安村光雄
やすむらみつお
CV:鶴岡聡
概要
東城会系三次団体「荒川組」若衆で、主人公・春日一番の荒川組若衆時代からの弟分。愛称は「ミツ」。
春日のことを「兄貴」と呼び慕っているが、シノギの際に裏ビデオ屋から回収した金を騙された高校生に返して来いと命令されたり、借金取りの際に債権者から金を取らずに財布だけを取る等の暴走しがちな春日に振り回されて一緒に若頭の沢城丈から制裁を受けたりと胃や心臓がハチの巣にされている苦労人でもある。
だが、渡世の親である荒川真澄同様、春日の人情深い性格を解っているためか、彼のことを悪し様にいうことは無い。事実、前者では苦い顔をしながらもちょろまかしたりはせず素直に高校生に金を返したり、後者ではその債権者が母の治療費と入院費のために借金をしていたと知った際には恫喝したことに対して申し訳なさそうな表情を浮かべているなど、荒川や春日同様、人情深い一面も見受けられる。春日が出頭し、その間に荒川組が近江に転身した後でも春日の事は慕っており、立場上では上になったものの、変わらず彼のことを「兄貴」と呼んでいる。
作中の活躍
龍が如くONLINE
荒川組若頭補佐まで登りつめており、春日たちの敵として立ちはだかる。
しかし、敵対関係となっても春日への情を捨て切れなかった為敗北し、その後沢城の仕掛けた爆弾に巻き込まれるも命からがら逃げ延びており、春日の仲間に加わった。
また、妻子持ちである事が判明した。
龍が如く7 光と闇の行方
2001年に春日が荒川真斗の罪を被って神室署に出頭してから18年後の2019年、荒川組は東城会を裏切り近江連合の一員となった。それに伴い、38歳になったミツも近江の組員となっていた(役職は不明だが、近江連合若頭・渡瀬勝を本部に迎える際に彼の側近として付いていた事から、『ONLINE』と同様幹部クラスの可能性が高い)。
中盤では、横浜流氓のゴタゴタにより捕らえられていた趙天佑を「バレたら始末される」のを承知で救出。そして春日に「荒川の親っさんが近いうちに博打を打つ」ことを伝え、横浜・伊勢佐木異人町を去っていった。
その後、大阪・蒼天堀を訪れた春日と再会し、彼が荒川と再開するために近江の本部に忍び込むの手はずを整える。…が、早く荒川に会いたくて仕方がなかった春日が我慢しきれずに近江の本部に乗り込んでいくというハプニングが発生し、更に真島吾朗や冴島大河といった東城会のレジェンド幹部と戦闘になるというとんでもない事態になってしまう(本人曰く「生きた心地がしなかった」…そりゃそうだ)。実は荒川の本心を知っていた数少ない一人であり、前述の「博打」というのも東城会・近江連合の同時解散宣言の事を指していた。
蒼天堀での戦いの後は暫く姿を見せていなかったが、ラストでの荒川親子のお別れ会には出席している。堂島大吾や渡瀬が立ち上げた警備会社に就職したのかは明確に描写されていないが、恐らく彼も荒川の遺志を継いで就職したと考えられる。
しかし、続編『8』では登場しておらず、消息不明となっている。
余談
スピンオフ『龍が如く維新!極』では、隊士カード「安村光成」として登場した。