ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

2つの矛盾した命令をする心理現象を言う。グレゴリー・ベイトソンによって提唱された。

心理学上は「肯定的ダブルバインド」「否定的ダブルバインド」の二種類があるが、世間一般では知名度は「否定的~」の方が圧倒的に高い傾向にある。


否定的ダブルバインド編集

例を挙げれば、以下のように言ったものがある。

  • 「組織のボスが隠し事をしている下っ端に『怒らないから正直に言いなさい』と言うも実際に言ったら激怒する
  • 『テレビは見ると馬鹿になる(テレビは見るな)』などテレビ視聴者を冷笑してきた有名人が地上波に毎日のように出演する
  • 「親が子供に『早く独立しろ』などと言いながら、何かと子供の行動に干渉(妨害)する

上記の例を見てもらえれば分かる通り、ダブルバインドを強要する主体は対象よりも圧倒的な権力を持った人間に多く、「指定したターゲットへの絶対的な支配」が行動の裏の心理に表れていることが分かるはずである。矛盾した命令を言われた側は混乱状態に陥り、「逃げられない」という言葉の裏の意味を悟って重度のストレスを抱え込み、最悪鬱病発症や自殺などを引き起こす危険性がある。


肯定的ダブルバインド編集

こちらは特に『エリクソニアン・ダブルバインド』と呼ばれる。

  • 「店員が買うとは決めていない客におすすめの商品2つを提示する(『物を買う』という命令の過程が省略されている)」
  • 「親が課題などの義務をだらけている子供にいつするのかを聞く(『義務をやる』という命令の過程が省略されている)」

など。こちらは否定的~とは逆に2つの事柄の行動の結果が一致しており、命令の過程を省略することで強要感を緩和させる目的で使われる。こちらも「逃げられない」点で同じなのだが、ストレス面の負担は少ない。このやり方の方が対象は省略された命令に素直に従いやすくなるため、主にビジネス面で使われることが多い。


関連タグ編集

心理学 拘束 にげられない! 洗脳

選択肢のないアンケート 答えは聞いてない


「否定的~」の方限定の関連タグ編集

矛盾 無責任 自己中 モラルハラスメント ダブルスタンダード どうしろと

粘着 執着 寄生 支離滅裂 俺ルール 独善 過干渉

どうあがいても絶望 逃げ場のないアンケート

ソフィスト ストックホルム症候群

毒親 ブラック上司 自己愛性人格障害 統合失調症 対立厨

エピソードデルタとある人物「どちらの選択肢を選んでもプレイヤーを冷笑し不快にさせてくる」という展開があり、当エピソードが不評を買っている原因の一つとなっている。

さよなら絶望先生:115話『ダブルンの市民』でこの言葉が出てきたが、使われ方はジレンマと同じ意味であった。


「肯定的~」の方限定の関連タグ編集

営業マン 自己暗示

ん、先生、ちょっと時間もらうね。:肯定的ダブルバインドを説明する上で最も分かりやすい例(特に#15、#21)

関連記事

親記事

心理学 しんりがく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 400796

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました