概要
作者は池田多恵子。「ちゃお」(小学館)にて1994年10月号から1995年9月号まで連載された。全3巻。
なお、テストパターン的作品「ビビデ・バビデ・ぶーりん!!」が、「ちゃお」の増刊誌「ちゃおDX」1993年秋号に掲載されている。
『愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん』というタイトルでテレビアニメ化され、1994年9月3日から1995年8月26日まで、毎日放送制作、テレビ山口を除くTBS系列27局で放送された。MBSからネットした26局のうち、17局はMBSと同時ネット、8局はローカルニュース番組のため遅れネット、青森テレビは「サザエさん」のスポンサードネットのため遅れネットとなった。TBS系列のない秋田県では秋田放送(日本テレビ系列)で放送された。全51話。アニメーション制作は日本アニメーション。
アニメ放送開始前に、同じ小学館の「増刊少年サンデー」に連載されていたブーリンという名の子豚が登場する森真理の漫画『なーんとなくブーリン』との類似性が指摘されたため、オープニングで森真理が「原案」としてクレジットされるようになった。
通常の変身系魔法少女のアニメ作品は、変身後はかっこいい姿で描かれるのだが、この作品は人間から豚に変身するといういわゆる逆の発想で考えられた作品でもある。またpixiv内にて、人間からケモノ系に変身する過程を描いた、transfur作品が多く投稿されるのも、この作品が影響しているのだろう。
1994年10月15日が本放送の第7話「傷だらけのヒロイン」には甲斐田ゆき氏が母親A役で出演。同氏について確認できる最古のテレビアニメ出演である。
そして、歴代土6で最高視聴率16.2%を叩き出したアニメであった。
ストーリー
聖林檎学院中等部に通う中学1年生の少女国分果林は、2学期が始まる朝、道端で子豚を見つける。その子豚はブーリンゴ星という星の王子様トンラリアーノ三世で、修行のため地球に来ており、変身してスーパーヒロイン「ぶーりん」として活躍してほしいと頼んできた。そして変身してみると、なんとピンクのブタになってしまったのである。当然断る果林だが活躍に応じて真珠が貰え、108個集めると憧れのヒロインに変身できるキットがもらえる事が出来る。しかし、正体がばれてしまうと一生ぶーりんのままとして過ごす事になってしまう。こうして果林は学校生活や恋、ちょっとかっこ悪いけど、正義感あふれる愛と勇気のピッグガール「ぶーりん」として、活躍する事となる。
登場人物
主題歌
オープニングテーマ
「愛はカッコわるい」
作詞 - 藤野まなみ / 作曲・編曲 - 片岡嗣実 / 歌 - パーキッツ
エンディングテーマ
「ぶーりん あ・ら・もーど」
作詞 - 藤野まなみ / 作曲・編曲 - 片岡嗣実 / 歌 - パーキッツ
没展開
黒羽競子は中盤に変身アイテムを使用し「コケコッコー」と言うニワトリ型鳥人に変身、ぶーりんのライバルになる予定だった。本編ではボツになったが、後に発売されたCDドラマではコケコッコーに変身し、ぶーりんと対決する。放送当時に展開していたコミカライズにもコケコッコーは登場しているが、これは没設定の名残。
関連タグ
ムカムカパラダイス(前番組)
ママはぽよぽよザウルスがお好き(後番組)
ウルトラマンティガ(次々番組) - ここから平成ウルトラシリーズ三部作
このヒーラー、めんどくさい…「泊まって!ぶーりん」という名前の宿が有り、名前の元ネタが本作なことをアニメのサブタイトルなどで触れている。