に自分で否定していたものと同然の言動に及んでいながら、それを「言っておくけどこれは正当な批判だから」と、都合のいい屁理屈詭弁で正当化する様をこの“ダブルスタンダード”と揶揄、表現したりする。

pixiv百科事典では

一部のpixivユーザーの中にも上記スラングの“ダブスタ”に近い態度で記事編集を行う者はおり、記事内の特定の記述(主に独自研究や解釈に近い情報ないし限定な根拠にしか基づいていない対外評価といったもの。だいたいネガティブな内容であることが多い)を自分や仲間内での裁量で削除しておきながら、別の記事ではそのユーザー自身が同様の恣意的な編集をしていたり、あるいは自分は安易な記事作成や編集を繰り返しておきながら、いざ他人が同じことをすると自分のことは棚に上げてそれを咎めて来る。

他にも「○○だから」という理由を口実に記事の一部や記事そのものを削除するが、その○○が該当したり含まれる別の記事に関しては黙認スルー我関せずに徹するケースも散見されている。いずれも判断基準としては、その多くが結局のところ「自分のお気に入りであるか否か(自分の好みや感性、価値観に合わない物であるか否か)」に依る。

プロフィールで『閲覧専用』と記述しておきながら、記事の作成・編集に積極的な態度を取るユーザーも、この中に含まれている。

また荒らしを撲滅すると声高に宣言しておきながら、詭弁を振りかざして荒らし同然の行為を繰り返しているユーザーも該当する(この場合、本人はあくまで良識に基づき正しい編集をしていると思い込んでおり、実際は自己本位な言い分のもと自分もコミュニティを引っ掻き回す共犯者の一人となっている事に気付いていないケースが多い。特に同じ様な価値観を共有するごく一部のユーザー達から共感を得られたり、運営側からも注意をされなかった場合、自分は間違っていないとますます盲信してしまう傾向に陥りやすい)。

注意

この記事内で当該キャラクターやユーザーを記載することは編集合戦やトラブルの原因となる為、極力控えることが推奨される。

外部リンク

wikipedia二重規範

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